次期【シビックタイプR】2022年発売へ、ハイブリッド説後退、最後の純エンジン搭載車の可能性

シビックタイプR

ホンダは「新型シビックタイプR」を東京オートサロン2022で出品した。

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2021年はシビックシリーズの11代目となるフルモデルチェンジが実施され、先行してガソリンターボエンジン搭載モデルが国内でも販売中となっている。

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さらに2022年には、通常シビックのハイブリッドバージョンであるe:HEV搭載モデル、そしてシビックタイプRが追加発売される予定となっている。

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出品された新型シビックタイプRプロトタイプは、ボディ表面に貼られている特別な擬装シールが特徴となっている。これはドイツ ニュルブルクリンク サーキットでのタイムテストを終えたモデルと思われ、12月に入ってからは鈴鹿サーキットでの走行シーンもツイッターで公開されていた。

※ツイッターの利用規約に基づいた引用をさせていただいております。

また、新型シビックタイプRプロトタイプの展示は東京オートサロン限定としており、2022年2月開催予定の大阪オートメッセなどでは見ることができない一台となりそうだ。

HONDA CIVIC TYPE R CONCEPT / TOKYO AUTO SALON 2022

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新型シビックタイプRに搭載されるエンジンは電動化されるのか

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ドイツ ニュルブルクリンク サーキットでのタイムテストモデルは、ボディ表面には偽装シールが貼られているものの、新型シビックタイプRのエクステリアを確認できるところまで来ている。

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ただし、パワートレインについては未だ明らかとされていない部分が多い。特に電動化に関する部分では、二大予想誌「ベストカー」と「マガジンX」でも意見が対立している。

次期型シビックタイプRがコンベンショナルエンジン最終モデルの可能性、K20C型をそのまま継続する案

新型シビックタイプRは、従来型(K20C型)キャリーオーバーの2.0L VTEC-TURBOを搭載し、コンベンショナルエンジン最終モデルとしてデビューする、と予想するのが「ベストカー」である。

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ホンダは2040年にグローバル生産モデルでエンジン車の全廃を宣言しており、EVとFCVのみの生産に移行していく。特に日本国内では、2030年の段階でハイブリッドを含めた電動化率100%の達成を予告している。

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ホンダが明言している電動化タイミングに沿って考えていくと、2022年発売モデルはコンベンショナルエンジンとして発売できる最後のチャンスということになる。

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ただし、無視できないのが欧州市場である。メーカーに課せられる罰金制度もスタートしており、新型タイプRがコンベンショナルエンジンを搭載するとなれば、CO2排出量基準をオーバーしてしまうだろう。それでもタイプRは販売台数としては少ないから、BEVの「HONDA e」やe:HEV搭載の他モデルで、CO2排出量をカバーできるという計算が成り立つかもしれない。

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シビックタイプR電動化案、48Vマイルドハイブリッド vs SPORT HYBRID SH-AWD

一方で、欧州市場での長期的な販売を考えると、CO2排出量基準を満たさないモデルをこれから新規に導入していくのは、後々の負担となるのは明らか。

従来型の2.0L VTEC-TURBOエンジンをベースに、何らかの電動化が盛り込まれると考えるのが「マガジンX」である。

シビックタイプR エンジン VTEC-TURBO

欧州販売されるいくらかの他メーカーモデルと同様に、外部調達による48V式のマイルドハイブリッドを導入することで、現時点で求められる環境性能をある程度達成できる可能性がある。

そして、もう一つの電動化案としては、NSXやレジェンドで採用されたSPORT HYBRID SH-AWDである。左右独立制御されたモーターによるリア駆動が加わることで環境性能の向上とコーナリング性能が高められる。AWD化により、タイプRの開発目標となってきた「ニュルブルクリンク、FF車最速」という文言は使えなくなるが、これを搭載することになれば多くのユーザーは歓迎するだろう。

レジェンド後期型 フロントグリル

しかし、ホンダはSPORT HYBRID SH-AWDの開発終了を発表していた。搭載実績のあるNSXやレジェンドとは、エンジンサイズもプラットフォームも異なることから、シビックタイプRに搭載となれば更に開発費用も必要となる。実現性は低そうだ。

NSX 東京モーターショー2015

新型タイプRの生産拠点は国内寄居工場か、米国グリーンズバーグ工場か

2021年7月に販売が終了した先代シビックタイプRは、英国スウィンドン工場での生産であったが、同工場はホンダの方針により閉鎖される。その後、タイプRシリーズの生産をどの工場が引き継ぐのかも注目されるポイントであった。

ホンダ寄居工場

ホンダ寄居工場

新型タイプRのベース車であるハッチバック仕様については、新たに寄居工場とインディアナ州グリーンズバーグ工場が生産拠点となっており、これらいずれかの工場で新型タイプRの生産が行われることが予想される。

シビックハッチバック グリーンズバーグ工場

シビック ハッチバック(グリーンズバーグ工場)

そんななか発表されたのが、今回の新型タイプRの開発進捗に関するプレスリリースである。その内容が北米で先行してリリースされたということを考えると、グリーンズバーグ工場で生産される可能性が高まったのではないか。

シビックタイプRのEV化はいつ頃、ホンダの方針は脱エンジン

ホンダは2040年に世界販売の全ての四輪車をEV(電気自動車)とFCV(燃料電池車)とすることを方針として発表している。さらに、EVとFCVの販売比率として、2030年に40%、2035年に80%としていく中間目標も掲げている。

シビックタイプR後期型

従来型シビックタイプR後期型

将来的にはエンジン車の生産販売から撤退することが確定的となっているわけだが、それまでに、かなりの時間が残されているのも事実だ。直近に発売される新型車については、まだまだエンジンを搭載する車が現実的な選択肢となってくる。タイプRがEV化されるのは、2030年頃の発売が想定される7代目モデルか、その次の8代目モデルとなりそう。

シビックタイプR チャンピオンシップホワイト リアコンビネーションランプ

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