IDxはデトロイトでも出展、日産が新たなコンパクトFRスポーツを開発中
日産が東京モーターショー2013で発表したコンセプトカー、IDx フリーフローとIDx NISMOの2台が、デトロイトの北米国際オートショー2014でも出展された。
現代版ハコスカとも報じられたIDxの発表は、日産が新たなコンパクトFRスポーツを開発中であるとして話題となった。さらにノーマル車のフリーフローだけでなく、スポーツカスタマイズのNISMOもラインアップさせたことは、ファンの期待を高めるのには十分であった。しかし、その市販の実現性には疑問を感じていたファンも多いはず。
その後、デトロイトでも2台のIDxが出展されたことで、日産が本気で市販を考えているという見方が強まった。
IDxは86よりも小さな軽量スポーツ、1.2~1.5Lエンジンの搭載が想定される
IDxのライバルは2.0Lの水平対向エンジンを搭載するトヨタ・86/スバル・BRZという構図になりそうだが、このIDxはもう少し小さな排気量、1.2~1.5Lエンジンの搭載を想定して開発が進められている。
IDxのボディサイズは、全長4100mm×全幅1700mm×全高1300mmとなっている。コンセプトカーの段階でこのボディサイズなら、全幅は1.7m未満の5ナンバーサイズ、全長も4mを下回る可能性があるだろう。つまり86/BRZよりも一回り小さな車体になると思われる。
一方でトヨタも86より小さな1.5LクラスのFRスポーツの開発を進めており、こちらの方がむしろIDxのライバルと言うに相応しいだろう。
IDxの市販時期は2016年頃を予測するメディアが多く、2年後は1.5LのFRスポーツクラスでトヨタvs日産の戦いが見れるかもしれない。