インフィニティQ30が生産開始、英国の最新工場から世界各国へデリバリー
日産は英国サンダーランド工場でインフィニティQ30の生産を開始した。
インフィニティは日産がグローバル市場で展開するプレミアムブランドで、日本市場には導入されていない。ただし、インフィニティQ50が日産スカイライン、インフィニティQX50が日産スカイラインクロスオーバーといった具合に日本専用の車名が与えられ、日産ブランドで販売されるモデルがある。
そんなインフィニティからの新型車Q30は、同ブランドで初導入となるコンパクトハッチバックモデルで、ライバルとなるのはレクサス・CT、メルセデスベンツ・Aクラス、BMW・1シリーズ、アウディ・A3といったあたり。A1をラインアップするアウディを除き、各ブランドのエントリーモデルとしてポジショニングされ、プレミアムカーとしては販売台数の多いセグメントとなる。
日産はこの強豪ひしめくセグメントに市場参入するにあたって、サンダーランド工場に2億5000万ポンド(日本円換算約463億円)を投入し、インフィニティブランド専用ラインを新設。この新ラインでQ30は生産され、各国へデリバリーされることになる。
Q30は東京モーターショーでの出展が無かった、日本発売が実現しても遅くなりそう
Q30は9月のフランクフルトモーターショー2015で市販型がワールドプレミアされ、さらに11月のロサンゼルスオートショー2015では派生クロスオーバーSUVのQX30も発表を終えている。しかし、これまで日本市場に向けたアナウンスはされておらず、10月の東京モーターショー2015での参考出品も無かった。
新型Q30が日本で販売されることが期待されるが、実現したとしても欧米の発売よりかなり遅いタイミングとなりそうだ。