次期i-MiEVが開発中、2016年内に三菱と日産の両ブランドで販売される見込み
三菱i-MiEV後継モデルが2016年内にも発売される計画となっている。
三菱自動車と日産は2011年に軽自動車事業を担当する株式会社NMKVを共同出資により立ち上げていた。その後、ek、デイズ、eKスペース、デイズルークスなどの三菱と日産の両ブランドで販売される軽自動車を企画、開発、生産している。
そして、現在市販化に向けて開発が進行しているのが、三菱・i-MiEV後継車に相当する次世代EV軽自動車である。
i-MiEV後継モデルはFFレイアウトの採用、使い勝手の良さで日常で選ばれる軽EVに
現行i-MiEVは2009年に発売されたモデル。独特の流線型ボディは設計自由度の低い軽自動車の中では特に異色の存在で、国内販売が弱点の三菱自動車のラインアップの中でも人気モデルとなっていた。EVの他に一般的な軽自動車用ガソリンエンジンをMRレイアウトで搭載させたiが同じボディデザインでラインアップされたが、現在はEVのi-MiEVのみの販売が継続されている。
i-MiEVについては販売期間7年となるタイミングで次期モデルへ切り替わることになるが、次期モデルはガソリンエンジン搭載車の設定は無く、EV専用車となる見込みだ。
ただしプラットフォームは現行のekおよびデイズがベースとなる。つまり、通常のFFレイアウトの採用ということで、i-MiEVのような近未来的なエクステリアデザインになることは期待しないほうがいいかもしれない。i-MiEV後継モデルは高い居住性と積載能力が与えられることで日常で使いやすい軽EVとなるだろう。
国内のEV市場と言えば、日産が専用車のリーフをラインアップし業界を先導してきたイメージが強い。次期i-MiEVは日産ブランドでも別車名で販売されることになり、日産のEVシェアが拡大することが予想される。