アイミーブのフルモデルチェンジに向けて三菱&日産が共同開発
アイミーブの次期モデルが開発中であることが明らかとなった。
想定される市販時期としては2015年以降が挙げられる。
(写真はConcept CA-MiEV、ジュネーブモーターショー2013)
アイミーブは三菱自動車が2009年から販売してきた軽自動車規格の電気自動車。現行の初代モデルは三菱が単独で開発してきたが、次期モデルは日産との協業で行われることになる。既に、三菱・ekワゴン、eKスペースおよび日産・デイズ、デイズルークスらの新型軽自動車を共同開発し市販化に成功させてきた両社は、次はEVの分野でも手を結ぶことになる。
これまで三菱がアイミーブを販売してきた一方で、日産はリーフでEV市場にチャレンジしてきた。特にEVという分野で両社はライバル関係であったわけだが、いずれも給電設備が十分に普及しないという問題を抱えていた。
日産は2016年度までに累計150万台のEVを販売する計画でいたが、この目標達成は2018~2019年度にまで遅れると見込んでいる。今後、EV市場が拡大するかどうかは、給電設備普及の問題と車両価格の低価格化が決め手となるだろう。
アイミーブと同じボディのガソリンエンジン車、アイの復活も期待される
また三菱は、EVではないガソリンエンジン搭載モデルとして、アイミーブと同型ボディのアイをラインアップしていた。660ccのガソリンエンジンをリアミッドシップに搭載した人気のあるモデルであったが2013年9月に販売を終了している。EVの普及にはまだ時間が必要というのが現実で、ガソリンエンジン搭載車のラインアップも期待したいところだ。
三菱のアイミーブはシトロエンにもOEM供給され、C-ZEROとして販売されている。