ホンダ・アーバンEVコンセプト市販化へ、2019年秋発売見込み

ホンダ

ホンダが小型EV市場に本格参入、欧州から販売スタート

ホンダはアーバンEVコンセプトの市販型を2019年に発表する見込み。販売は欧州優先で秋頃からスタートし、日本向け発売も2020年には実現するだろう。

(写真はアーバンEVコンセプト)
アーバンEVコンセプト

アーバンEVコンセプトは、2017年のフランクフルトモーターショーと東京モーターショーで発表された将来の電気自動車のデザインスタディモデル。そのあまりにも家電的でオモチャのような雰囲気から、市販化の可能性が低いモデルとして認識していた来場客も多かったのではないだろうか。しかし、市販型の開発は既に終盤に入っており、間違いなく市販されるモデルとなっている。

URBAN EV CONCEPT フロントグリル URBAN EV CONCEPT フランクフルトモーターショー

アーバンEVコンセプトのエクステリアデザインは継承、大型化し実用性を高める

市販型の外観デザインは、コンセプト同様に丸目ヘッドランプを特徴としたものとなる。ホンダ・N360をルーツとするレトロデザインで、軽自動車のN-ONEを後継するエクステリアとなる。

URBAN EV CONCEPT ホンダ

アーバンEVコンセプトでは軽自動車よりも小さな印象であったが、市販型は全長3m台後半の初代フィット程度のサイズ感になりそう。ドア枚数もコンセプトの3ドアから市販型は5ドアに増やされ、使い勝手は良くなる。庶民が手にするEVとして広く普及することが目指される。

URBAN EV CONCEPT インテリア

開発車両にもカメラ式のサイドミラーが装着されており、これも市販型に装備反映されるだろう。インテリアではコンセプトのような横に長い大型モニターは付かないだろうが、左右Aピラー付近にサイドカメラからの情報が映し出されるモニターが付くことが予想される。レクサスが新型ESで量産車としては世界初のデジタルアウターミラーを採用したばかりであるが、早くも同様の機能が小型車に導入されることになる。

URBAN EV CONCEPT シート

EVシステムについてはまだ未確定な部分が多い。モーター出力、バッテリー容量、充電時間、航続距離などの主要スペックは、競合他社との都合上、発売直前まで公開されないだろう。ホンダでは他にヴェゼルの車体サイズのEVプロジェクトが中国向けに進行しているが、これと同タイプユニットという可能性がある。EVパワートレインの出力は、このクラスで先行してきた日産・リーフと同程度か少し小さいぐらいが予想される。

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