プジョーRCZは399万円から
2012年1月に開催された大阪モーターショーでは、プジョーRCZが出展されていた。
価格は399万円からで既に発売中。
このRCZは、2007年のフランクフルトモーターショーで発表された308RCZコンセプトを起源としている。
ハッチバックのプジョー308をベースにスポーツクーペ化したモデルだ。
308とパーツを共通化させてコストダウンした一方で、シート表皮などの要所はラグジュアリーな仕上がりになっており、価格以上に高級感を味わえるのもRCZの魅力だ。
RCZは2グレードが用意されている
日本に導入されているRCZのグレードは2タイプ。
基本グレードになるのが、出力156psのエンジンにトランスミッションは6ATが組み合わされているもの。
こちらは右ハンドル仕様が用意される。
もう一つのスポーツグレードは、200psという高出力エンジンを搭載。
トランスミッションは6MTで、本格的なスポーツ走行を楽しむことができる。
こちらは左ハンドルのみの設定となる。
これら2タイプのRCZは、エンジン出力が異なっているが、どちらもターボチャージャー付きの直4 1.6Lエンジンが採用されている。
さらに欧州モデルでは、ディーゼルターボエンジンもラインアップされているようだ。
プラットフォームは308と基本構造は同じ。
RCZの着座位置は、308と比較してぐっと低く、スポーツカーであることを感じさせる。
車体重量は1350kgで、308のそれと大差はない。
インストルメントパネルは基本的は308に近いデザインだが全くの共通ではなく、中央にはアナログ時計を装備するなどして差別化、高級化がなされている。
リアシートは荷物置き場との割り切りが必要。子供でもない限り座ることはできない。
前方からの写真では、運転席、助手席頭上のルーフが盛り上がっているのがわかる。
ヘッドクリアランスを稼ぐためのものだが、うまくブラックアウトされて目立たない。
それよりもルーフサイドの太いアルミフレームが描くなだらかな曲線が美しい。