NSX市販化に向けての開発が順調、新たなコンセプトモデルが披露される
今年2012年1月のデトロイトモーターショーではNSXコンセプトが公開された。そして、翌2013年1月に開催される同ショーでは、さらに市販モデルに近づいた新しいNSXコンセプト2013年モデルが発表される見込みである。ホンダではNSXの復活に向けて着実に準備が進められている。
写真は、デトロイトに引き続き北京モータショーで公開されたNSXコンセプト2012年モデル。
新型NSXフェイスがHSV-010に与えられる
さて、今後の次期NSX市販化へのスケジュールはどうなっているのか。モーターショーで公開されるコンセプトモデルに加え、2013年からはモータースポーツ界においても、その動きが見られそうである。
まず、ホンダのGTカー、HSV-010が2013年1月のデトロイトショーで公開される2013年モデルのNSX顔へとフロントデザインが変更される予定だ。HSV-010と言えば、2010年に旧NSX-GTの後継車として登場した。この車両が担う次の役割とは、次期NSXのデザインを予告しプロモーション活動を行うことになるだろう。ただし、中身はこれまでのHSV-010を踏襲するもので、3.4LのV8ユニットが搭載される。
V6+フロント左右独立モーターからなるハイブリッドシステムSH-AWDを搭載した次期NSXについては、2014年のスーパーGTに投入される予定になっている。同時期のモーターショーでは市販モデルの発表が行われるだろう。その後、2015年には一般発売される見込みとなっている。