新型【eKクロスEV】値上げ148,500円、仕様向上無し【三菱 最新情報】RJCカーオブザイヤー受賞、軽自動車SUVの電気自動車

eKクロスEV

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三菱自動車が2022年6月に発売した新型軽自動車EV、「eKクロスEV」の値上げが2022年12月22日に発表された。新価格は、Gグレードが2,546,500円、Pグレードが3,081,100円となり、2023年2月1日より改定される。いずれのグレードも価格アップは148,500円となる。また、姉妹車種である日産サクラも同日に値上げが発表された。

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値上げの理由として、バッテリー材料をはじめとする原材料価格、並びに輸送費などを含む全般的なコスト上昇と説明されている。

eKクロスEVの価格、グレード一覧

グレード 発売時旧価格 2022年12月新価格 差額
G 2,398,000円 2,546,500円 148,500円
P​ 2,932,600円 3,081,100円 148,500円

eKクロス EVが「RJCカーオブザイヤー」を受賞

三菱の新型電気自動車「eKクロス EV」が、2023年次「RJC カーオブザイヤー」を受賞した。また、「eKクロス EV」に搭載の「軽EVの電動化技術」が2023年次「RJCテクノロジー オブザイヤー」を受賞した。なお、姉妹車種である「日産・SAKURA」も同様の受賞となった。

「eKクロスEV」は、2022年5月20日に発表、6月に発売となったモデル。三菱の軽自動車EVとしては、2009年に発売された「i-MiEV」の後継車種としての役割も担う。

eKクロスEV はCEV補助金 55万円の対象車種

「eKクロスEV」の消費税10%込み車両本体価格は、2,398,000円~2,932,600円に設定された。国からの補助金として55万円が用意されており、実質負担額は1,848,000円~2,382,600円となる。さらに自治体やユーザーの条件によっては、追加の補助金支給の対象となる可能性もある。

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三菱の軽自動車ラインアップでは、クロスオーバーSUVスタイルのeKクロスがラインアップされてきたが、そのボディデザインを継承したバッテリーEVモデルとなる。eKワゴンおよびeKクロスは、後にBEVモデルを追加することを前提として、プラットフォーム開発が行われていた。

また姉妹車種の「日産サクラ」は、専用エクステリアと専用モデルネームが与えられたが、eKクロスEVは、あくまで従来型「eKクロス」のEVパワートレイン版という位置付けとなる。

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eKクロス EVは、岡山県の水島製作所で生産されており、発表と同日にラインオフ式も実施された。国内生産されるEVとしては、優れた価格競争力を持っており、国内市場におけるEV普及のゲームチェンジャーとなるモデルとして注目される。

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バッテリー容量は20kWhと少なめに設定され、車両価格が抑えられた。WLTC航続距離は180kmとなっており、週末のドライブで遠出するには心許ないが、通勤や買物、家族の送迎といった日常生活の多くのケースでは十分に対応できそうだ。

eKクロス EV 商品概要

新型『eKクロス EV』はeKクロスシリーズに新設定した次世代のEVモデルです。力強いSUVテイストのスタイリングに専用パーツを装着し、クリーンなイメージのミストブルーパール/カッパーメタリックの2トーンカラーを新たに設定するなどEVらしさを強調しています。また、インテリアの7インチカラー液晶メーターやセレクターレバーもEVとしての機能性を追求しています。
 
新開発のEVシステムはレイアウトの最適化によって、ガソリンエンジンモデルと同様の広々とした快適な室内空間を確保するとともに、低重心化と理想的な前後重量配分の実現により優れた操縦安定性と良好な乗り心地を実現しています。

充電走行距離は日常使いに十分な180km(WLTCモード)とし、EVならではの滑らかで力強い加速、圧倒的な静粛性と良好な乗り心地を実現しています。

また、先進の運転支援機能やコネクティッド技術によって、ドライバーの負担を軽減するとともに、安全・安心で快適な走りを提供します。
 
大容量の駆動用バッテリーは非常時にも頼もしく、V2L機器を介することで便利な電源として電化製品を使用することができ、またV2H機器を介して電力を家庭で使用したり車両に充電したりと、電力需給問題にも貢献します。
 
グレードは、7インチカラー液晶メーターやイノベーティブペダル オペレーションモードを備えた充実装備の「G」と、それらに加えてSOSコールや9インチスマートフォン連携ナビゲーションなどを標準装備した上級仕様の「P」をご用意しました。

身近で使いやすい軽EV

日常に十分な一充電走行距離180km

  • 新開発した総電力量20kWhの駆動用バッテリーを搭載し、通勤、買物や送迎といった日常使いに十分な一充電走行距離180km(WLTCモード)を実現しました。軽自動車及びコンパクトカーのユーザーの約8割は、1日当たりの走行距離が50km以下(自社調べ)であり、大半のユーザーは2日間充電せずに走行できる想定です。
  • 普通充電(AC200V/14.5A)と急速充電の2つの充電ポートを装備しており、普通充電は約8時間で満充電、急速充電では約40分で80%の充電が完了します。普段は帰宅後に自宅で普通充電、遠出したお出かけの際には急速充電と、便利にお使いいただけます。
  • 駆動用バッテリーにエアコン冷媒を用いた冷却システムを採用し、電池の温度上昇を制御することで、高速走行と急速充電を繰り返したとしても、高い充電量を維持することができます。

EVならではの優れた走行性能

  • 最大トルクはガソリンターボモデルの約2倍となる195N・mを発揮、モーターの制振性能も向上させ、EVの魅力である滑らかで力強い走りを実現しています。街中ではキビキビと思い通りに走り、高速道路では余裕をもってスムーズに合流することができます。
  • 市街地走行に最適なNORMAL(ノーマル)、モーター出力を抑えて電費を向上させるECO(エコ)、アクセルレスポンスがよくキビキビ走れるSPORT(スポーツ)の3つのドライブモードを設定し、運転状況に応じて任意で選択することができます。
  • アクセルペダルの操作で加減速をコントロールできるイノベーティブペダル オペレーションモードを採用。減速時にアクセルペダルからブレーキペダルに踏み替えることなく適切な制動力が得られるため、操作のわずらわしさや疲労を軽減します。なお、より強い減速が必要な時や完全に停止させるときはブレーキペダルでの操作が必要です。
  • 床下の最適な位置に薄型化した駆動用バッテリーをレイアウトし、ルーフパネルの板厚を薄くすることで低重心化を図り、コーナリング時のロールを抑えました。また、前後重量配分を理想に近い56:44としたことで四輪接地荷重のバランスを最適化し、サスペンションを専用チューニングとすることで、軽快感と安定感を両立した気持ちのよい操縦性、落ち着きのある質感の高い乗り心地を実現しました。

広々とした快適な室内空間

  • 駆動用バッテリーを薄型化して床下にレイアウトすることで、クラストップレベルの後席ニールームを実現。また前席ショルダールームもクラストップレベルの広さとし、快適な室内空間を実現しました。
  • クラストップレベルの荷室容量を確保。さらに荷室後方からのワンアクションでシートスライドやリヤシートバックを倒す操作を可能にするなど使い勝手にもこだわりました。アンダーボックスには普通充電ケーブルを収納することができ、荷室空間を有効に利用できます。

乗員にも社会にも優しい軽EV

三菱自動車らしい安心感の高い走り

  • どんな天候や路面でも安心してドライブを楽しめるよう、滑りやすい路面での発進をサポートするグリップコントロールを標準装備。雪道やぬかるんだ路面で片輪が空転した場合、スリップした車輪をブレーキ制御。グリップしている車輪に、より大きな駆動力を加えることで走破性を高めます。

毎日の運転をサポートする「マイパイロット」

  • スムーズな車庫入れをサポートする「マイパイロット パーキング」を三菱自動車として初めて採用しました。駐車可能位置を自動で検知し、後退しての駐車、前進しての駐車、縦列駐車のいずれにも対応します。(「P」にメーカーオプション設定)
  • 高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」を搭載。レーダークルーズコントロールシステム[ACC]と車線維持支援機能[LKA]により、車間距離と車線中央付近をキープしながら走行することで、ドライバーの負担を軽減します。(「P」「G」にメーカーオプション設定)
  • 7インチカラー液晶メーターに自車のブレーキランプ点灯の有無や「マイパイロット」の作動状況などを分かりやすく表示することで、安全性を向上させています。

繋がる安心、コネクティッドシステム「MITSUBISHI CONNECT」

  • 安全・安心で快適なカーライフをサポートする「MITSUBISHI CONNECT」を採用。万が一の際のSOSコールの他、駆動用バッテリー残量やドアの開閉状況が確認できるマイカーステータスチェック、離れたところからもエアコンが開始できる今すぐエアコン、充電完了等を通知する充電管理、車両の駐車した位置を確認できるカーファインダー(駐車位置確認)などの便利な機能でカーライフをサポートします。(「P」に標準装備、「G」にメーカーオプション設定)

頼もしい電力源となる大容量の駆動用バッテリー

  • 自宅でV2H(Vehicle to Home)機器と接続すれば、電力使用量の多い日中に駆動用バッテリーに蓄えた電力を家庭で使用し、夜間に駆動用バッテリーを充電するなど、電力のピークシフトに貢献することができます。
  • 駆動用バッテリーに蓄えた電力は一般家庭の約一日分に相当し、例えば停電などの際にはV2H機器を介して頼もしい非常用電源として活用できます。また、V2L(Vehicle to Load)機器を介して、例えばキャンプなどのアウトドアレジャーでも電化製品などを使用することができます。

EVならではのクリーンなデザインと機能装備

  • 人とクルマを守る安心感を表現したフロントデザイン「ダイナミックシールド」など、三菱自動車ならではのSUVテイストのデザインに、ダーククロムメッキのフロントグリルやLEDのフロントフォグランプを採用するなど、EVらしいアレンジを加え、クリーンで洗練された印象としました。
  • ボディカラーはクリーンな印象をもたらすミストブルーパールに、電気銅線をイメージしたカッパーメタリックのルーフを組み合わせた2トーンを新規に採用するなど、2トーン5色、モノトーン5色の全10色展開としました。
  • インテリアは直感的で操作しやすい電子制御セレクターレバーや7インチカラー液晶メーターを採用し、EVらしい先進的なイメージとしています。インストルメントパネルは、USBポート(「P」に標準装備、「G」にメーカーオプション設定)や随所に設けた収納スペースなど、機能性にもこだわりました。
  • メーカーオプションでプレミアムインテリアパッケージを設定。ライトグレーを基調に、合成皮革と立体感のあるダイヤ柄エンボス加工を施したファブリックのコンビネーションとし、上質感を演出しました。またインストルメントパネル周りにはソフトパッドを配し、各所にカッパー色のステッチをアクセントカラーとして入れることでワンランク上のプレミアムな空間としました。(Pにメーカーオプション設定)
  • 7インチカラー液晶メーターは、バッテリーステータスや電費情報、ナビゲーション情報など、EVとして必要な各種情報を分かりやすく表示。また、9インチスマートフォン連携ナビゲーションは、充電スポットや目的地までの推定電池残量などを表示します。スマートフォンと連携することで、Android AutoTMやApple Car Playも活用でき、Apple Car PlayはiPhoneとワイヤレスでの接続が可能です。(「P」に標準装備、「G」にメーカーオプション設定)
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