トヨタの新型BEVを予告するデザインスタディモデル「bZ Compact SUV Concept」が、2022年11月の米国発表に続き、欧州でも発表された。
「bZ Compact SUV Concept」は、BEVのbZシリーズの一つで、発売中の「bZ4X」、さらに中国向けの「bZ3」に続くモデルということになる。「bZ4X」よりも小さいと説明されているが、プラットフォームは共通のe-TNGAが採用され、SUVタイプに仕上げられるところも同じである。
欧州向けには、「bZ Compact SUV Concept」のボディサイズが公表されており、全長4538mm×全幅1888mm×全高1560mmとなる。
「bZ4X」は、全長4690mm×全幅1850mm×全高1650mm、ホイールベース2850mmである。
「bZ Compact SUV Concept」は、全長が152mm小さくなってはいるが、全幅はむしろ大きい。そして、全高は低く仕上げられている。居住性をやや犠牲にしながらも、スタイリングや走行性能に拘ったSUVモデルになることが想定される。
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bZ Compact SUVの設計は南フランスのED2、C-HRとデザインの方向性が近い
「bZ Compact SUV Concept」は、従来からあるエンジン搭載車のなかでは「C-HR」とデザインの方向性が近い。「bZ Compact SUV Concept」のデザインは、南フランスのToyota European Design and Development(ED2)で行われており、ここでは「C-HR」の現行型および次期型の設計も行われている。
今回、「bZ Compact SUV Concept」と同時に欧州発表された「C-HR Prologue」は、次期C-HRを予告するモデルである。これら2つの車両が並んだ画像も公開されており、デザインの方向性とサイズ感の違いを比較することができる。
フロントデザインは、2022年11月にワールドプレミアとなった新型プリウスでも採用された、「コの字型ヘッドランプユニット」と「ハンマーヘッド」が両モデルに存在する。
一方で、ボディサイズは一目で違いが判断できるほどで「bZ Compact SUV Concept」の全長とホイールベースがより長いことが確認できる。
「bZ Compact SUV Concept」については、2023年以降にも詳しい発表があることが予告されている。
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