ジャガーがC-X17をワールドプレミア、高級クロスオーバーSUVを提案
ジャガーは今月9月に開催されたフランクフルトモーターショー2013で『C-X17』を初公開した。これはジャガーにとってブランド初のクロスオーバーSUVタイプのコンセプトカーということで注目を集めた。プレミアムカーのトレンドがSUVへシフトするなか、ジャガーも遂にそこへの参入を宣言したことになる。
C-X17はスポーツクロスオーバーコンセプト、2015年以降の市販化を期待
C-X17の全高は1649mm。全長は4718mmとクロスオーバーSUVとしては比較的ロングボディなためかスポーティな印象が強い。また、車体のベースがアルミ製モノコックから成っているのも特徴の一つである。軽量化が期待できるその車体は、スポーツ・クロスオーバー・コンセプトの名に恥じないパフォーマンスを予感させる。
C-X17のエクステリアデザインは、いかにもジャガーと連想させるようなところが多い。例えば、四角いフロントグリルはXJやXFを思わせるし、テールランプはFタイプからの流れを感じる。インテリアにもイギリスの高級皮革メーカーであるコノリーレザーを採用しており、これもジャガーでは定番とも言える仕様である。
このC-X17は、まだ市販が確定的なモデルではないが、2015~2016年の発売が予測されている。
一方でジャガーの兄弟ブランドであるランドローバーは、これまでSUVを中心に販売を進めてきたわけで、今後両者がどのような方向性でコンセプトを分けていくのかも大変興味深いところである。