【新着】ランドクルーザーはフルモデルチェンジで200系から300系へ、V6 3.5L ターボ搭載で発売8月頃

ランドクルーザー

トヨタではランドクルーザーの200系から300系に切り替わるフルモデルチェンジが2021年夏に計画されている。

ランドクルーザー フロントグリル

ランドクルーザー 200系

従来型200系の受注および生産については、既に終了している。そして、生産工場では、完成車体となった新型300系ランドクルーザーの姿も見え、正式な発表、発売まで間近といったところ。ただし、日本市場での発売が優先されるとは限らない。世界的な自動車向け半導体不足の影響もあり、計画通りの生産台数をこなせているのかも不透明な状況である。当初、2021年5月頃とされた発売日は、数ヶ月の延期となり、8月頃が見込まれる。

今回は搭載されるエンジンから詳しく見ていく。

ランドクルーザーのフルモデルチェンジで採用されるエンジン

V6 3.5Lターボエンジン(V35A-FTS型)

従来型200系ランドクルーザーは、V8 4.6LのNAエンジン(1UR-FE型)が搭載されてきたが、このグレードは今回のフルモデルチェンジで廃止となる。

これを引き継ぐダウンサイズエンジンとして、新型300系ランドクルーザーへの採用が見込まれるのが、V6 3.5Lターボエンジン(V35A-FTS型)である。これはレクサスLS500で搭載実績のあるインタークーラー付ツインターボのユニットで、組み合わさるトランスミッションもLS500と同じDirect Shiftの10速ATとなるだろう。日本仕様にも相応しいエンジンとなる。

ランドクルーザー200リアコンビネーションランプ

ランドクルーザー 200系

3.3Lディーゼルエンジン(F33A-FTV型)

次に、ディーゼルエンジンとしては、新開発の3.3L(F33A-FTV型)の採用となりそうだ。こちらは新しいエンジンということで環境性能も高いため、日本仕様への搭載が見込まれる。

V6 4.0Lガソリンエンジン(1GR-FE型)

また、海外仕様のみとなりそうだが、V6 4.0Lガソリンエンジン(1GR-FE型)も搭載エンジンの一つとなる見込み。このエンジンの初期型は2003年からの製造で、これまで改良が繰り返し行われることで高い信頼性を獲得してきた。海外の低品質なガソリン燃料にも対応する。

FJ CRUISER

FJクルーザー 1GR-FE搭載

遅れて新開発ハイブリッドが追加される予定

そして、次期ランドクルーザーは、いよいよハイブリッドモデルがラインナップすることになる。各国、地域で厳しくなるCAFE規制を、電動化で対応していこうというわけである。

LS500h フロントグリル

LS500h

V6 3.5L クラスのエンジンについては、既にマルチステージハイブリッドとして、電動化が完了しており、レクサスLS500h、LC500h、クラウン 3.5Lハイブリッド といたモデルで搭載実績がある。ただし、これはプレミアムカー向けの高級パワートレインという位置づけで、ランドクルーザーなどには搭載されない見込み。

ランドクルーザー200トヨタ

ランドクルーザー200系

マルチステージハイブリッドとは別に、信頼性が高くローコストなV6ハイブリッドシステムが新たに開発中となっている。

この開発中のハイブリッドパワートレインは、V6 3.5LターボとDirect Shift-10ATのパワートレインをベースに、アシストモーターを一つ装備したものになる可能性が高い。いわゆるマイルドハイブリッドシステムと呼ばれるものになりそうである。

このV6 3.5Lターボのマイルドハイブリッドシステムは、2022年にフルモデルチェンジが予定されている北米市場向けのピックアップトラック、新型タンドラから搭載されていく見込み。300系ランドクルーザーへの搭載は、その後ということになりそうである。

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リーク画像、ランドクルーザーが300系へフルモデルチェンジ

300系の次期ランドクルーザーについてはリーク画像がロシアのサイトであげられている。

300系ランドクルーザー フロントグリル

ランドクルーザー300系リーク画像

300系ランドクルーザーのフロントグリルは、シンプルな横桟を採用していること、トヨタエンブレムの存在感が強調されていることは、現行型を踏襲している。一方で六角形グリルについては廃止されているようだ。現行型で言えばRAV4系のスクウェア感のあるライン取りがわかる。

300系ランドクルーザー ナビゲーション

ランドクルーザー300系リーク画像

インテリアはシンプル。必要最低限のナビゲーションディスプレイ。

300系ランドクルーザー リアコンビネーションランプ

ランドクルーザー300系リーク画像

バックドアのデザインからもスクウェアなラインが確認できる。

300系ランドクルーザー ステアリングホイール

メーターディスプレイは2つのアナログ式を含む。

300系ランドクルーザー ヘッドランプ

ランドクルーザー300系リーク画像

連灯型のヘッドランプが採用される。

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ランドクルーザーがフルモデルチェンジ発売される時期

現在のところ、想定される300系ランドクルーザーの発売時期をパワートレインごとにまとめてみる。

まずは2021年8月頃の発売が想定されるのは、V6 3.5Lターボのコンベンショナルガソリンエンジン搭載モデル。そして、新開発3.3Lディーゼルエンジンも同時デビューとなるだろう。まずは国内向けは、これら2種類のエンジンでグレード構成が組まれる。

燃費性能の高いV6 3.5Lターボ、マイルドハイブリッドエンジン搭載モデルは、約2年後の2023年あたりに、追加ラインナップされることが予想される。

また、スポーツ志向のGRランドクルーザーの発売も計画されている。

ランドクルーザー200バックドア

ランドクルーザー 200系

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ランドクルーザー「プラド」のフルモデルチェンジは2022年の見込み

一回り小さいランドクルーザープラドもフルモデルチェンジの準備が進められている。こちらの発売時期は、300系登場から約1年半後、2022年の終盤あたりが想定される。

ランドクルーザープラド

現行ランドクルーザー プラド

ランドクルーザープラドのエンジンは2.8Lディーゼルと、遅れてハイブリッド

次期ランドクルーザープラドへの搭載が予想されるエンジンは、2.8Lディーゼルで、現行エンジンのブラッシュアップ版となる見込みである。

ランドクルーザー プラド フロントグリル

現行ランドクルーザー プラド

ランドクルーザープラド リアコンビネーションランプ

現行ランドクルーザー プラド

さらに、2023年にハイブリッドエンジンの追加が検討されているが、詳しい仕様はまだはっきりとしていない。

新型ランドクルーザープラドは新開発ラダーフレーム構造を採用

ランドクルーザープラド トヨタ

現行ランドクルーザー プラド

ランドクルーザープラド バックドア

現行ランドクルーザー プラド

ボディはラダーフレーム構造が引き継がれる。これはキャリーオーバーという意味ではなく、新開発となる見込み。より悪路に耐え得る高剛性で頑丈なボディとなり、環境性能を満たすための軽量化も果たされるはずだ。

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ランドクルーザーのフルモデルチェンジ計画、半導体供給が更に悪化

ルネサスが火災、トヨタも減産や新型車発売延期の可能性

自動車向け半導体の世界的な供給不足により、ランドクルーザーシリーズについても発売時期が遅れる可能性が高まっている。

昨年2020年はコロナ禍ということで、自動車を含めたあらゆる産業が足踏みを強いられた。一方で、外出自粛やテレワークといった社会情勢を背景に、ホームエレクトロニクス分野などでは半導体需要が急増した。半導体メーカー各社とも、これらに追従し生産体制をシフトしてきた。

ランドクルーザー インテリア

ランドクルーザー200系

しかしその後、自動車需要は想定外のスピードで回復することになる。この動きには半導体メーカーも付いていくことができず、自動車向け半導体を十分に供給することができなくなった。各国の自動車工場では組み立てラインを停止させ、生産調整を行うほどとなり、この問題は未だ解決していない。

ただし、トヨタに関しては、サプライチェーンに潜む脆弱な部分を以前から把握していた。特に半導体に関しては数ヶ月分の在庫を保有するなどの対策が取られていたため、問題の初期段階では、他メーカーに比べ生産計画の変更は小さく済んでいた。

そんななか、起こったのが昨年2020年10月の旭化成エレクトロニクスの火災である。自動車向け半導体不足に追い打ちをかけるような事態となった。この旭化成エレクトロニクスでの減産分は、ルネサスエレクトロニクスが生産を引き継ぐことになった。この対応により自動車生産への影響を低く抑えられるはずであった。

ルネサスエレクトロニクス 火災

火災があったルネサスエレクトロニクス那珂工場

しかし災難は自動車向け半導体を執拗に追う。

2021年2月の福島沖地震でルネサスエレクトロニクスの那珂工場が被災した。旭化成エレクトロニクスからの減産分を担ったばかりのタイミングである。これには完全復旧まで1週間程度が必要となり、半導体の供給はさらに悪化した。

そして致命的となったのが、同じ那珂工場で発生した2021年3月19日の火災である。

第一報では復旧まで一ヶ月は必要ということであるが、さらに延長する可能性がある。

半導体部品には余裕を持たせておいたトヨタも大幅な生産調整や、新型車発売を延期する可能性が大きくなっている。

ランドクルーザー 200

ランドクルーザー200系

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