モコ新型三代目(日産SA2)の評価と口コミ

日産

新型モコは今回で三代目となるフルモデルチェンジデビューをした。

新型モコはこんな車

新型モコの基本設計はMRワゴンと同じ

モコは日産から販売されるが、製造はOEM提携を結んでいるスズキが行い、MRワゴンと一部の外観を除いて共通車体となる。

モコのグレード・価格設定はMRワゴンに近い

モコ(SA2) MRワゴン(MF33S)
グレード エンジン オーディオ&バックビューモニター オーディオレス グレード エンジン オーディオ&バックビューモニター オーディオレス
2WD 4WD 2WD 4WD 2WD 4WD 2WD 4WD
G ターボ ¥1,393,350 ¥1,510,950 ¥1,340,850 ¥1,458,450 T ターボ ¥1,393,350 ¥1,510,950 ¥1,340,850 ¥1,458,450
X NA ¥1,215,900 ¥1,333,500 ¥1,163,400 ¥1,281,000 X NA ¥1,215,900 ¥1,333,500 ¥1,163,400 ¥1,281,000
S NA     ¥1,079,400 ¥1,197,000 G NA ¥1,131,900 ¥1,249,500 ¥1,079,400 ¥1,197,000

モコはオリジナルのMRワゴンとほぼ同じラインアップが設定された。
ただし、ベースグレードのモコGには、タッチパネル式のオーディオ&バックカメラをオプション装備することができない。MRワゴンではベースグレードSでもオーディオ&バックカメラの装備が可能だ。
ターボエンジン搭載車をモコではGグレード、MRワゴンではTグレードと呼ぶ。さらにベースグレード車はモコではSグレード、MRワゴンではGグレードと呼ぶ。これらのグレード名は、2車種で見積りを取る顧客からすれば少し混乱を招きそうなので注意していただきたい。

新型エンジンR06Aを採用

スズキが製造する新型のR06A型DOHCエンジンを採用している。
このエンジンが搭載されるのは、MRワゴンに続き2車種目である。
従来のK6A型と比較して、軽量化、ロングストローク化がされている。特に騒音減となる箇所を高剛性化し、従来よりエンジン騒音を大幅に減少させたのは評判が良い。
また、NAエンジンには吸気側だけでなく排気側にもVVT(可変タイミングバルブ)を採用したのも進化の一つだ。燃焼効率を高め環境性能や加速性能も向上している。
ターボエンジンモデルは吸気側のみのVVTとなる。

トランスミッションはCVT

先代モコは4ATのみの設定であったが、新型モコでは全グレードでCVTの採用となった。CVTはもはや熟成されたトランスミッションである。昔のCVTような、ギクシャク感もなく、しっかりしたスムーズな加速、そして巡航時にはエンジン回転数を抑えた低燃費な走りが実現されている。

広くなった室内

新型モコの室内長は先代モコと比較し18cmも伸びている。
特に後席の足元が広々しているのが印象的だ。
室内幅はダイハツのムーヴなどに比べると控えめだ。ムーヴ、ミラなどのダイハツ車は室内幅を最大限に大きくする傾向があるが、騒音の入り方や車体剛性も考えると、車全体のバランスとしてはモコ並の室内幅の方が好感が持てる。
荷室は室内長を多く取ったせいで、スペースは小さい。グレードX、Gには左右独立のスライドシートが装備されているので、荷室を広げることもできるが、それでもやや狭い。
リアシートを折りたためば、ほぼフラットになる点は評価が高い。

オーディオ&バックビューモニターは必要か?

新型モコはタッチパネル式のオーディオ&バックビューモニターをセールスポイントの一つとしている。
このタッチパネル式オーディオだが、ナビとの同時取り付けはできない。
現在の受注状況では、ほとんどのモコでオーディオ&バックビューモニターのオプションを選択する場合が多いようだ。
ただし、MRワゴンのオプションとして先行して販売されているオーディオ&バックビューモニターの口コミの評価があまりよくない。
表面がつるつるのタッチパネルは、操作しにくいという口コミが多いのだ。
また、黒光りしたタッチパネルディスプレイ面は指紋が目立ちやすく、実際の使用時はあまり美しくない。専用の指紋拭き取りクロスまで装備してあるのは皮肉にも感じる。
ディーラーのセールスマンの押しで何となく付けてしまったオプション装備だろうが、これだったらナビを取り付けたほうが賢明だ。

新型モコと新型MRワゴンの違い

新型モコと新型MRワゴンを比較した場合、MRワゴンが若者向けでユニセックスなイメージなのに対し、モコはママ向けで女性らしいのが特徴だ。

専用色モコベリー

新型モコ(専用色モコベリー) MRワゴン
モコ MRワゴン

新型モコのオリジナリティーとして、専用色モコベリーが設定されている。
女性にターゲットを絞ったモコならではの上品なピンク色のボディカラーは人気色になりそうだ。

モコはより女性らしいデザイン

モコらしさが表れているのは、フロントのデザインだ。
モコはターゲットを完全に女性向けに絞ってきた感じがある。可愛らしいヘッドライトやフロントグリルはママ世代からの評判が良い。
ゆるキャラのようなフロントマスクを持つ新型MRワゴンがユニセックスな印象を持つこととは対照的だ。

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