キャラバン 仕様向上 2025年8月25日発売
日産は商用バン「キャラバン」の仕様向上を実施し、2025年8月25日より全国で発売します。また、日産モータースポーツ&カスタマイズも「キャラバン」をベースとした新たなカスタムカー「AUTECH LINE」の設定や、既存の各種カスタムモデルの仕様向上を発表しています。
今回のキャラバンの仕様向上は、法規対応を果たすとともに、長距離を走行する機会の多いドライバーのために、安心、安全、そして快適さを提供する機能が追加されました。
まず、ガソリンエンジン搭載モデルには、このクラスで初めてとなるインテリジェント クルーズコントロールが採用されました。
このシステムは、荷物の積載量が空の状態から満載時まで、様々な車両の状況に応じて安定した加減速制御を行い、ドライバーはもちろん同乗者の快適性を保ち、積載物への影響も抑制します。
これにより、高速道路などでの長距離移動におけるドライバーの疲労軽減が期待されます。このほか、運転支援機能として、先行車の発進を知らせる機能や、車線変更をスムーズにするコンフォートフラッシャー、そしてドライバーの安心感を高めるタイヤ空気圧警報システムも新たに装備されました。
室内空間の快適性もさらに追求されています。快適で疲労が少ないと定評のあるスパイナルサポート機能付きシートは、運転席と助手席のクッション材に、より振動吸収性に優れた低反発素材が採用され、乗り心地が一段と向上しました。
さらに、ナビゲーション画面やアラウンドビューモニターをより見やすくするために、大型の9インチナビゲーションを装着できるナビフィニッシャーが新たに用意され、より快適な運転環境を実現しています。
また、カスタマイズを楽しむユーザーに向けて、新たなグレード「プレミアムGX Outdoor Black Edition」が設定されました。このモデルは「プレミアムGX」をベースに、フロントグリル、バンパー、ドアミラー、そしてフィニッシャーといった各パーツがブラックで統一されており、全体が引き締まった印象のデザインとなっています。
一方で、日産モータースポーツ&カスタマイズからは、キャラバンに新たなカスタムカーシリーズ「AUTECH LINE」が設定されることが発表されました。
これは従来の「AUTECH」シリーズとは異なるコンセプトのカスタムカーとして展開されるもので、スタイリッシュなエクステリアと実用性の高いインテリアを備え、仕事でもプライベートでも活躍する一台です。
エクステリアには専用デザインの15インチアルミホイールが採用され、オプションで存在感を高めるルーフスポイラーも装着可能で、スタイリッシュに仕上げられています。
インテリアには、雨の日の作業やアウトドアレジャーの際にも汚れを気にせず使用でき、手入れも簡単な専用の防水シートが採用されました。
ラインアップには、バンタイプの上級グレード「プレミアムGX」をベースとした「AUTECH LINE」と、内外装にさらなる専用装備を施し、プライベートユースでの満足度をより高めた「GRANDプレミアムGX」がベースの「AUTECH LINE PLUS」が用意されます。
加えて、フロントグリルやバンパーなどをブラックのパーツでコーディネートした「ブラックパッケージ」も選択可能です。「AUTECH LINE」は、さりげない個性やこだわりを車に求める層に向けて、車種ごとに最適化された特別なカスタマイズを施すシリーズとして、今回の「キャラバン」を皮切りに、今後他の車種へも展開される予定です。
このほか、ベースとなる「キャラバン」の仕様向上にあわせ、既存のカスタムカー「AUTECH」、車中泊仕様車、福祉車両である「ライフケアビークル」シリーズ、そして「ワークユースビークル」シリーズも同様に仕様が向上されました。ベース車と同じく各種法規に適合させた上で、ガソリンモデルへのインテリジェント クルーズコントロールの採用をはじめ、安心・安全・快適さを提供するための改良が加えられています。
同時に、車中泊仕様車では、ベース車両として新グレード「プレミアムGX Outdoor Black Edition」が選択可能になったほか、ベッドの生地に、耐久性と撥水性に優れるCORDURA®製の生地がオプションとして設定されました。
さらに、「ワークユースビークル」シリーズには、バックドアが通常よりも高い位置まで開く「高開度バックドア」仕様が追加されています。これにより、「キャラバン」が元来持つ広い荷室の開口部と相まって、積み重ねた段ボール箱などの積み下ろしや、段差のある場所での作業が、より一層スムーズに行えるようになります。
なお、車中泊仕様車「キャラバン MYROOM」の仕様向上に関する発表は、2025年の秋ごろに別途行われる予定です。
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キャラバン 特別仕様車「50th Anniversary」
日産は、「キャラバン」の50周年を祝し、特別仕様車「50th Anniversary」を発表した。発売日は2023年10月10日を予定している。
1973年に登場した初代「キャラバン」は、アウトドアやレジャーシーン向けにデザインされ、その安全性や快適性、デザインは時代とともに進化してきた。現行モデルはワークユースだけでなく、レジャーにも適しており、小型貨物車4ナンバーバンクラスではNo.1の荷室空間を誇る。また、「インテリジェント アラウンドビューモニター」をはじめとする先進の安全技術も搭載している。
今回の「50th Anniversary」は、GRANDプレミアムGXをベースに、黒を主体にした特別装備が施された。その中でも、ブラックグリルやブラックドアハンドル、そしてブラックバックドアフィニッシャーなどが目を引く。さらに、「50th Anniversary」のロゴが入ったエンブレムやステッカー、ヘッドレストの刺繍など、特別感を強調するアイテムが豊富に取り入れられた。ボディカラーは「カシミヤグレージュ」を始め、全4色がラインアップされる。
消費税込み車両本体価格は、QR20DE型 直列4気筒 2.0Lのガソリンエンジン搭載モデル(2WD)が3,483,700円。4N16型直列4気筒 2.4Lの三菱製ディーゼルエンジン搭載モデルは、2WDが4,151,400円、4WDが4,453,900円に設定される。また、いずれもトランスミッションは7速ATが採用される。
特別仕様車「50th Anniversary」は2024年3月までの期間限定販売というこで、生産可能台数に達すると、注文受付が終了する場合があることを予告している。
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車中泊仕様「キャラバン MYROOM」は2023年度内に発売予定
日産は、「キャラバン MYROOM」を2023年度内に発売することを2023年5月29日に発表した。
「キャラバン MYROOM」は、東京オートサロン2022で出品された「キャラバン MYROOM CONCEPT」の市販型となる。
初代キャラバンが登場したのが1973年。50周年を迎えた「キャラバン」シリーズに新たな価値が提供され、さまざまなライフスタイルに対応したプロダクトラインナップの展開が計画されている。なかでも、「キャラバン MYROOM CONCEPT」への市販化の要望は、これまでの展示会でも多く寄せられてきた。
先行公開された「キャラバン MYROOM」の内装デザインは、コンセプトカーに限りなく近い形を維持し、より使いやすさを向上させるための改良が加えられている。木目をふんだんに使うことで「クルマの内装感」を徹底的に消し去り、シンプルでミニマルなデザイナーズホテルのような洗練された趣が実現される。その結果、車内は日常の延長線上での居心地の良さを追求した空間に仕上げられる。
「キャラバン MYROOM」の詳細な仕様や価格などは、追って発表される予定となっている。
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キャラバン 一部仕様向上モデル2022年7月7日発売、AUTECH追加
日産・キャラバンが一部仕様向上を受けて2022年7月7日に発売された。さらに、キャラバン AUTECHが同日に発売された。
現行ラインアップ販売されるキャラバンは、2012年にE26型としてフルモデルチェンジ発売された「NV350キャラバン」がベースとなっている。その後、2021年10月にガソリン車がマイナーチェンジを受け、この時に呼称を「キャラバン」に戻している。続いてディーゼル車も2022年2月のマイナーチェンジで「キャラバン」のモデルネームに回帰している。
キャラバンが一部仕様向上、消費税込み車両本体価格 2,426,600円から
今回、キャラバンの一部仕様向上では、燃費の性能向上が図られると共に、上級グレードにはオーディオ、ハンズフリーフォンコントロール用のステアリングスイッチが追加された。またカップホルダーの形状変更など、使い勝手の向上も図られている。
消費税込み車両本体価格は、キャラバン バンが2,426,600~3,307,700円、キャラバン ワゴンが2,798,400~4,117,300円、キャラバン マイクロバスが3,463,900~3,774,100円に設定される。
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キャラバン AUTECHが発売された 2022年7月
2022年7月7日、「キャラバン」に新たなカスタムカー「AUTECH」が設定された。また、「キャラバン」ガソリン車の一部仕様向上にあわせ、特別仕様車「プロスタイル」、および、車中泊仕様車、「ライフケアビークル(LV)」シリーズ、「ワークユースビークル」シリーズのガソリン車の仕様が一部向上した。
キャラバン「AUTECH」の特徴
キャラバン「AUTECH」は、仕事でもプライベートでもこだわりの一台を求める方に向け、「キャラバン」のダイナミックで力強く存在感あるスタイルに、こだわりを尽くした最上の質感が付加されたプレミアムモデルとなる。このクラスで人気の高まるカスタマイズニーズに呼応し、「キャラバン」の最上級グレードとして位置付けられる。
エクステリアには、「AUTECH」ブランド車共通の表現であるドットパターンのフロントグリルや、ブルーに輝くシグネチャーLEDとシルバーのアクセントが特徴のフロントプロテクターが採用された。
また、アルミホイールは、緻密につくり込んだスポークの切削面と、センターキャップ周りのブラック基調で立体感のあるデザインにより、上質さと「キャラバン」らしい力強さが融合されたスタイルとなった。
インテリアは、シート地に、柔らかな手触りで体に馴染み、かつ、耐久性や耐水性に優れたレザレットが採用されるとともに、海面の波の動きをモチーフにした模様が施された。
また、ハンドルやシート、シフトノブに、「AUTECH」ブランドを象徴するブルーステッチを施すなど、上質かつ機能性のある素材とこだわりのディティール表現で、スタイリッシュさと「キャラバン」ならではの使い勝手が両立された。
さらに、サイドスタイルやリヤスタイルの印象を変える専用のエクステリアパーツをオプションとして設定されたほか、エクステリアのみを専用デザインとしたグレードも設定される。
ボディカラーは、ダークブルー、ピュアホワイトパール、ミッドナイトブラック、ダークメタルグレーの全4色が設定された。
キャラバン「AUTECH」の消費税込み車両本体価格は3,553,000~4,523,200円に設定される。
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キャラバン モデルチェンジ まとめ
まとめ更新日: 2025/07/17
キャラバン 仕様向上 発売日 2025年8月25日
- ガソリン車にクラス初の「インテリジェント クルーズコントロール」を搭載
- 「先行車発進お知らせ機能」、「コンフォートフラッシャー」、「タイヤ空気圧警報システム」を新たに装備
- 運転席・助手席シートのクッション材に低反発素材を採用し、乗り心地を改善
- 9インチの大型ナビゲーションに対応するナビフィニッシャーを新設定
- 各パーツをブラックで統一した「プレミアムGX Outdoor Black Edition」を設定
キャラバン 仕様向上 発売日 2025年8月25日 画像
キャラバン 特別仕様車「50th Anniversary」2023年10月10日 発売
- 「50th Anniversary」は、GRANDプレミアムGXがベース
- 黒を基調とした特別装備
- ブラックグリル
- サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー(ブラック)
- ブラックドアハンドル
- ブラックスライドドアレール
- ブラックインレットグリル
- ブラックバックドアフィニッシャー
- 「50th Anniversary」ロゴ入りエンブレム(ATフィニッシャー・リヤ)
- ステッカー(ボディサイド)
- ヘッドレストに刺繍
- ボディカラーは、カシミヤグレージュ(専門色)含む合計4色がラインアップ
- 販売期間2024年3月まで、生産可能台数に達した場合、注文受付終了の可能性あり
キャラバン 特別仕様車「50th Anniversary」画像
キャラバン MYROOM 発売予告
- 「キャラバン MYROOM」を2023年度内に発売予定
- 50周年を記念する「車中泊仕様」
- 価格は未定