クロスup!、VWの最小クロスコンパクトが発売
フォルクスワーゲンは、今月2013年3月開催のジュネーブモーターショーで、クロスup!を発表した。
フォルクスワーゲンのup!と言えば、2011年に発売した同社最小クラスの新世代コンパクトカーシリーズである。「クロス」というシリーズはこれまでもポロ、ゴルフといったフォルクスワーゲンの代表モデルにも設定されてきたわけで、クロスup!はフォルクスワーゲンのクロスオーバー車の中でも一番小さなモデルということになる。
クロスup!の日本発売を期待したい
今回登場したクロスup!は、昨年のジュネーブモーターショー2012で発表されたコンセプトカーであるX up!の市販版に対応するものである。コンセプトカー時のときから継続する特徴は、そのなんといっても愛らしい個性的な外観で、コンパクトカーでありながら、比較的高い車高やしっかりしたバンパーなどクロスオーバー車らしいデザインが随所に盛り込まれている。個人的におもしろいと思うのは、赤と黒の特別シートが採用されたスタイリッシュなインテリアデザインである。所々にシルバーのアクセントをつけた、BMWミニクーパーに勝るとも劣らない派手なインテリアは、若者の人気を集めそうだ。
クロスup!のパワートレインは、1.0L直列3気筒エンジンで、最高出力75psというスペック。これに5速のマニュアルトランスミッションが組み合わせられる。
本国ドイツでは夏頃からの発売を予定しており、車両価格はおよそ175万円程度からとなる見込みだ。日本発売については未定だが、これまでにクロスポロ、クロスゴルフが日本に導入されてきた実績を振り返れば、当然日本での発売も期待されるモデルとなる。