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スカイラインのボディにGT-Rエンジン搭載、Q50オールージュ市販化は困難
スカイライン(海外車名インフィニティQ50)に、GT-Rの3.8L V6 ツインターボエンジンを搭載したQ50オールージュが昨年2014年の北米国際オートショーで公開されていた。その後、世界各国のモーターショーでその車体は披露され、Q50オールージュの市販化が期待された。
日本市場においてもスカイラインオールージュとしての発売が予想されたが、その計画は中止となったようである。
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インフィニティQ50オールージュに搭載される3.8L V6 ツインターボエンジンは最高出力560ps、最大トルク61.2kgmであった。
このエンジンに組み合わさるトランスミッションは、GT-Rでは高トルクに対応した6速DCTが採用されるが、スカイラインではパッケージングの問題から同タイプの搭載は不可能。その代わりとして7速ATがQ50オールージュでは採用された。しかし高トルクエンジンへの対応はここからさらなる開発を要する。
もちろんこういった技術的課題は当初からわかっていたことである。しかし、スカイライン オールージュ市販化を推進していた、ヨハン・ダネイスン氏、アンディ・パーマー氏ら主要メンバーが日産グループを去るという人事が2014年の夏にあった。そのことによって彼らが進めていた採算性の低いモデルの計画は中止。スカイラインオールージュ開発についての資金調達が難しくなったというわけだ。
一方で、今年2015年の北米国際オートショーではインフィニティQ60が発表された。これは次期型スカイラインクーペに相当するモデルであるが、この車体にモンスターエンジンの搭載を期待する声が早くも上っている。