トヨタはランドクルーザー70の再販モデルの発表を2023年8月2日に行った。基本構造を継承しながらも、丸目のLEDデイタイムライト採用など、現代的な顔つきに仕上げられた。
プラド後継、新型ランドクルーザー250との同時発表となった。
復活ランドクルーザー”70″の車両概要
継続販売モデルとして国内復活が発表された。”70″シリーズの特性を継承しながら、時代に合わせて進化している。
力強い動力性能と低燃費を両立する2.8Lディーゼルエンジン&6ATを採用
従来のガソリンエンジンから、高い信頼性を誇る1GDディーゼル 2.8Lターボエンジンへパワートレーンを一新された。
耐久性に優れ信頼度の高いラダーフレームは継続採用される。優れたオフロード走破性を維持しながら、さらにオンロードでの乗り心地も向上された。
ランドクルーザー70 2023年発表 主要諸元・プロトタイプ
- 全長 4,890mm 全幅 1,870mm 全高 1,920mm ホイールベース 2,730mm
- エンジン1GD-FTV ディーゼル 2.8L ターボ(最高出力 150kW(204PS)最大トルク500N・m)
- トランスミッション6 Super ECT
「ランドクルーザー 70」 復活 再々販の<まとめ>は、次のページ
ランドクルーザー70 スパイショット リーク画像
ランドクルーザー70が国内向けに復活販売される計画となっている。発売日は2023年秋頃が予想される。国内を走行中のテストカーもスパイショットされてきた。
スパイショット画像のテストカーからは、フロント部分全体とリアバンパー付近が擬装されているのがわかる。再々販となる新型ランドクルーザー70は、大幅なフェイスリフトが実施されることが想定されていた。
スパイショット画像からは、はっきりとは認識できないものの、70系初期型を彷彿させる丸目ヘッドランプに回帰されている可能性がありそう。さらにフロントグリル中央にあったトヨタのCIは無さそう。フロントデザインではこれら2点が2014年の再販モデルから大きく異なるポイントとなるかもしれない。
ボンネット先端の左には、サイドアンダーミラー(きのこミラー)も引き続き存在していそうだが、この写真では、背景にカモフラージュされており、必ず存在するとは言い切れない。
ホイールのインチアップはされていそう。2014年の再販モデルの16インチホイールと比較して明らかに、ホイールサイズが大きいのが判る。
サイドパネルやルーフライン、窓の形状は変わっていないように見える。
現在の安全基準に従った、トヨタセーフティセンスの採用もあるはずで、そのための十分なテスト走行も必要となってくるだろう。これからリークされるスパイショット画像にも期待したい。
「ランドクルーザー 70」 復活 再々販の<まとめ>は、次のページ
ランドクルーザー70の復活、オーストラリア仕様が先行
ランドクルーザー70の復活については、トヨタセーフティーセンスが採用されたオーストラリア仕様が先に発表されたことで、国内向けを待望する声も高まっていた。その後、2023年2月16日付の日刊工業新聞で、国内向け復活が報道されることとなり、その実現性が高まっていた。
ランドクルーザー70は、1984年に初期型が発売され、約20年の国内向け販売期間を2004年に終了させている。その後、発売から30年を記念するタイミングとなる2014年8月~2015年6月に、再販モデルとして一時的に国内向けラインアップへの復活を果たしていた。このときの搭載エンジンはV6 4.0Lの1GR-FE型の改良版が採用され、ボディタイプはバンのGRJ76K型だけでなく、トラックのGRJ79K型の両方が設定された。
2023年秋頃のランドクルーザー70の国内復活は、発売40周年を記念する再々販ということになる。
「ランドクルーザー 70」 復活 再々販の<まとめ>は、次のページ
復活ランドクルーザー70 日本仕様は、2.8L ディーゼル(1GD-FTV型)搭載予想
ベースとなるオーストラリア仕様では、パワートレインとして V8 4.5L ディーゼル(1VD-FTV型)と5速MTが採用され、バンとトランクの両方がラインアップされる。
日本仕様は、排出ガス規制などに対応するため、現行プラドで採用される2.8L ディーゼル(1GD-FTV型)と6速ATの採用が予想される。また、国内仕様のボディタイプは、トラックは再々販の対象とならず、バンのみが設定される見込みである。
2023年10月開催のジャパンモビリティーショーでは、トヨタ車体からの出品が期待される。

ランドクルーザー 70 復活 再々販 まとめ
- ランドクルーザー70の国内向け再々販が2023年8月2日に発表された
- テストカーがスパイショット
- 丸目ヘッドランプ
- 2023年秋頃の発売予想
- バンのみで、ピックアップトラックは無し
- 先に発表されていたオーストラリア仕様がベース
- 全長 4,890mm 全幅 1,870mm 全高 1,920mm ホイールベース 2,730mm
- エンジン1GD-FTV ディーゼル 2.8L ターボ(最高出力 150kW(204PS)最大トルク500N・m)
- トランスミッション6 Super ECT