フーガ後期モデルは、インフィニティQ70のエクステリアデザインと共通化されるのか
現行フーガは2009年に2代目として発売され、今年2014年で販売6年目を迎えるモデル。日産の上級セダンとしてラインアップされるが、特にシーマおよびプレジデントがラインアップから外れた期間は、日産のフラグシップを担ったことでより高級車としての認知がなされるようになった。そんな2代目シーマの後期モデルへのマイナーチェンジが、2014年秋冬にも実施されそうだ。
既に海外版フーガ、すなわちインフィニティQ70が2014年4月のニューヨーク国際オートショーでマイナーチェンジ発表されていた。日本のフーガ後期モデルのエクステリアデザインもQ70後期モデルに準じたものとなることが予想される。
フーガ後期モデルは、脱フラグシップによりスポーティーなデザインとなる
前述の通り、これまでフラグシップを任されてきた経歴のあるフーガは高級感を優先したデザインが採用されてきたように感じる。ただ2012年のシーマのラインアップ復活により、フーガ後期モデルはフラグシップという縛りが無くなった。インフィニティQ70後期モデルと同じようにスポーティーなメッシュグリルが採用される可能が高いと考える。スカイラインの例でもあるように、日産エンブレムではなく、グリル内のインフィニティエンブレムもそのまま採用されるかもしれない。
ヘッドライトは外形こそ変わらないように見えるが、レンズ内にアイブロウ調の装飾が加わることで目つきは鋭くなる。
リアビューでは、トランクフードのデザイン変更が盛り込まれる。Q70後期モデルではメッキ装飾パーツが大きくなり、リアコンビネーションランプは中央方向に伸ばされることで、アグレッシブなイメージが強くなった。
今回はあくまでマイナーモデルチェンジということで、基本的なボディラインは変わらない。ただし、ラグジュアリーな雰囲気の丸みを帯びたボディラインが特徴的であった前期型と比較して、後期型は全体としてエッジが効かされた印象を得るだろう。