シトロエンC4カクタス、コンパクトクロスオーバーSUV市場に新車種登場
シトロエンは新型C4カクタスを開催中のジュネーブモーターショー2014でワールドプレミアさせた。昨年2013年のフランクフルトモーターショーではコンセプトカーのカクタスを出展していたが、その市販モデルということになる。
新型C4カクタスはいわゆるコンパクトクロスオーバーSUVと呼ばれるカテゴリーに属し、欧州でも人気のある日産・ジュークなどに対抗するモデルとして市場投入される。そのボディサイズは全長4160mm×全幅1730mm×全高1480mmで、ホイールベースは2600mmとなる。
C4カクタスは流行を取り入れながらも個性的なシティSUVとなった
新型C4カクタスは機能面でもユニークな装備が取り入れられている。外観を見てまず目に入るのがボディサイドの樹脂調パネルであるが、これはエアバンプと呼ばれる新素材で出来ている。エアバンプはその内部に空気カプセルを無数に含んでおり、オフロード走行での衝撃からボディを守る役割を担ったものである。
ボディラインはフランス車の中では比較的シンプルで、かつ流行に則った印象だ。他車の名前を挙げれば都市型SUVの代名詞でもあるレンジローバー・イヴォーグ風とも言えようか。ただしフランスメーカーのシトロエンが手掛けると、アウトドアを連想させるエアパンプと近未来的な細長のヘッドライトの組み合わせが絶妙で強い個性を感じさせる。
新型C4カクタスに搭載されるパワーユニットは、Blue HDi100という他のシトロエンのモデルの最新シリーズでも採用されている新開発のエンジンとなる。ディーゼルエンジンで欧州複合モード燃費32.2km/L、CO2排出量が82g/kmと高い環境性能を発揮できるとシトロエンも自信満々だ。
当然、日本でも発売が期待されるモデルであるが詳細は未定となっている。