マクラーレン ホンダがMP4-30を公開、シルバーボディにノーズは赤の縁取り
マクラーレン・ホンダは新型MP4-30の車体を公開した。
ホンダが英国の名門F1チームであるマクラーレンにエンジン供給することが決まったのが2013年の話であった。2015年3月13日に開催されるオーストラリア戦でのシーズン開幕に先駆けてニューマシンがお披露目された。
MP4-30はHonda RA615H型を搭載、量産車も新型スポーツカーを複数投入する計画
MP4-30のモノコックとボディワークはカーボンファイバーコンポジット製となる。カラーリングは2014年のMP4-29からのシルバーをベースにノーズ部分は赤の縁取りとなった。
MP4-30に搭載されるパワーユニットは、V6 1.6Lの直噴ターボエンジンで運動エネルギー回生システム(ERS-K)と熱エネルギー回生システム(ERS-H)を備えたHonda RA615H型となる。エネルギー貯蔵装置としてはリチウムイオンバッテリーを採用。パワーユニット部に直接係るレギュレーションは2014年と変わりがない。
昨年2014年末の公式発表にあった通り、ドライバーとしてはフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンがつとめる。
マクラーレンにとってホンダからエンジン供給を受けるのは実に23年ぶり。特にアイルトン・セナがドライバーであった1988年からは4年連続のチーム優勝を果たし黄金期を築き上げた。
さて、本年からのF1参戦によりホンダブランドのスポーツイメージは高められることになる。
2015年1月のデトロイトでは新型NSXの市販モデルを発表。国内の軽自動車市場に向けてもS660を2015年4月以降に発売する見込みで、スポーツカーの市販モデルを複数投入する計画となっている。