アルトワークス復活は2026年以降登場の次期型ベースに期待、大幅軽量化を予告
東京オートサロン2026で見えたアルトワークス復活の温度差
現行型アルトは2021年12月にフルモデルチェンジしましたが、ターボエンジンと5MTを組み合わせたアルトワークスは設定されませんでした。アルトワークスの復活を望む声が根強いなかで、東京オートサロン2026ではライバル側の動きが目立ち、スズキ側との温度差がよりはっきりしてきました。
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ダイハツが示したミライースの具体案
ライバルのダイハツでは、ミライースをベースにした構想が具体化しつつあります。
東京オートサロン2026ではダイハツブースから「ミライース tuned by D-SPORT Racing」が出品され、5MTとターボ仕様が示されました。公道走行を兼ねつつも基本的にはモータースポーツ向けとしての商品が目指されます。
この動きは、前年に「ミライース GR SPORT コンセプト」が出品された流れの続編でもあります。モータースポーツ寄りの市販化が確定的となったことで、一般ユーザー向けのGR SPORTの発売も期待されます。一方でスズキでは、アルトワークスの復活を思わせる動きは見られませんでした。
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現行型アルトをベースにした復活が遠のく見方
アルトワークスについては、現行型アルトをベースとしたモデルの発売は現実的でないという見方が強まっています。現行型の枠内でスポーツ仕様が具体化しない状況が続くほど、次のタイミングに期待が集まりやすくなります。
すでに、スズキからは次期アルトについての構想が発表されており、アルトワークスの設定も期待されます。
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公式が示した「次期アルト」100kg軽量チャレンジ
その次のタイミングとして注目されるのが、スズキが2024年7月17日に発表した「技術戦略説明会」です。この説明会では「次期アルト」のモデルネームが登場し、大幅な軽量化計画が示されました。従来のモデルサイクルから推定すると、フルモデルチェンジは2026年以降と思われ、そこで再びアルトワークスが設定されるのではないかという期待が高まっています。
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680kgから100kg軽量を掲げた狙い
次期アルトでは、現行アルトの車両重量680kgから「100kg軽量チャレンジ」が掲げられています。
もし目標が達成されれば、次期アルトの車両重量は580kgとなります。初代アルトの車両重量は545kgであり、原点に近い軽さへ戻す挑戦だといえます。
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過去の増加と減量の経緯が示す意味
各時代の法規に合わせた製品として成熟していくなかで、2009年12月発売の7代目アルトでは740kgまで車両重量が増加していました。
その後、8代目ではHEARTECTと名付けられた新プラットフォームにより620kgへの減量を実現し、この軽量化された8代目モデルでは2015年12月にアルトワークスも復活を果たしました。
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次期アルトの軽量化が復活の追い風になる
しかし、現行の9代目モデルでは再び車両重量が680kgに増え、アルトワークスも設定されていません。次期アルトで目標通り100kgの減量が果たせれば、車両重量580kgという軽量モデルが実現し、ライトウェイトスポーツとしてのアルトワークス復活の機運が高まります。
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商標登録済みALTO SPIRITと現行アルトの制約
現行型の9代目アルトは2021年12月のフルモデルチェンジ発売でしたが、そのひと月前にはスズキから「ALTO SPIRIT」が商標出願されていました。
アルトシリーズへの派生モデルの設定が待望されていたものの、発売に向けての具体的な情報は出ないまま、モデル末期を迎えてしまったという見方になります。
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現行型がスポーツ派生を作りにくい理由
現行型アルトは全車がCVTの採用となっており、先代8代目に設定された5AGSや5MTといったトランスミッションは用意されていません。
また、ターボエンジン搭載モデルがなく、コンベンショナルのR06A型と、初採用となったマイルドハイブリッドのR06D型の2種類が用意されてきました。さらに、ボディスタイルでは全高拡大による居住性アップが盛り込まれており、スポーツ志向は弱められています。
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次期アルトをベースにALTO SPIRITが期待される
大幅な軽量化が計画されている次期アルトをベースにした5MTターボのスポーツモデルとして、ALTO SPIRITの発売が期待されます。
現行型ベースでは現実的でないという見方が強まる一方で、次期型の軽量化方針が示されたことで、派生スポーツの可能性に視線が集まりやすい状況になっています。
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次期アルトワークスはハイブリッド化されるのか
新型アルトワークス発売への技術的な障壁は、新型アルトのトランスミッションがCVTのみであることも一つである。さらに、スズキの軽自動車向けターボエンジンも環境規制などの影響を受け、従来エンジンの搭載継続を難しくさせている。
HA36S型アルトワークスは、R06A型ターボエンジンを採用し、トランスミッションは5速MTと5速AGSからの選択であった。
一方で最新のスズキの軽自動車向けエンジンを見ていくと、ロングストローク化とISG(モーター機能付発電機)搭載によるマイルドハイブリッド化が大きなテーマとなってきた。
既に、ロングストローク化された新世代R06D型エンジンは、新型アルトで採用されたほか、ハスラーやワゴンR、ワゴンRスマイルの各NA車で搭載されており、マイルドハイブリッド化も済まされている。
また、ターボエンジンについては、ハスラーやワゴンRスティングレーなどで新世代型が導入されており、これは従来型アルトワークスと同じR06A型ではあるが、マイルドハイブリッド化が済まされている。そして、これらのハイブリッド ターボモデルはトランスミッションにCVTを採用したものばかり。
やはりアルトワークスはマニュアルトランスミッションが望まれるわけだが、そのまま採用可能なパワートレインが、現行販売モデルの中で存在しない状況となっている。
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次期アルトワークスに、R06A型ハイブリッド ターボ搭載の可能性は
R06A型のハイブリッド ターボのモータースペックは、最高出力3.1PS、最大トルク 5.1kg・mとなっており、仮に次期アルトワークスがハイブリッド化され、このユニットが搭載されるとすれば、発進時の加速性能は向上を果たすはず。
コンベンショナルなガソリンターボエンジンと5速MTの組み合わせで軽量ボディを走らせるのが、アルトワークスの醍醐味でもあるが、マイルドハイブリッド化は受け入れざるを得ない状況でもある。
HA36S型パワートレインのキャリーオーバーが、ユーザーニーズとしては最も多くなりそうだが、これでは環境性能などが満たせない可能性がある。
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最新HA36S型アルトワークスは4WDモデルよりも軽量で加速性能に優れた2WDモデルが人気
新型アルトにワークスが設定されない中では、最新のアルトワークスは、中古車市場で流通している8代目アルトがベースのHA36S型となる。ただし流通台数は非常に限られているようだ。
かつては4WDのイメージが強かったアルトワークスであるが、HA36S型では2WDモデルがより人気で社外カスタムパーツも多く流通している。軽自動車でスポーツ走行する魅力は、車体重量の軽さにあり、加速性能は2WDモデルが優れる。軽自動車でありながら、背中がシートに貼り付くような0-100km加速を楽しむことが可能で、限られた予算のなかで、このあたりの楽しみを中心置くユーザーは、特に4WDモデルの重量増をデメリットとして考える傾向がある。
一方で、雪道やダート走行の機会があるユーザーからは、トラクション性能が優れる4WDモデルが選ばれる。
またリアのサスペンション形式にも違いがあり、2WDがトーションビーム式、4WDがI.T.L.式(3リンク式)となっており、試乗などで乗り比べるポイントの一つとなっている。
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アルトワークスは歴代アルトの2~5、8代目モデルに設定された
通常アルト発売の約1年後に発売されるイメージがあるアルトワークスであるが、歴代モデルを振り返ると必ずしも発売されていたわけでは無い。
初代アルトワークスは、71V型の2代目アルトに設定された。続いて3代目、4代目、5代目のアルトにもワークスは設定された。2000年のアルトシリーズのマイナーチェンジでは、ターボエンジン搭載モデルが廃止となり、これに伴いアルトワークスもカタログ落ちとなった。
その後、通常アルトシリーズは6代目、7代目とフルモデルチェンジされていくものの、ワークスは発売されない状況が続いた。
そして2015年、先代型8代目(HA36型)アルトをベースに開発された新型アルトワークスが約15年ぶりにラインアップに復活した。また8代目では、お手軽なスポーツモデルとして、「アルト ターボRS」も設定され、久しぶりにスポーツ志向が強調された世代となった。
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アルトワークス復活 まとめ
まとめ更新日: 2026/01/26
- 現在のところアルトワークス復活に関するスズキからの声明無し
- 東京オートサロン2025および2026では、ライバルのダイハツからミライース ベースの5MT ターボを提案、特にモータースポーツ向けモデルの市場投入が確定的
- 新型アルトは全車CVT搭載で5速MTの設定無し
- 2026年以降発売予想、次期アルトの大幅軽量化を予告、スポーツ回帰の動きあり
- 「アルトスピリット」が2022年6月に商標登録されているが正体は不明、BEV説、スポーツカスタマイズ説あり





















