日産プリメーラP12,WP12型は2001年から2008年にかけて世界で販売された。中古車市場では型落ちの軽自動車やコンパクトカーと同価格帯となっておりコストパフォーマンスが高い。決して高級な車ではないが、フォーマルなシーンにも対応する雰囲気を持っていると評価が高い。
P12、WP12プリメーラを中古車で買うときの注意
P12,WP12メンテナンス関係(持病、トラブル、耐久性)
プリメーラに搭載された日産のCVTはトラブルが多発で8万キロ程度で故障するものが頻出している。このあたりが、中古車相場での不人気車種の原因の一つだ。相場も安く信頼性の高い1.8Lの4ATが特におすすめとなる。
エンジンはQR20DE型 2.0L 直4 DOHC、QR25DD型 2.5L 直4 DOHC、SR20VE型 2.0L 直4 DOHC、QG18DE型 1.8L 直4 DOHCとラインナップされている。これらはタイミングチェーン採用エンジンなので10万キロごとのタイミングベルト交換が不要だ。
カーオークション中古車落札相場
セダン修歴無し4点のカーオークション相場は7年落ちで20万~40万が多い。
ステーションワゴンはセダンに対し10-15万高だ。
ダーク色はプラス10万~15万ぐらい値上がり傾向がある。
シルバー、グレイ、ホワイトのタマ数は多い。
マイナー車種なので、基本的に出品台数は少なめだ。
P12,WP12プリメーラモデル特徴
前期モデル、後期モデルでフロントグリルの意匠が異なる。前期はアクの強いタイプ、後期はスッキリしている。
セダンP12とステーションワゴンWP12の2タイプがある。
ステーションワゴンはCVTのみで4ATの設定はない。
日本では不人気のため2006年に生産中止となっているが、欧州では2008年まで生産されていた。
セダン、ステーションワゴンの他にハッチバックモデルが欧州のみの設定で存在する。
P12,WP12プリメーラの長所と短所
ユーティリティーに工夫が足りない
P12セダンにはトランクスルーなど後席のシートアレンジの機構が全くない。使い勝手のいいミニバンやコンパクトカーが車の主流の現在では、P12プリメーラセダンの大きな欠点と考える顧客も多い。
ステーションワゴンモデルは後席の折りたたみが可能だ。
ユーザーからの実燃費の口コミ評価
P12プリメーラの実燃費報告によると概ね10km/L前後というユーザーが多い。1.8Lの4ATモデルも2.0LのCVTモデル、そしてワゴンもセダンもだいたい同じくらいだ。
今となってはあまり良い燃費ではないので、走行距離の多い方は注意していただきたい。
エクステリアは今でも通用する
P12,WP12プリメーラの長所としてエクステリアの良さを褒める口コミ評価が多い。中古車でしか買えなくなってしまったが、その外観はいまでもスタイリッシュに感じるし、見栄えがいいと評判だ。
固い乗り心地としっかりしたハンドリング
代々のプリメーラシリーズと同様に足回りは硬めのセッティングでいわゆるスポーツセダンの性格を持つ。
サスペンション形式はフロントがマルチリンク式、FFのリアがマルチリンクビーム式、4WD車のリアがパラレルリンクストラット式となっている。
シートの作りは口コミの評判がいい。長時間運転しても疲れないシートは見た目はシンプルでも機能性は素晴らしい。