プレリュードコンセプト、ホンダがジャパンモビリティショー2023で披露、2001年に終了の名車が復活へ
“PRELUDE Concept”(プレリュード コンセプト)がジャパンモビリティショー2023のホンダブースで世界初公開された。2001年に販売終了となっていた「プレリュード」の復活予告ということになるだろう。
Hondaは伝統的に、スポーティーな車づくりに拘り続けてきた。この新しい”PRELUDE Concept”もその精神が継承される。PRELUDEという名前が示す通り、このモデルは「前奏曲・先駆け」としての役割を果たす。本格的な電動化時代が到来するなか、Hondaの不変のスポーツマインドを体現する先駆けのモデルとして位置づけられる。
非日常のときめきや、どこまでも行きたくなるような気持ちを感じさせるスペシャリティスポーツモデルとして設計されたこの車は、Hondaの“操る喜び”を代表する。
ホンダの説明員によると、2020年代中盤の発売を目指して鋭意開発中であるとのこと。展示された”PRELUDE Concept”は、エクステリアのみの公開ではあるが、市販型にかなり近い状態であることが想定される。
また、電動化技術に関しても、BEV(バッテリーEV)ではなく、HEV(ハイブリッド)として計画されていることが明かされた。
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新型プレリュードのデザイン、エクステリアは市販プロトタイプ並みの完成度にも見える
プレリュードコンセプトのフロントデザインは、既にプリウス似などと揶揄されるほどで、トヨタのハンマーヘッドデザインの影響を受けた可能性はあるだろう。デイタイムライトは、左右ヘッドライトと、中央の一文字形の3つの発光部により構成される。
ドアミラーは完全なカメラ式ではなく、物理ミラーが維持されている。ただし、ミラー面積は小さく、このままのサイズでは保安基準を満たさない可能性があるかもしれない。
ドアハンドルはポップアップ式で、市販型でもこのまま採用される可能性が高いのではないか。
ヒューエルリッドカバーは左側のみで、サイズも標準的。他に、充電口であることが疑われる箇所も無いように見え、ガソリンの給油のみでエネルギー補給されることになりそう。現段階では、プラグインハイブリッドである可能性は低そうだ。
タイヤはコンチネンタル 245/35ZR 20インチが履かされている。
バックデザインは一文字テールランプに、中央にメーカーロゴ「HONDA」を表記。近年の流行を忠実に従っている印象である。リアバンパー中央に「Prelude」のバッジが貼り付けられており、これは4代目プレリュードのイメージを継承していそう。
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プレリュード復活 まとめ
- 発売時期は2020年代中盤を計画
- BEVではなく、HEVを採用
- PHEVでも無さそう
- フロントデザインはトヨタ ハンマーヘッドを意識か
- 物理ミラーは維持される可能性
- ポップアップ式ドアハンドルを採用
- フロント一文字デイタイムライト
- リア一文字テールライト
- 4代目「Prelude」に近いロゴをリアバンパー中央に配置