GS Fがジュネーブモーターショーで欧州プレミア、自然吸気V8エンジン搭載
レクサスは1月に開催された北米国際オートショー2015でGS Fをワールドプレミアさせていたが、その車体は3月のジュネーブモーターショー2015でも公開された。
GSシリーズは2012年にフルモデルチェンジされた4代目モデル。そのボディにV8 5.0Lの2UR-GSE型エンジンを搭載させたのがGS Fということになる。
かつてのレクサスのラインアップで、この2UR-GSE型エンジンを搭載していたのは、GSシリーズよりワンサイズ小さなISシリーズであった。現行ラインアップでは、セダンのISに代わり、クーペの新型RCシリーズが2UR-GSE型エンジンを引き継ぐことになり既にRC Fとして市販化されている。そして、セダンモデルとして2UR-GSE型エンジンを引き継ぐのがGSシリーズということになる。
NAエンジン搭載のGS Fは控えめの最高出力、軽量ボディがアドバンテージ
軽量セダンにハイパフォーマンスエンジン搭載というIS Fのコンセプトは、GS Fにおいても引き継がれ、その車体重量は1830kg。他のV8エンジンを搭載するプレミアムセダンと、車体重量を比較すると、BMW M5が1980kg、メルセデス E63 AMGが1940kgということで、GS Fにアドバンテージがありそうだ。ただし、これらドイツ勢はいずれも過給器を備えており、サイズの近いV8エンジンながらも最高出力560psクラスとなっている。NAエンジンを搭載するGS Fの最高出力は473psにとどまる。
新型GS Fの発売は2015年後半としており、日本市場についても同時期の発売が予想される。