自動車サプライチェーン、日産いわき工場とルネサス

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日産いわき工場が生産を再開

いわき工場
自動車業界の明るいニュースとして、日産のいわき工場が当初の予定を2週間前倒しして本格復旧を果たした。
いわき工場が担当する高級車向けエンジン、VQ35DEなどといったVQエンジンの生産が本格的に再開することとなった。
いわき工場は震災により、工場内での地盤沈下や火災を受けて被災し、生産機器にも被害があった。
操業停止中は、アメリカのデカード工場での代替生産も行われていた。
日産の大型セダンやSUVの生産が大きく復旧に近づいたことになる。

ルネサスエレクトロニクス復旧遅れる

自動車のサプライチェーン問題の最中、注目されたのがルネサスエレクトロニクスの決算発表である。
震災による損失が膨らむのは大方の予想通りであったが、来月以降の半導体の生産能力が一段と低下する見込みであることが明らかになった。
これにより、自動車メーカー各社の復旧計画にも影響が出そうだ。
これまで、ルネサスエレクトロニクスは被害の大きかった那珂工場の供給力を6月以降については毎月2割ずつ増産させていくと発表していた。
10月には震災前の水準にまで生産力が回復すると見込んでいる。

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