日産ティーダC11型の口コミ評価のまとめ

日産

2004年発売の日産ティーダの口コミ評価をまとめてみた。
乗り心地の悪さを指摘する声も多いが、改善方法も報告がある。
これ一台で4人家族のファミリーカーとして十分使える広さと経済性、安っぽくない内装が利点である。

マーチのBプラットフォームを延長したもの

マーチなどに使われてきた日産Bプラットフォームをベースに開発されてきた。
もちろんマーチに対しホイールベースを大幅に延長している。
全長4,205mm、全幅1,695mm、全高1,535mmとなっておりこのクラスでいまや珍しくなった5ナンバーサイズとなっている。

実はここがティーダ最大の欠点

4,205mmものある全長に対し、マーチのプラットフォームの使いまわしは非常にいただけなかった。
実際、非常に乗り心地が悪く、すぐに手放してしまうオーナーもいるほどだ。
スカイラインにも搭載されているリップルコントロールという機構が付いているが、これは小さな揺れを抑える能力しかもっておらず、すこしでも路面が荒れると激しく乗り心地が悪くなる。
特に後席では手でつかまっていないと姿勢が保てないほどだ。
ちなみにサスペンション形式は前がストラット式なのに対し後がトーションビーム式である。

フロアサポートバーの効果は

乗り心地改善のためフロアサポートバーでボディ補強するオーナーも多い。
床下を補強するものであるが効果はそれなりにあるようである。
さらに純正の廉価タイヤを履き替えるのもよい。
BRIDGESTONE Playz PZ-XC
BRIDGESTONE POTENZA POTENZA RE-01R
MICHELIN ENERGY XM1・XM1
などが定番どころである。

トランスミッションは4ATとエストロニックCVT

e-4WD車は4ATのみである。
日産のCVTは車種によってトラブルが多いものがあったが、ティーダに関しては平均的な耐久性があるようである。
FFのエストロニックCVTを選ぶオーナーが最も多い。このタイプの実燃費は11~15km/Lという報告が多い。車のサイズを考えると経済的と言えるだろう。

エンジンは1.5Lと1.8Lの2種類

最も普及しているのは1.5L直4,DOHCのHR15DEエンジンである。最大109PSを6000回転で出力する。元々パワーを追求する車ではないもののパワー不足を感じるオーナーは少ない。必要十分な加速が可能である。
坂道や多人数乗車の機会が多い場合は1.8L直列4気筒DOHCのMR18DEがおすすめである。こちらは最大128PSを5200rpmで出力することができる。
当然、1.8Lの方は自動車税が割高となり、年間5000円の負担増となる。

NISSAN ティーダの長所、魅力は?

乗り心地に難があるにもかかわらず、それでもティーダを選びたくなる。そんな魅力について紹介。

シートアレンジによるユーティリティー性

後部座席のスライド長が240mmもある。一番前にすればウィングロード並の荷室が確保でき、積載量を大きくすることが可能だ。また、一番後ろにすれば、シーマ以上のニールームとなる。

インテリアの高い質感

内装は決して高級感ではないがすっきりした質のいいデザインである。この価格帯の国産コンパクトカーでは最も好評であると言っていいだろう。
シートもたっぷりとしたクッションで安っぽさがない。しかし、腰周りのホールドはいまいちで、前述の乗り心地の悪さと相まってロングドライブは疲労感たっぷりという評判が多い。

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