【新型ランドクルーザー300系】F33A型ディーゼルが出荷再開へ、豊田自動織機が出荷停止指示の解除を発表【フルモデルチェンジ情報】納期さらに伸びそう

ランドクルーザー

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豊田自動織機はランドクルーザー300に採用されるF33A型ディーゼルエンジンの出荷停止指示の解除を2024年2月28日に発表した。

F33A型の不正については悪質性が低いことが、国交省の立入検査により判断され、基準適合性も確認された。最悪、型式指定の取り消し処分を受ける可能性もあったが、これは免れた。

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ランドクルーザー300が出荷停止、豊田自動織機の認証不正 2024年1月

トヨタは、ランドクルーザー300 ディーゼルエンジン搭載モデルを含む10種類(うち日本6車種)の車種の出荷停止を発表した。グループの豊田自動織機に委託していた自動車用ディーゼルエンジン3機種の出力試験において、違反行為があったことが判明した。

ランドクルーザープラド

生産終了のランドクルーザープラド(1GD搭載)も対象

出力試験時に、量産用とは異なるソフトを使ったECUを用いてエンジンの出力性能を測定し、測定する数値が安定するようにバラつきを抑えて報告する行為が行われていた。「1GD型」「2GD型」「F33A型」の各ディーゼルエンジン搭載車が対象となる。

なお、該当するエンジン/車両については、工場で生産した量産品を改めて検証し、エンジン出力の規準を満たしていることが確認されている。ユーザーに対して、ただちに使用を停止していただく必要はないと説明している。

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ディーゼル試験不正対象車種一覧(ランドクルーザー300、旧ランドクルーザープラドなど)

エンジン 搭載車両 販売開始時期 生産事業体 車両仕向け地
1GD ランドクルーザープラド 2020/8(生産終了) トヨタ
日野
日本、欧州、中東、アフリカ、アジア
ハイエース/グランエース/ボンゴブローニイバン(マツダ) 2017/12 トヨタ車体
岐阜車体
トヨタ車体(タイ)
日本、欧州、中東、アジア
ダイナ/デュトロ(日野) 2021/5 日野 日本、アジア
ハイラックス 2020/5 トヨタ・モーター・タイランド
トヨタ・モーター・サウスアフリカ
トヨタ・キルロスカ・モーター(インド)
欧州、中東、アジア、アフリカ
フォーチュナー 2020/5 トヨタ・モーター・タイランド
トヨタ・モーター・インドネシア
トヨタ・キルロスカ・モーター(インド)
欧州、中東、アジア
2GD ハイラックス 2020/5 トヨタ・モーター・タイランド 日本
イノーバ 2020/7 トヨタ・キルロスカ・モーター(インド) アジア
F33A ランドクルーザー 300 2021/8 トヨタ車体 日本、欧州、中東、アジア、アフリカ
LX500d 2022/1 トヨタ車体 欧州、中東、アジア

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ランドクルーザー300の納期が約4年と発表、2022年1月

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新型ランドクルーザー300は、昨年2021年に約14年ぶりとなるフルモデルチェンジが実施され発売となったモデルである。TNGA世代の新技術が導入され、ラダーフレーム構造を採用したGA-Fプラットフォームをベースに開発された。

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発売以来、世界中から多数の予約受注を獲得していた新型ランドクルーザーであるが、これまでは「2年以上」と公表されていた納車待ちは、実質的には3年以上と案内されることが多かった。今回「4年」という数字が正式に出された。

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自動車業界全体では半導体をはじめとする部品供給不足の問題が長期化している。ただし受注が増える新型車であっても、半年程度の納車待ちが一般的となっており、「新型ランドクルーザーの4年待ち」は異例である。

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その背景には、転売ヤーの存在もあり、トヨタは対策に動き出している。

また数年後の300系ランドクルーザーの中古車相場もしばらくは高騰していることが想定され、資産形成の一部として考える富裕層も。こういった顧客は、納車待ちが長くなってもオーダーを取り下げにくいため、納期が長引く原因として考えられる。

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トヨタ【新型ランドクルーザー300】日本発売、TNGA(GA-F)採用で510~800万円

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新型ランドクルーザーの車両価格帯は510万円~800万円

新型ランドクルーザーの消費税込み車両価格を見ていく。

ガソリン車

まずはエントリーモデルとなるGXグレードは、定員5人、3.5L V6ガソリンターボ、Direct Shift-10ATを搭載し510万円となる。ガソリン車のこれ以外のグレードは3列シート7人乗り仕様となり、AX、VX、ZXの各グレードが550万円から730万円で設定される。

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さらに最上級のスポーツグレード、GR SPORTは770万円となった。

グレード 定員(人) エンジン トランスミッション 価格
(消費税込み)
GX 5 V35A-FTS 3.5L V型6気筒インタークーラー付ツインターボ Direct Shift-10AT(電子制御10速オートマチック) 5,100,000
AX 7 5,500.000
VX 6.300,000
GR SPORT 7,700,000
ZX 7,300,000

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ディーゼル車

ディーゼル仕様は新開発のF33A-FTV型エンジンが導入される。トランスミッションはDirect Shift-10ATで、すべて5人乗り仕様となる。ZXグレードが760万円。こちらもGR SPORTが用意され、シリーズ最高価格の800万円となる。

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グレード 定員(人) エンジン トランスミッション 価格
(消費税込み)
GR SPORT 5 F33A-FTV 3.3L V型6気筒インタークーラー付ツインターボ Direct Shift-10AT(電子制御10速オートマチック) 8,000,000
ZX 7,600,000

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高次元な走りと、環境性能の向上を目指したGA-Fプラットフォームの採用

ランドクルーザー ZX

ボディとフレームは、高い剛性を確保しながら、車両として約200kgの大幅な軽量化を実現

伝統のラダーフレームを刷新し、最新の溶接技術の活用等により、高剛性(従来型比+20%)かつ軽量なフレームとすることで、衝突安全性能、静粛性、並びに走りの質を向上を果たした。ボディについても、高張力鋼板の採用拡大やボンネット、ルーフ、全ドアパネルをアルミニウム化。また、パワートレーンの搭載位置を車両後方に70mm、下方に28mm移動した。

ランドクルーザー インテリア

これらにより車両として約200kgの大幅な軽量化、低重心化、前後重量配分の改善を果たしている。ドライビングポジションの改善とも相まって、ドライバーの意思に沿う走りに貢献。また軽量化は環境性能の向上にも寄与している。

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新開発サスペンションにより、オンロードの操縦安定性とオフロードの走破性を高次元で両立

プラットフォームの刷新に伴い、ハイマウント・ダブルウィッシュボーン式(フロント)とトレーリングリンク車軸式(リヤ)のサスペンションに新開発型を採用。特にリヤサスペンションについては、ショックアブソーバーの配置を最適化し、乗り心地と操縦安定性が向上される。

ランドクルーザー 7人乗り仕様

また、サスペンションアームの配置変更により、ブレーキング時にも安定した車両姿勢が維持される。なお、悪路走破性向上のため、ホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)が向上している。

新型ランドクルーザー

なお、路面状況や運転操作に応じ、ショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御するAVS(Adaptive Variable Suspension)には、新たにリニアソレノイドタイプを採用。操縦安定性と乗り心地の両立が図られた。[AVSはZX、GR SPORTに標準装備]

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ランドクルーザーならではの新機構により、悪路での耐久性と時代のニーズに対応

操舵アクチュエーター付パワーステアリング

過酷な環境下での使用に耐える油圧式パワーステアリングに、電動式の操舵アクチュエーターが採用された。これにより、レーントレーシングアシストなどの操舵支援機能を追加することが可能になったほか、低速時の優れた取り回しや悪路走行時のショック(キックバック)が低減される。よりすっきりしたステアリングフィールなども併せて実現された。[ZX、GR SPORT、VXに標準装備]

電子制御ブレーキシステム

ブレーキペダルの操作量をセンサーで検出し、最適な制動力を油圧ブレーキで創出することでよりリニアな制動特性を得られる、電子制御ブレーキシステムを採用。[ZX、GR SPORT、VXに標準装備]

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ランドクルーザーにふさわしいパワー・環境性能を兼ね備えた新パワートレーンはV6にダウンサイズ

従来型200系ランドクルーザーは、V8 4.6LのNAエンジン(1UR-FE型)が搭載されてきたが、これは廃止となる。

V6 3.5Lターボエンジン(V35A-FTS型)

TNGAの思想に基づきランドクルーザー伝統の信頼性を継承した、最高出力305kW(415PS)、最大トルク650N・mの3.5L V型6気筒ツインターボガソリンエンジンを新開発。マルチホール直噴インジェクタ付D-4STの採用やロングストローク化、バルブ挟角の最適配置による高速燃焼と高効率ツインターボが力強い低速トルクと優れた過給レスポンスを実現する。

V35A-FTS型ガソリンターボV6 3.5L

V6 3.5L ガソリンターボ

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3.3Lディーゼルエンジン(F33A-FTV型)

ピストン燃焼室、吸気ポート、インジェクタといったエンジン各部の構造を最適化し、227kW(309PS)の最高出力、700N・mの最大トルクと、優れた燃費性能が両立された。

F33A-FTV型 V6 3.3Lディーゼルエンジン

V6 3.3L ディーゼル

走りの面では、新採用の可変ノズル付2ウェイツインターボが、あらゆるシーンで爽快な加速感をもたらす過給性能を実現。低速域ではシングルターボの高レスポンスによる力強い加速に、高速域ではツインターボの大吸気量によるのびやかな加速を実現する。

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V6 4.0Lガソリンエンジン(1GR-FE型)海外仕様のみ

また、海外仕様にはV6 4.0Lガソリンエンジン(1GR-FE型)も用意される。このエンジンの初期型は2003年からの製造で、これまで改良が繰り返し行われることで高い信頼性を獲得してきた。海外の低品質なガソリン燃料にも対応する。

FJ CRUISER

FJクルーザー 1GR-FE搭載

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遅れて新開発ハイブリッドが追加される見込み

そして、新型ランドクルーザーは、いよいよハイブリッドモデルがラインナップすることになる。各国、地域で厳しくなるCAFE規制を、電動化で対応していこうというわけである。

LS500h フロントグリル

LS500h

V6 3.5L クラスのエンジンについては、既にマルチステージハイブリッドとして、電動化が完了しており、レクサスLS500h、LC500h、220系クラウン 3.5Lハイブリッド といたモデルで搭載実績がある。ただし、これはプレミアムカー向けの高級パワートレインという位置づけで、ランドクルーザーなどには搭載されない見込み。

ランドクルーザー 200

ランドクルーザー200系

マルチステージハイブリッドとは別に、信頼性が高くローコストなV6ハイブリッドシステムが新たに開発中となっている。

この開発中のハイブリッドパワートレインは、V6 3.5LターボとDirect Shift-10ATのパワートレインをベースに、アシストモーターを一つ装備したものになる可能性が高い。いわゆるマイルドハイブリッドシステムと呼ばれるものになりそうである。

このV6 3.5Lターボのマイルドハイブリッドシステムは、2022年にフルモデルチェンジが予定されている北米市場向けのピックアップトラック、新型タンドラから搭載されていく見込み。300系ランドクルーザーへの搭載は、その後ということになりそうである。

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GR SPORTの車両概要

ランドクルーザー GR SPORT

GR SPORTの専用装備

足回り

電子制御でスタビライザー効果を変化させるE-KDSS(世界初)(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)
市街地での走行安定性とオフロードの走破性を高次元で両立させるサスペンション制御システムとなる。前後のスタビライザーを独立して自動で電子制御し、路面状況や前後輪それぞれの状況に応じてより細かくスタビライザー効果を変化させる。

なお、E-KDSSと合わせてばね定数やAVSも最適化。優れた操縦安定性と共に、サスペンションストロークを大きく伸ばし、これまでのランドクルーザー史上、最長のホイールアーティキュレーションを実現。

ランドクルーザー GR SPORT インテリア

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電動デフロック(フロント)

GR SPORTには、リヤに加えてフロントにも電動デフロックを搭載。様々な悪路環境において、より優れた走破性を発揮。

エクステリア

①専用ラジエーターグリル
②専用フロントバンパー
③専用リヤバンパー
④専用ホイールアーチモール(ブラック)
⑤リヤトヨタエンブレム(アクリル+ブラック)
⑥専用リヤマッドガード
⑦18インチアルミホイール(マットグレー塗装)
⑧専用エンブレム(フロント・サイド・リヤ)
⑨専用バックドア下端デカール
⑩専用ロッカーモール(ブラック)
⑪専用車名エンブレム(ブラック塗装)
⑫アウトサイドドアハンドル(ブラック塗装)
⑬ドアミラー(ブラック塗装)

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インテリア

ランドクルーザー GR SPORT シート

①専用本革巻きステアリングホイール(切削カーボン調加飾・GRエンブレム付)
②専用オープニング画面(T-Connectナビ装着時)
③専用フロントシート(GRエンブレム付)
④インテリア加飾(切削カーボン調パネル)
⑤内装色 : GR専用ブラック/GR専用ブラック&ダークレッド
⑥専用スマートキー(GRエンブレム付)

LC300

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ランドクルーザー300 まとめ

まとめ更新日: 2024/03/02

  • 2021年8月、従来200系から新型300系へフルモデルチェンジ発売
  • 納期4年、受注停止
  • 2024年1月、F33A型ディーゼルエンジンが豊田自動織機の認証不正により出荷停止
  • 2024年2月28日、豊田自動織機がF33A型の出荷停止指示の解除を発表

ランドクルーザー 300 画像 2022年1月

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