e-ハイゼットカーゴ、e-ピクシスバン、e-EVERYは、2025年度内の発売目標
ダイハツは、一連の認証不正問題を受けて2024年2月13日に脱退していたCommercial Japan Partnership Technologies株式会社(CJPT)とCommercial Japan Partnership Technologies Asia株式会社に対して復帰の申し入れを行い、2025年1月29日に承認されたことを発表しました。
あわせて、CJPTの活動で注目されていた商用軽バンEVの発売時期については2025年度中を目指すことが発表されました。当初は2023年度内の発売計画でしたが、大幅に遅れる形で、改めて発売時期が示されました。
商用軽バンEVはダイハツが生産し、「e-ハイゼットカーゴ」として発売されるほか、トヨタ「e-ピクシスバン」、スズキ「e-EVERY」という各OEMモデルも用意される計画になっています。
ジャパンモビリティショー2023で出品された「e-HIJET CARGO CONCEPT」の仕様は、航続距離の参考値として約200kmが示されていました。バッテリー容量は公表されていませんでした。駆動方式は後輪駆動です。
ボディサイズが全長3395mm×全幅1475mm×全高1890mm、ホイールベースは2450mm。乗車定員は4人。2名乗車時の最大積載量は350kgとしています。タイヤホイールのサイズは145/80R12となります。
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軽商用バンのプロトタイプが公開、2023年5月
スズキ、ダイハツ、トヨタの3社で共同開発してきたBEVシステム搭載の軽商用バンのプロトタイプがようやく公開された。
2021年12月に11代目モデルとしてフルモデルチェンジ発売されたダイハツ・HIJETカーゴがベースとなっていることは一目瞭然で、生産もダイハツが担うことになる。OEM供給先ではスズキ・エブリイ、トヨタ・ピクシスバンの各シリーズにBEVモデルとして追加され販売されることになる。当初の発売時期は2023年度内が計画されていました。
なかでもダイハツ仕様については、2023年5月18日(木)~21日(日)で開催される「G7広島サミット」の展示イベントで出品される予定となっている。
一充電当たりの航続距離は200km程度となる見込みで、配送業等のニーズに応えた仕様となる。
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新型ハイゼットEV発売予定、日本のBEV普及は軽自動車から
軽自動車は日本独自の規格であるものの、比較的短い航続距離でもニーズを満たすケースが多いことから、BEVを採用していく動きが盛んになっている。これは、軽自動車の使用範囲が主に都市部や近距離の移動に限定されることが多く、そうした用途にはBEVの特性がよくマッチする。
2022年には、新世代の軽自動車BEVとして「日産・SAKURA」、「三菱・eKクロスEV」が発売された。ホンダも「N-VAN」ベースの軽商用EVを2024年に発売予定している。これらの動きは、日本の自動車メーカーが軽自動車の電動化に本腰を入れ始めたことを示している。
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e-ハイゼットカーゴ、e-ピクシスバン、e-EVERY まとめ
まとめ更新日: 2025/01/29
- ダイハツ生産の商用軽バンEV
- ダイハツの認証不正問題を背景に当初2023年度内の発売計画が延期
- 改めて2025年度内の発売が予告される
- ダイハツ・e-ハイゼットカーゴ、トヨタ・e-ピクシスバン、スズキ・e-EVERYの3つの姉妹車種が発売予定
- ジャパンモビリティショー2023で「e-ハイゼットカーゴ コンセプト」「e-EVERY コンセプト」を出品