新型アテンザが9月に発表、ディーゼルエンジン搭載

マツダ

Mazda6(アテンザ)がパリサロン2012で発表

2011年の東京モーターショーのマツダブースでは「靭」(しなり)、「雄」(TAKERI)が公開され話題となったが、これらコンセプトモデルのデザインが次期アテンザに取り入れられる。そして、2012年9月開催のパリサロン(パリモーターショー)では、コンセプトモデルではない市販型のMazda6(日本名アテンザ)を公開するとマツダは発表している。次期モデルの市販型アテンザの姿は、今秋にも見ることができそうだ。
コンセプトモデル しなり
マツダ 靭
写真は、次世代デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を具現化したコンセプトモデル「靭」しなり。

次期アテンザは、ディーゼル&エネルギー回生システム搭載

マツダでは、2012年2月に発表したCX-5のディーゼル仕様が人気となっている。次期アテンザにもこのディーゼルエンジンが搭載される見込みだ。
このマツダのスカイアクティブDと呼ばれる2.2Lのディーゼルエンジンは、従来の一般的なディーゼルエンジンよりも圧縮比を低く抑えることに成功し、より高い燃焼効率を得ている。さらに、世界一厳しいユーロ6のディーゼルエンジン排ガス規制を高額な排出ガス後処理システムを使わずしてクリアしているのが凄い。
従来より燃費が良く低価格になったディーゼルエンジン、スカイアクティブD搭載グレードが、CX-5に続き、次期アテンザにもラインアップされる見込みだ。
スカイアクティブD クリーン ディーゼル ターボ エンジン
写真は、ディーゼルエンジンのスカイアクティブD。ガソリンエンジン車も当然ラインアップされる。

また、次期アテンザは、i-ELOOPと呼ばれる減速エネルギー回生システムがマツダ車種で初めて導入される。
減速エネルギー回生システムは、これまでハイブリッド車で採用されることが多かったのだが、通常エンジン車にも可変電圧式オルタネーターやキャパシターを搭載することで、エネルギー効率を高めることが行われつつある。
次期アテンザはハイブリッド車ではないため、効率的に溜めた電力をモーター出力としてトルクに変換することはできない。しかし、加速時にオルターネーターの発電を停止させることができたり、アイドリング・ストップによるエンジン停止時間を延長させることができるため、エネルギー効率は向上する。
このi-ELOOPの採用による次期アテンザの燃費向上は約10%が見込まれている。
アテンザ-TAKERI
次期アテンザ TAKERI
写真は、次世代4ドア、コンセプトカー「雄」TAKERI。

次期アテンザの日本仕様の発売は、2013年初頭頃になるのではという予測が有力。現行アテンザは発売から5年でフルモデルチェンジを受けることになる。

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