「GR Corolla Aero Concept」が、東京オートサロン2023で出品された。
ボディカラーはプレシャスメタル。佐々木雅弘選手の監修によるエアロキットが装着される。
ドレスアップ内容一覧
- フロントディフューザー
- サイドディフューザー
- フロント&リアオーバーフェンダー
- リアスポイラー
- リアディフューザー
- リアガーニッシュ
その他パーツ
- FUJITSUBO製プロトタイプマフラー
- センターオーナメント付きBBS鍛造アルミホイール(TOYOTA GAZOO Racingロゴ入り)
- タイヤ Michelin PILOT SPORT CUP 2 フロント・リアとも245/40ZR18
ボディサイズ
- 全長4470mm
- 全幅1865mm
- 全高1455mm
「GRカローラ」の<まとめ><エアロコンセプト全画像>は、次のページ
GRカローラの抽選予約の受付は終了、当選者続々商談へ
当初、一般販売が予定されていた「GRカローラ RZ」(消費税込み本体価格 525万円)は、新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足の影響を理由に、まずは限定500台での販売に変更された。抽選受付は2022年12月2日~19日の期間で、Web申込みにより行われた。抽選申し込みの受付は終了しており、当選者への連絡が進められている状況となっている。
「GRカローラ モリゾウエディション」(同 715万円)は、限定台数70台ということで、かなり少数となる。こちらはGR Garageでの店頭申込が必要で、期間は2022年12月2日~18日となっており、「GRカローラ RZ」とは受付方法が異なっていた。こちらも予約抽選の受付は終了している。
両モデルいずれも、2023年春からの順次配車が予定されている。
「GRカローラ」の<まとめ><日本仕様 画像>は、次のページ
「GRカローラ RALLY CONCEPT」発表、ラスベガスSEMA 2022
米国ラスベガスで2022年11月1日から開催のSEMAでは、トヨタ「GRカローラ RALLY CONCEPT」が発表された。関連画像35枚は、次のページで掲載中。
「GRカローラ」の<まとめ><米国 価格表>は、次のページ
「GRカローラ RALLY CONCEPT」は、米国で発売予定の「GRカローラ Circuit Edition」がベースとなり、「GR YARIS Rally1」にインスパイアされたカスタマイズカーである。専用パーツによりダウンフォースが高められ、不要部品の取り外しやカーボン製パーツの採用などにより軽量化が施されている。
また、搭載される1.6L 直3 ターボエンジンには、補助オイルクーラーのほか、カスタムマフラーTRDエアボックスが備わる。
GRカローラは2022年冬頃に予約抽選スタート、空き予定から延期、発売は2023年年初
GRカローラRZ
GRカローラについては、2022年4月に北米仕様が発表となっていた。「GRカローラRZ」は、その国内仕様に相当する。パワートレインとして、1.6L直列3気筒インタークーラーターボ(G16E-GTS型)、iMT(6速MT)、スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”電子制御多板クラッチ式4WDが採用される。乗車定員は5名。
GRカローラ モリゾウエディション
「GRカローラ モリゾウエディション」は「GRカローラRZ」をベースに、リヤシート撤去による軽量化、最大トルクのアップ、ギア比最適化による動力性能向上、ボディ補強、専用デザインのインテリアなどが施される。乗車定員は2名。
「GRカローラ」の<まとめ><米国向け価格リスト>は次のページ
GRカローラ サーキットエディション(現在のところ北米のみ)
また、「GRカローラ サーキットエディション」は、現在のところ北米向けしか発表されていない。北米向けのコアグレードがベースとなり、エンジンや乗車定員は共通となる。
ボディカラーとしてアイスキャップ、スーパーソニックレッド、ヘビーメタルが用意され、GR-FOUR刻印入りサイドロッカーとワイドフェンダーが装備されるあたりもコアグレードと同じ。
コアグレードからの追加装備としては、鍛造カーボンファイバー製ルーフ、バルジ付きフード、スポーティ リアスポイラー、Brin-Naubスエード、赤いアクセントのスポーツシート、革巻きの MORIZOサイン入りシフトノブが採用される。
2023年のみ生産される限定モデルということで、いわゆる特別仕様車のような扱い。北米向けとは一部異なる仕様で、名称を変えて日本発売もあるのではと期待される。
「GRカローラ」の<まとめ>は次のページ
GRカローラ 日本仕様は、米国仕様より高い印象
リーク済みの米国仕様価格は以下の通り。
- Core Edition:35,900 USD (140円換算約503万円)
- Circuit Edition:42,900 USD(同約601万円)
- MORIZO Edition:49,900 USD(同約699万円)
その後、発表された日本仕様の消費税込み本体価格は以下となった。
- GRカローラ RZ : 525万円
- GRカローラ RZ“MORIZO Edition” : 715万円
同型エンジン(G16E-GTS型)の搭載で先行販売されるGRヤリスRZは、396万円でラインアップされており、これとの比較では大幅アップとなる。

GRカローラRZは幅広いカラー選択肢が用意される
GRカローラは、「GRカローラRZ」と「GRカローラ モリゾウエディション」が設定されるが、ベース車の「GRカローラRZ」ではより幅広いカラー選択肢が用意される。
GRカローラのボディカラー
- スーパーホワイト
- プラチナホワイトパールマイカ
- プレシャスブラックパール
- エモーショナルレッドⅡ
- プレシャスメタル
「GRカローラ モリゾウエディション」のボディカラーは、以下の2色からの選択となる。
- プレシャスメタル
- マットスティール
GRカローラのインテリアカラー、素材
また、インテリアでは「GRカローラ モリゾウエディション」は、レッド内装にウルトラスエード素材のトリムが採用される。一方で「GRカローラRZ」ではウルトラスエードの採用は無く、内装色が「ブラック」と「レッド」からの選択となる。
GRカローラRZならではの装備
「GRカローラRZ」には快適性を高める装備として、「ステアリングヒーター」と「シートヒーター」が設定可能となるが、「GRカローラ モリゾウエディション」では用意されない。
「GRカローラ」の<まとめ>は次のページ
走行性能を磨き上げた2シーターモデル、GRカローラ モリゾウエディション
GRカローラ モリゾウエディションは、モリゾウこと豊田社長が強くこだわりを持つ「お客様を魅了する野性味」を追求したグレードとなる。徹底した軽量化、エンジンのトルクアップ・トランスミッションのギア比最適化による動力性能向上、モノチューブアブソーバー・ハイパフォーマンスタイヤの採用によるコーナリング性能の向上により「気持ちが昂り、ずっと走らせていたくなる」走りの味が実現された。
GRカローラ モリゾウエディション車両概要(GRカローラ RZとの比較)
GRカローラ モリゾウエディション車両概要(GRカローラ RZとの比較)
- リヤシートを撤去し乗車定員を2名としたことで約30kgの軽量化が実現された。
- 最大トルクを370Nmから400Nmへ向上。中回転域のトルクを高めることで加速性能が向上された。
- 構造用接着剤を3.3m追加で塗布し、ボディ補強ブレースを追加することで、ボディ剛性がさらに強化された。
- ディファレンシャルギアのローギアード化と、1~3速のクロスギアレシオ化により、動力性能の向上と、気持ちのよいギアのつながりが実現された。
- 10mm拡幅したハイグリップタイヤを採用することにより、コーナリング時の安定性・ブレーキ性能が向上された。
- しっかりと体をホールドする専用セミバケットシートを採用。走行性能向上によってドライバーに多くのGがかかる中でも、正確なドライビングがサポートされる。
- インテリアでは、ドアトリムオーナメントやインストルメントパネルなどへ鋳物ブラック塗装を施し、ステアリングやコンソールにはウルトラスエード表皮が採用される。スポーティな室内空間に上質さが加えられた。
- 外板色には、マットスティールを専用設定。さらに、GRカローラ モリゾウエディションならではのこだわりの証として、ウィンドシールドガラスにモリゾウサインが施された。
「GRカローラ」の<まとめ>は次のページ
「GRカローラRZ」と「モリゾウエディション」の画像
- GRカローラRZ : 画像ではホワイト系ボディカラー
- モリゾウエディション : 画像ではブラック系ボディカラー、赤のステアリングマーカーとシフトノブ
「GRカローラ」の<まとめ>は次のページ
新型車GRカローラ RZ(日本仕様車)およびGRカローラ モリゾウエディションの主な諸元(開発目標値)
GRカローラ RZ(日本仕様) | GRカローラ モリゾウエディション | ||
全長 | (mm) | 4410 | ← |
全幅 | (mm) | 1850 | ← |
全高 | (mm) | 1,480(アンテナを含む数値。ルーフ高1,455) | 1,475(アンテナを含む数値。ルーフ高1,450) |
ホイールベース | (mm) | 2640 | ← |
トレッド前 | (mm) | 1590 | ← |
トレッド後 | (mm) | 1620 | ← |
乗車定員 | 5 | 2 | |
車両重量 | (kg) | 1470 | 1440 |
エンジン | 1.6L直列3気筒インタークーラーターボ | ← | |
型式 | G16E-GTS | ← | |
内径×行程 | (mm) | 87.5×89.7 | ← |
総排気量 | (L) | 1.618 | ← |
圧縮比 | 10.5 | ← | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 224[304]/6,500 | ← | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 370[37.7]/3,000~5,550 | 400[40.8]/3,250~4,600 | |
トランスミッション | iMT(6速マニュアルトランスミッション) | ← | |
駆動方式 | スポーツ4WDシステム“GR-FOUR” 電子制御多板クラッチ式4WD(3モード選択式) |
← | |
変速比 1/2/3/4/5/6/後退 |
3.538/2.238/1.535/1.162/1.081/0.902/3.831 | 3.214/2.238/1.592/1.162/1.081/0.902/3.557 | |
減速比 1~4/5、6、後退 |
4.058/3.45 | 4.250/3.578 | |
差動装置 | フロント | トルセン®※6LSD | ← |
リヤ | トルセン®※6LSD | ← | |
サスペンション | フロント | マクファーソンストラット式 | マクファーソンストラット式(倒立式モノチューブアブソーバー採用) |
リヤ | ダブルウィッシュボーン式 | ダブルウィッシュボーン式(モノチューブアブソーバー採用) | |
ブレーキ | フロント | ベンチレーテッドディスク(18インチアルミ対向4ポットキャリパー) | ← |
リヤ | ベンチレーテッドディスク(16インチアルミ対向2ポットキャリパー) | ← | |
ホイール | BBS製鍛造アルミホイール(センターオーナメント付) | BBS製鍛造アルミホイール(センターオーナメント付) TOYOTA GAZOO Racingロゴ入り |
|
タイヤ(フロント・リヤ) | 235/40R18 YOKOHAMA ADVAN APEX V601 |
245/40R18 Michelin PILOT SPORT CUP 2 |
|
燃料タンク容量 | (L) | 50 | ← |
「GRカローラ」の<まとめ>は次のページ
GRカローラについては、北米仕様が先行公開されていた
TOYOTA GAZOO Racingは、米国カリフォルニア州ロングビーチにて、新型車GRカローラを世界初披露した。日本での発売は2022年後半が予定されている。
GRカローラに搭載されるのは、G16E-GTS型の1.6L 直列3気筒インタークーラーターボエンジンで、最高出力は224kW(304PS)に仕上げられた。同型のエンジンは、これまでGRヤリスに搭載され最高出力200kW(272PS)ということであったが、これから1割以上のパフォーマンスアップを果たしている。
トランスミッションは6速MT、駆動方式はGR-FOURによる4WDのみが用意され、やはりGRヤリスで搭載実績のあるものとなる。
カローラスポーツのボディを基本骨格とすることで、ロングホイールベースが生み出す高速安定性を受け継ぎながら、フロントを60mm、リヤを85mmワイドトレッド化することにより高い旋回性能が与えられた。加えて、5ドア・5人乗りの利便性をそのままにすることで、日常生活での使い勝手と走る楽しさが高次元で両立された。
エクステリアでは、エンジン冷却能力を高めた大型のフロントグリルを採用し、フロントフェンダーにはエアアウトレットが装備される。リアは左右両端と中央に配置された3本出しマフラーが特徴となる。

「GRカローラ」の<まとめ>は次のページ
GRカローラの主な特徴
機能美として昇華されたモータースポーツ起点のデザイン
外装
基本骨格としたカローラスポーツと比較し、フロントフェンダーを片側20mm、リヤフェンダーを片側30mm拡大。ワイドなスタンスで、野性味のある走りを予感させる。
1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジンを更に高出力化するため生まれた3本出しマフラーが、GRカローラならではの力強くスポーティーなリヤビューを強調している。
サーキットやダート、雪道などあらゆる道で冷却性能、空力性能を徹底的に鍛え上げた成果として、フロントバンパーにインテーク、フロントフェンダーとフードバルジにアウトレットが設けらられる。
室内
ショートストロークのシフトレバーを採用し、ステアリングから自然に腕を下した位置に配置することで素早いシフト操作を可能とする。
ドリフト走行など限界域での車両コントロール用途を視野に、パーキングブレーキには手引き式が採用された。
GR車両専用に開発したFull TFTメーターを新規採用。レーシングカーをお手本にプロドライバーの意見を取り入れ、スポーツ走行時の視認性が高められた。
GRヤリスから進化を遂げた1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン
GRヤリスに搭載された小型軽量ハイパワーユニットの更なる高出力化を目指し、エンジンの排気効率を向上。バルブ付き3本出しマフラーを採用することにより、排圧低減と消音性能が両立された。圧倒的な加速と気持ち良い回転数の伸びがより感じられるエンジンに仕上げています。
ワイドトレッド×ロングホイールベースによる優れた走行安定・コントロール性能
カローラスポーツのボディを基本骨格とし、ロングホイールベースによる優れた走行安定性はそのままに、フロントを60mm、リヤを85mmワイドトレッド化することにより、高速旋回性能が高められた。スポーツ走行時の安定性・コントロール性が大幅に向上し、限界域での走りを意のままする。
鍛え抜かれたスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」と高剛性ボディ
GRヤリスと同様、電子式多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」が搭載される。駆動配分を制御する4WDモードと、アクセル応答性やステアリングなどを制御するドライブモードを分けたことで、ドライバーの好みや走行環境に応じた選択が可能となった。さらに、ブッシュのピロボール化、スプリング、アブソーバー、アライメントの最適化にも取り組み、余すところなくGR-FOURの最適駆動力配分を路面に伝達。圧倒的な旋回性能が実現された。
ドライバーの操作へ俊敏に反応する走りを目指し、ボディ剛性を強化。元町工場 GR Factoryにおいて生産することで実現する高剛性基本骨格に加え、リヤホイールハウス間や床下トンネル、タンク前の床下にブレースを追加することで、操縦安定性能が高められた。また、GRヤリスと同様に形状自由度の高いSMC工法で成形されたCFRP素材のルーフパネルを採用し、剛性を高めるだけでなく、軽量化も果たされる。
安定した制動力とコントロール性を実現する対向キャリパーブレーキを搭載。これによりサーキット走行を安心して楽しむことを可能とする。
安全安心の先進装備をスポーツカーにも搭載
最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。日常走行での安全安心と、スポーツカーとしての走る楽しさが両立される。
「GRカローラ」の<まとめ>は次のページ
新型車GRカローラ(北米仕様)の主な諸元(開発目標値)
全長 | (mm) | 4,410 |
全幅 | (mm) | 1,850 |
全高 | (mm) | 1,480(アンテナを含む数値。ルーフ高は1,455) |
ホイールベース | (mm) | 2,640 |
トレッド前 | (mm) | 1,590 |
トレッド後 | (mm) | 1,620 |
乗車定員 | 5 | |
車両重量 | (kg) | 1,475 |
エンジン | 1.6L直列3気筒インタークーラーターボ | |
型式 | G16E-GTS | |
内径×行程 | (mm) | 87.5×89.7 |
総排気量 | (L) | 1.618 |
圧縮比 | 10.5 | |
最高出力 | (kW[PS]/rpm) | 224[304]/6,500 |
最大トルク | (N・m[kgf・m]/rpm) | 370[37.7]/3,000~5,550 |
トランスミッション | iMT(6速マニュアルトランスミッション) | |
駆動方式 | スポーツ4WDシステム“GR-FOUR” | |
電子制御多板クラッチ式4WD(3モード選択式) | ||
変速比 | 3.538/2.238/1.535/1.162/1.081/0.902/3.831 | |
1/2/3/4/5/6/後退 | ||
減速比 | 4.058/3.45 | |
1~4/5、6、後退 | ||
差動装置 | フロント | トルセン 7LSD |
リヤ | トルセン 7LSD | |
サスペンション | フロント | マクファーソンストラット式 |
リヤ | ダブルウィッシュボーン式 | |
ブレーキ | フロント | ベンチレーテッドディスク(18インチアルミ対向4ポットキャリパー) |
リヤ | ベンチレーテッドディスク(16インチアルミ対向2ポットキャリパー) | |
ホイール | 18インチ グロスブラック15スポークキャストアルミホイール | |
タイヤ(フロント・リヤ) | 235/40R18 Michelin Pilot Sport 4 | |
燃料タンク容量 | (L) | 50 |
