ティアナのフルモデルチェンジは2013年内に行われる見込み
日産ではティアナのフルモデルチェンジの準備が進められており、中国市場では先月2013年3月より先行して販売が開始されている。日本でも間もなく新型ティアナへの切り替えが行われるという読みであったが、これは延期の可能性が出てきた。2012年12月頃の発売という話もある。
この新型ティアナ初期モデルに搭載されるエンジンとしては、ハイブリッドは設定されず、従来モデルのエンジンをベースとした直4 2.5Lエンジンのみがラインアップされる見込みである。
新型ティアナ、2014年に追加投入される2.5Lスーパチャージャーハイブリッド
次期ティアナに搭載されるハイブリッドエンジンについても、詳細が判明しつつある。先月2013年3月に開催されたニューヨークモーターショーで初公開となった、直4 2.5Lエンジンにスーパチャージャー方式による過給と出力15kwの電気モーターによるアシストが加わったシステムとなる見込みである。このユニットは、日産パスファインダーハイブリッドおよびインフィニティQX60ハイブリッドとして、市販化も間近となっており、このハイブリッドエンジンが新型ティアナにも搭載されて2014年内に発売されることが予測される。
写真はパスファインダーハイブリッドに搭載された新型2.5Lスーパチャージャーハイブリッド。モーター出力は15kwということなので、モーター駆動による発進はできないのではと考える。あくまでエンジンアシストに徹したハイブリッドシステムとなるが、スーパチャージャーも装備されており、システムトータルの最高出力は250ps、最大トルクは33.6kgmを発揮する。駆動用蓄電池としてはリチウムイオンバッテリーが採用された。これらのシステムを搭載したティアナハイブリッドが次期モデルのメイングレードになるはずだ。