ブレイドの生産が終了しカタログ落ちへ、後継車は?

トヨタ

ブレイドの販売が間もなく終了、トヨタのプレミアムハッチバック

ブレイドが2012年7月に生産終了となることがわかった。
これまでトヨタのプレミアムコンパクトハッチバックとしてラインアップしてきたが、2006年12月の発売から6年経らずでカタログ落ちということになる。後継車種は用意されない。
ブレイドと同時期にデビューしたオーリスの高級バージョンとしてポジショニングされてきたが、思うように販売台数を伸ばすことができなかった。

(最終モデルとなった現行ブレイド)
ブレイド

ブレイドの後継車は用意されない

トヨタではブレイドと同セグメントの車種としてオーリスをラインアップしてきた。
ブレイドの基本構造は、このオーリスと共通部分が多く、オーリスの高級バージョンといった側面があった。エンジンは、オーリスが1.5Lと1.8Lといった、このクラスとしては標準的なタイプを搭載したが、ブレイドは直4 2.4LとV6 3.5Lをラインアップ。サスペンションやインテリアもブレイド専用の上級パーツが採用されるなど、オーリスとの差別化がなされてきた。
このブレイドの弟分的な位置付けであったオーリスは、今年2012年7月にフルモデルチェンジを受けることになっており、ハイブリッドグレードも設定される。

(ブレイドの役割を引き継ぐレクサスCT200h)
CT200h
また、ブレイドがフルモデルチェンジを果たせなかった原因としては、昨年2011年にレクサスからデビューした、プレミアムハッチバックのCT200hの存在も大きいはずだ。CT200hはレクサスのブランドイメージと、ハイブリッド搭載ということが功を奏したのか、販売台数を伸ばしている。
ブレイドは、フォルクスワーゲン・ゴルフやBMW・X1、あるいはアルファロメオ・147などといった欧州のCセグメントハッチバックの対抗車とも言われたが、既にその役割は、このCT200hが引き継ぎ済みと言えるだろう。

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