スズキ・スペーシアが発売、さらに広くなるパレット後継の新型軽ワゴン車

スズキ

スペーシアの新車名が与えられるパレット後継モデル

今春のスズキではパレットのフルモデルチェンジが予定されている。次期モデルは車名が変わり、スペーシアと名付けられることになりそうだ。
新型スペーシアは、昨年2012年に発売した新型ワゴンRのシャシーと環境テクノロジーをベースに開発されてきた。現行パレットも居住性重視で設計された広々とした室内空間が魅力であったが、ライバル車のダイハツ・タントやホンダ・N BOXの圧倒的な居住空間に対してアピール力に欠けている状況であった。新型スペーシアでは、室内長と室内幅が寸法的にも大きくなり、ライバル車を凌ぐ室内広さが与えられることになるだろう。

(写真は現行パレット)
パレット

スペーシアには新型ワゴンRの最新テクノロジーが満載

新型スペーシアのアピールポイントは広さだけではなく、ワゴンR譲りの最新のメカニズムも採用されることにもある。
エネチャージと呼ばれているリチウムイオンバッテリーを使った減速エネルギー回生システムが装備され、発電効率の向上が図られる。アイドリングストップシステムは、速度13km/h以下でエンジン停止となる最新型が採用される。これらの装備により、新型スペーシアのJC08モード燃費はクラストップレベルを達成する見込みである。

さらに、アイドリングストップ時にも一定時間の冷風を維持できるエコクール機能も装備される。これはカタログスペック上のJC08モード燃費の向上には繋がらないが、ユーザーの快適性と実用燃費の向上に貢献することになる。

現在のところ新型スペーシアの発売日は、2013年3月15日頃になるという情報だ。

スペーシアという車名は、トヨタが以前より商標登録を済ませていたということもあり、実際の車名になるのか未確定な部分もあったのだが、この辺りの問題は既に解決済みではないかと想像する。

さらに、現行パレットでSWに相当する上級グレードが、スペーシアカスタムとして初夏に追加発売されることがアナウンスされている。

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