次期フィットハイブリッドはリチウムイオンバッテリー搭載、燃費は大幅向上

ホンダ

次期フィットハイブリッドはリチウムイオンバッテリーを採用

前回のレポートでお伝えした通り、フィットのフルモデルチェンジが来年2013年の秋頃には行われる見込みである。さらにフィットハイブリッドに関する情報も入ってきた。

次期フィットハイブリッドは、リチウムイオンバッテリーが採用されることになり、ホンダのIMAハイブリッドが大きく進化することになる。

その燃費性能は、クラストップであるトヨタ・アクアのJC08モード35.4km/Lを超えることが確実視される状況になっているということだ。

現行フィットハイブリッドのJC08モード燃費は26.4km/Lであるから、これは30%を超える燃費アップということになる。バッテリーだけでなく、ガソリンエンジン部分を含めたハイブリッドシステム全体が一新されることになると予測する。

さらに、次期フィットハイブリッドは、EV走行ができる局面が増えるとされている。これは現行IMAの惰性走行時のモーター走行区間が増えることを指しているのか、それともトヨタのTHSⅡのように大出力モーターを装備することでEV発進ができるようになることを言っているのか、今後の動きに注目したいところだ。

(写真は現行フィットハイブリッド)
フィットハイブリッド

次期フィットハイブリッドは新型IMA搭載

現行のIMAハイブリッドはすべてニッケル水素バッテリーの採用であり、より高性能なリチウムイオンバッテリーについては、ホンダの市販車としての採用実績がまだない。しかし、今秋2012年にマイナーチェンジを受けるCR-Zからリチウムイオンバッテリーの搭載が始まることになっている。ただし、この新型CR-Zの燃費および出力のパフォーマンスアップは、それほど大きなものではないとされている。

ホンダの新型IMAハイブリッドが採用されるのは次期フィットハイブリッドからということになるだろう。

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