新型【イグニス】フルモデルチェンジ復活いつ?現行型の国内向け生産終了カタログ落ち、欧州一部、インドで販売継続【スズキ最新情報】2024年11月の法規対応まで販売延長なし、後退時車両直後確認装置の継続生産車への装備義務化に対応せず販売終了済み

イグニス
イグニス

初期型イグニス

スズキ・イグニスの復活フルモデルチェンジはあるのか?

スズキのコンパクトクロスオーバーSUV「イグニス」は、2016年に日本で発売され、その個性的なデザインと高い機能性で多くのファンを獲得してきました。しかし、2024年4月26日をもって日本国内での販売が終了しました。

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イグニスは、軽クロスオーバーSUV「ハスラー」と小型クロスオーバーSUV「エスクード」の間を埋める新ジャンルのモデルとして登場しました。軽量高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT」を採用し、1.2Lデュアルジェットエンジンとマイルドハイブリッドシステムを組み合わせることで、高い燃費性能と環境性能を実現しました。

スズキ エスクード

日本での生産は2024年2月末に終了し、その後は在庫のみの販売となりました。販売終了のきっかけは、2024年5月に施行予定だった「後退時車両直後確認装置の継続生産車への装備義務化」です。これは、継続生産される車両にバックモニターなどの安全装置の装備を義務付けるものでした。実際には、「能登半島地震等を踏まえた自動車の安全・環境基準の適用延期」を受けて施行が2024年11月に変更されました。しかし、イグニスについては販売期間の延長は行われず、カタログ落ちとなりました。

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販売終了の背景には、市場環境の変化や他モデルとの競合も考えられます。特に、同社の「クロスビー」が後継モデルとして位置づけられており、ラインナップの整理が進められたと見られます。

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一方、スズキの国内向けラインアップでは、2024年にインド生産の輸入モデルとして「フロンクス」が追加されることが大きなトピックです。フロンクスはイグニスと同じ小型クロスオーバーSUVのカテゴリに属する車種であり、全長3,995mmと、全長3,700mmのイグニスに比べてボディサイズが大きくなっています。このサイズ差により、もしラインアップに共存した場合でも、棲み分けが可能かもしれません。

スズキ イグニス

しかしながら、イグニスがフルモデルチェンジを受けて日本での販売を復活させるという具体的な情報は現在のところありません。海外市場、特に欧州やインドではイグニスの販売が継続されており、一定の人気を保っています。インドでは上級車チャネル「NEXA(ネクサ)」で取り扱われており、現地のニーズに合わせたモデルチェンジが行われる可能性もあります。

イグニス トランクルーム

また、スズキは過去に「イグニス」の名称を復活させた経緯があります。初代「スイフト」の欧州仕様車として「イグニス」の名が使われ、その後一旦消滅したものの、2016年に再び起用されました。このようなブランド名の復活が再度行われる可能性も否定できません。

イグニス 東京モーターショー2015

イグニスは独特なデザインと高い機能性で差別化を図りましたが、販売台数は他の競合モデルに比べて伸び悩みました。その要因として、サイズや価格帯が他のスズキ車と重なる部分があり、消費者にとって選択肢が多すぎたことが挙げられます。また、SUV市場が激戦区となっている中で、より魅力的な特徴を打ち出すことが課題でした。

イグニス インテリア

総合的に見ると、現時点でイグニスの日本国内での復活フルモデルチェンジの情報はなく、販売再開の可能性は低いと考えられます。しかし、海外での販売が継続されていることや、スズキがこれまでにブランド名を復活させた事例があることから、将来的な展開に期待するファンも少なくありません。

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新型イグニス 一部仕様変更 3型 2021年9月

スズキはSUVタイプの小型乗用車「イグニス」を一部仕様変更し2021年9月7日に発売した。

イグニス HYBRID MG

イグニス HYBRID MG

2WD(FF)モデルの消費税込み車両本体価格

  • HYBRID MG(1,600,500円)
  • HYBRID MV(1,747,900円)
  • HYBRID MF(1,856,800円)

※ 4WDモデルは136,000円アップ

イグニス HYBRID MV

イグニス HYBRID MV

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イグニスの販売期間は5年が経過、フルモデルチェンジはまだ先か

スズキ・イグニスは2016年に発売されたモデル。日本では例が少ない、AセグメントクラスのSUVとなる。国内向けには相良工場で生産されたものが販売されるが、グローバル向けとしてインドのマルチ・スズキでも生産される。

軽自動車規格から少しオーバーしてしまうというボディサイズの特徴からも海外販売を主力に考えられた車種となる。日本市場においては全車マイルドハイブリッドの設定により、プレミアムな小型SUVのイメージで販売されてきた。

イグニスの販売期間は5年を過ぎており、次期型へのフルモデルチェンジ情報も気になるところである。しかし、昨年2020年にマイナーモデルチェンジを受けたばかりであることから、現行の後期型モデルの販売はしばらく継続されることになるだろう。

イグニス HYBRID MF

イグニス HYBRID MF

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イグニスの一部仕様変更では、新グレードHYBRID MVを追加

今回の一部仕様変更では、新グレード「HYBRID MV」が設定され、「HYBRID MG」、「HYBRID MF」と合わせた3グレードの構成となった。

また、「HYBRID MG」と新グレード「HYBRID MV」にも「HYBRID MF」の力強さを表現したバンパーが採用された。

新グレード「HYBRID MV」は、LEDヘッドランプ、LEDフロントフォグランプ、リヤフォグランプに加え、パドルシフトを追加することにより、力強い印象のエクステリアと操る楽しさが追求された。

「HYBRID MG」には、キーレスプッシュスタートシステムやフルオートエアコンの快適装備が追加され、「HYBRID MF」は、アクティブな使用を考慮したレザー調シートや防汚タイプのラゲッジフロアはそのままに、新たにラゲッジシェルフが標準装備となった。

月間目標販売台数は1500台となる。

イグニス 東京モーターショー2015

イグニス初期型

イグニスは登録車でありながらも室内は軽自動車並にタイトである。そういったこともあり、国内ウケが難しい。ただし、同じスズキのコンパクトSUV、クロスビーと比較した場合、イグニスの走行性能の高さには定評がある。

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イグニス まとめ

まとめ更新日: 2024/09/24

  • 2016年2月 発売
  • 2021年 一部仕様変更で3型が販売
  • 2024年5月施行の法規に対応せず、販売終了
  • フルモデルチェンジ復活の待望論あるものの、実現難しそう

イグニス 初期型 画像

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