シーマがフルモデルチェンジ、V6ハイブリッド
日産のシーマがフルモデルチェンジして、今春2012年5月から発売される。
2010年8月からの販売休止期間を経て、再び日産セダンのフラグシップモデルとして復活することになる。
次期シーマに採用されるパワーユニットは、V6ハイブリッドのみの設定となり、ハイブリッド専用車ということになる。
新型シーマへのV8ハイブリッドの採用は見送り
新型シーマに搭載されるエンジンとして、これまで有力と考えられてきたのが、V8 5.6Lのハイブリッドユニット。
次期シーマの発売を機会に、日産の新型エンジンとしてデビューすることが期待されていたが、どうやら開発が間に合わないようだ。
代わりに採用されるのが、V6 3.5Lハイブリッド。
フーガハイブリッドと共通エンジンということになる。
プラットフォームについてもフーガのものをベースに開発されているが、ホイールベースは100mmも延長され3000mmに。
フーガよりもリアシートの快適性に重点を置いた設計になる。
ライバル車としてレクサスLS600h/LS600hLがよく挙げられるが、こちらはV8 5Lハイブリッド。
ボディサイズは近いものの、エンジンを見れば新型シーマの方がやや格下ということになる。
ただし、燃費性能を比較すれば、排気量の小さい新型シーマが有利。
JC08モード燃費は、LS600h/LS600hLが11.0km/L、新型シーマが15km/L程度になるとされている。
この新型シーマの車体価格は、最も低いグレードで800万円程度が想定されている。
今回のフルモデルチェンジではV8ハイブリッドの採用が見送られたが、このハイブリッドエンジンは近い将来のマイナーチェンジで、シーマに採用されることを期待したい。