BMW 328iは直4 2Lツインターボ搭載で、燃費と加速性能を両立

BMW

328iはダウンサイジングエンジン直列4気筒の2.0Lツインターボ搭載

BMWの328iは、7年ぶりとなるフルモデルチェンジを迎え、2012年3月から日本でも販売が開始された。BMW 3シリーズとしては6代目に当たる。

エンジンは直列4気筒の2.0Lツインターボを採用。これは、従来の6気筒型からダウンサイジングしており、最近の流行を象徴したものとなっている。とはいえこの328iのエンジンパワーは245psとなかなかの高性能であり、ライバルとなりやすいメルセデスC250などといった欧州FRセダンとの比較であれば、アドバンテージを持った数値である。
さらにトルクは3Lエンジンクラス並みで、加速性能は非常に素晴らしく、時速100kmまでの加速に要する時間は6.1秒となっている。これは車重の違いこそあれ、V6 3.0Lエンジン搭載の535iと全く同じという驚きの数値を叩き出している。

328iはそのような高性能エンジンを搭載しながらも、ECO PROと名付けられたエコモードを使用することでJC08モード燃費は15.2km/Lを達成する。これは同クラスの純ガソリン車としては最高水準の燃費性能である。
BMW 328i

328iのボディは少しだけ大きくなった。トランクの使い勝手も向上。

328iの車体をこれまでの3シリーズと比較してみると、全長とホイールベースが少し伸びた程度である。しかし迫力のあるボディ造形を取り入れたことにより、実際の大きさよりも見た目には大きく感じ、後ろ姿は5シリーズと見違えるかというほどだ。
また、ホイールベースが伸びたことはレッグスペースが十分に確保されることにも繋がった。BMWこだわりのシートポジション調節を組み合わせれば、それがロングドライブであっても快適な乗り心地を実現してくれるだろう。

さらにもう一つ、トランクルームの使い勝手が向上していることも特筆したい点だ。現行328iのトランク容量は、前モデルに比べて20Lの増加となっている。これにトランクリッド・スマート・オープナーと呼ばれるシステムが装備されており、キーを携帯してリアバンパーの下に足を入れると両手がふさがった状態でも自動的にトランクが開くという、便利な装備が採用されている。

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