テリオスキッド後継車と思われる新型車を2014年内に投入予定
2014年1月30日、ダイハツの決算発表が行われたが、そこではこれまで明かされていなかった新車種が計画中であることが判明した。ダイハツ幹部が語る「新たなジャンルのクルマ」とは、テリオスキッド後継車に相当するモデルであると考えられる。
(写真はテリオスキッドxキスマーク X 4WD、2005年モデル)
テリオスキッド復活のきっかけは、スズキの新型SUV ハスラーの好調
ダイハツが2014年に投入するモデルとしては、東京モーターショー2013でコンセプトモデルが発表されたコペン後継車が第一に挙げられる。新しい骨格構造の軽スポーツカーとして発売されることが、決算発表でも明言されておりこれを待ち望むファンも多いはず。
そして、「新たなジャンルのクルマ」として、さらにもう一車種を準備中であることが今回明らかにされた。非日常的な遊び車とするこのモデルは2014年内の発売が目標になっており、これは軽自動車規格のSUV車、つまりテリオスキッド後継車である可能性が高いだろう。
テリオスキッドはワンモデルで1998年から14年間ラインアップされてきたロングセラー車種。普通登録車のテリオスの弟分として軽自動車規格に小型化され、軽SUVというジャンルで4WDモデルを主体に販売されてきた。ただし2012年の販売終了後は、後継車に相当するモデルがラインアップされていない。
近年の軽自動車市場はタントのような、室内空間やパッケージングが優先された車種に人気が集中していた。しかし、東京モーターショー2013でワールドプレミアされたスズキの軽SUV、新型ハスラーが予想以上に好評なことから、軽SUVを商機と考える動きも出ている。
今回のダイハツの発表は、急遽、ハスラーの対抗馬を立てたというのが本音だろう。