日産は90周年記念車となる、新型「ノート 90th Anniversary」を2024年1月に発売した。
電動化を象徴するカッパー(銅)カラーのアクセントと、素材やステッチにこだわった専用シートで特別感が演出された。
消費税込み車両本体価格は、2WDモデルが2,409,000円、4WDモデルが2,690,600円で、それぞれ通常のXグレードから11万円アップとなる。
新型「ノート 90th Anniversary」は、先日のマイナーチェンジ発表によりフェイスリフトが実施された後継型ノートがベースとなっている。
フロントのデジタルVモーショングリルがカッパー色へ変更される。
このほか、カッパーストライプの入ったブラックドアミラーを採用。
メーカーオプションの16インチアルミホイールをブラック化し、標準装備される。
シートは、後席を含め「テーラーフィット」にカッパー色のステッチが施される。
アームレストなどシート部分以外のステッチは黒色のまま。
なお、新型「ノート 90th Anniversary」は、ジャパンモビリティショーでの出品が無かったが、これは同ショー開催時には、後期型ノートが未発表であったためと考えられる。
一方、「ノートオーラ 90th Anniversary」については、ジャパンモビリティショーで出品があった。ノートオーラのマイナーチェンジによるフェイスリフトは、2024年中盤頃の実施が予想され、通常ノートよりも遅れる。そのため「ノートオーラ 90th Anniversary」は、前期型のエクステリアをベースに設定された。
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新型ノート、後期型へマイナーチェンジ、フェイスリフト実施でデジタルVモーション採用 2023年12月
ノートのマイナーチェンジが2023年12月11日に発表された。発売日は2024年1月下旬が予定されている。
グレードは、「X」と福祉車両の「助手席回転シート」のみの設定で、各2WD/4WDが用意される。価格帯は2,299,000~2,690,600となる。値上げは2WDモデルが+49,500円、4WDモデルが+72,600円となっており、2023年3月に値上げしたばかりということもあってか比較的小さな範囲に収まった。
消費税込み車両本体価格(円) | ||||
新価格 | 従来価格 | 差額 | ||
X | 2WD | 2,299,000 | 2,249,500 | 49,500 |
4WD | 2,580,600 | 2,508,000 | 72,600 | |
助手席回転シート | 2WD | 2,409,000 | 2,359,500 | 49,500 |
4WD | 2,690,600 | 2,618,200 | 72,600 |
新型ノートへのマイナーチェンジは、後期型となるフェイスリフトが実施された。新時代のデジタルVモーションがフロントグリルに取り入れられ、フロント・リヤバンパーをボディカラーと同色で塗装することで、一体感をもたらし、先進的かつ新鮮な印象を与えるデザインへと進化した。
フロントグリルは、有彩色のボディカラーには同色、無彩色のボディカラーにはダークメタルグレーのグリルが採用され、フロントフェイスの豊かな表現を実現している。
リヤバンパーの下部には、アシンメトリーな模様を施し、日本の風景と調和するデザインが採用されている。
新デザインの16インチホイールカバーには、日本の伝統的な幾何学模様が取り入れられ、立体感と和モダンが演出された。
ボディカラーは、太陽光で赤みを帯び、影に入ると青が現れる「スミレ」と、フレッシュな「ターコイズ」の2色の新色を含む、ユニークな2トーンカラーを採用し、合計14色が用意された。
インテリアは、インストルメントパネルに水引をモチーフにしたデザインが採用され、シート地にランダムストライプを施すことで、エクステリアと調和した雰囲気に仕上げられた。
装備面では、LEDヘッドランプを全グレード標準装備とし、夜間走行時の視認性が向上した。
助手席側にあるグローブボックスは、容量を拡大。収納スペースを上下2段に仕切られる。
インテリジェントキーは、クルマに近づくと自動でロックを解除する「接近時アンロック機能」と、降車後にクルマから離れると自動でロックをする、「降車時オートロック機能」が備わる。
なお、今回マイナーチェンジ発表があったのは、ノートシリーズのなかでも通常モデルに限られる。上級モデルのノートオーラは2024年の中盤頃までマイナーチェンジ実施が遅れる見込みとなっている。
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ノート、ノートオーラへのデジタルVモーショングリル採用
現行型ノートは、2020年12月にE13型として発売されたモデル。2021年6月には上級派生車種のノートオーラ(FE13型)が発表、さらにNISMOやオーテックのモデルも追加することで、ラインアップの充実が図られてきた。2022年8月の一部仕様向上では、ボディカラーの変更などはあったものの、フルモデルチェンジ発売から日も浅くフェイスリフトは実施されていなかった。
一方、日産のラインアップでは、2022年11月に発表された新型セレナより、新世代のデジタルVモーショングリルが採用された。同様のグリルデザインを採用した、ルークス ハイウェイスターが2023年4月に発表され、さらにマイナーチェンジ版のT33エクストレイルも北米ローグのマイナーチェンジが正式発表され、デジタルVモーショングリルが採用された。
ノートもこの流れに続いたが、ノートオーラのマイナーチェンジでもデジタルVモーショングリルの採用によるフェイスリフトが予想される。
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ノート、ノートオーラ 価格改定 2023年2月発表
現行のノートシリーズのラインナップは、2023年2月発表、5月発売の価格改定モデルとなっている。このときの、値上げの幅は通常ノートおよびノートオーラが4万5100円、NISMOが7万2600円となった。また、「Sグレード」は、2023年8月上旬の段階でも受注停止中となっている。「Xグレード」が実質的なエントリーグレードを担っており、2WDモデルで2,249,500円の設定となっている。装備は充実しているものの、Bセグメントクラスのコンパクトカーとしては、比較的高価格帯でラインアップ展開されている印象だ。
「ノート」全国希望小売価格(消費税込み)
※旧価格
駆動 | エンジン | グレード | 価格(円) | ||||
2WD | HR12DE-EM47 | X | 2,249,500 | ||||
4WD | HR12DE-EM47-MM48 | X FOUR | 2,508,000 |
「ノート オーラ」全国希望小売価格(消費税込み)
※旧価格
駆動 | エンジン | グレード | 価格(円) | ||||
2WD | HR12DE-EM47 | G | 2,699,400 | ||||
G leather edition | 2,783,000 | ||||||
4WD | HR12DE-EM47-MM48 | G FOUR | 2,957,900 | ||||
G FOUR leather edition | 3,041,500 |
ノート オーラ「NISMO」全国希望小売価格(消費税込み)
※旧価格
駆動 | エンジン | グレード | 価格(円) | ||||
2WD | HR12DE-EM47 | NISMO | 2,981,000 |
ノート「AUTECH」シリーズ全国希望小売価格(消費税込み)
※旧価格
車種 | 駆動 | エンジン | ベース車グレード | 価格(円) | |||
AUTECH | 2WD | HR12DE-EM47 | X | 2,592,700 | |||
AUTECH FOUR | 4WD | HR12DE-EM47-MM48 | X FOUR | 2,851,200 | |||
AUTECH CROSSOVER | 2WD | HR12DE-EM47 | X | 2,625,700 | |||
AUTECH CROSSOVER FOUR | 4WD | HR12DE-EM47-MM48 | X FOUR | 2,884,200 | |||
AUTECH CROSSOVER +Active | 2WD | HR12DE-EM47 | X | 2,669,700 | |||
AUTECH CROSSOVER FOUR +Active | 4WD | HR12DE-EM47-MM48 | X FOUR | 2,928,200 |
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ノート AUTECH CROSSOVER +Active 発売 2022年12月
現行ノート(E13型)は2020年12月にフルモデルチェンジ発売された3代目モデル。電動化が叫ばれる中、パワートレインはe-POWERのみが設定され、プレミアムコンパクトのイメージを強めて販売されてきた。販売期間2年が経過し、3年目を迎えるタイミングとなっている。「ノート AUTECH CROSSOVER +Active」が、2022年12月20日に発売された。
「ノート AUTECH CROSSOVER +Active」は、クロスオーバーSUVテイストのエクステリアと、地上高+25mmの走破性が与えられた「ノート AUTECH CROSSOVER」がベースとなる。
「ノート AUTECH CROSSOVER +Active」では、シルバーフロントプロテクター、シルバールーフモールが専用装備として追加される。
「ノートAUTECH CROSSOVER +Active」の価格は、2WD車が2,620,200円。4WDが2,878,700円に設定される。ベースの「ノート AUTECH CROSSOVER」に対して、4万4000円のアップとなる。
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新型ノート 2022年秋 一部改良モデルの消費税込み車両本体価格
2022年秋の一部仕様向上による新型ノートは値上りが盛り込まれた。昨今の部品供給不足を背景にメーカー問わず自動車価格が値上り傾向にあるが、これを反映したものとなった。
※旧価格
- F … 廃止
- S … 2,033,900円(従来比+4,400円)
- S FOUR … 2,292,400円(従来比+4,400円)
- X … 2,211,000円(従来比+24,200円)
- X FOUR … 2,469,500円(従来比+24,200円)
- AUTECH X … 2,543,200円
- AUTECH X FOUR … 2,801,700円
- AUTECH CROSSOVER X … 2,576,200円
- AUTECH CROSSOVER X FOUR … 2,834,700円
2022年の1~6月期においては、上位モデルのノートオーラと合わせて56,942台が販売され、これは同期における国内の電動車販売で1位という結果となった。
新型ノート、一部仕様向上モデル、ボディカラー新色追加
- サーフグリーン
- ステルスグレー
- サンライズカッパー
- サーフグリーン/ダークメタルグレー
新型ノート 廃止されるボディカラー
- プレミアムホライズンオレンジ
- オリーブグリーン
新型ノート オーテック、一部仕様向上モデル、ボディカラー新色追加
- サンライズカッパー
- バーガンディ
新型ノートオーテック 廃止されるボディカラー
- プレミアムホライズンオレンジ
- ガーネットレッド
新型ノート オーテック クロスオーバー、一部仕様向上モデル、ボディカラー新色追加
- サーフグリーン
- ステルスグレー
- オペラモーブ
新型ノート オーテック クロスオーバー 廃止されるボディカラー
- ダークメタルグレー
- オリーブグリーン
- プレミアムホライズンオレンジ/ステルスグレー
新型ノート一部改良モデル、その他の装備面の変更点
- 全車抗菌仕様シート
- LEDフォグランプ単独オプション化
- Xグレードに「エアリーグレー」内装色が選択可能に
- Xグレードの本革シートと革巻きステアリングのオプションを廃止
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新型ノートの画像 2022年秋改良予定
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新型ノートのプロパイロット装備が実質値下げ、単独オプション装備が可能に
これまでノートに「プロパイロット」を装備するためには、「NissanConnectナビゲーションシステム」、「アラウンドビューモニター」、「SOSコール」などを含む44万2200円のセットオプションしか選択肢がなかった。一部仕様向上により、社外ナビ装着時でも「プロパイロット」のオプション設定が可能となり、付随オプションを含めて16万3900円で設定可能となる見込み。これには「プロパイロット」のほか、「アラウンドビューモニター」、「インテリジェントルームミラー」、「BSW」、「BSI」、「RCTA」が含まれる。
ただし、「プロパイロット」と「NissanConnectナビゲーションシステム」をセットオプションしなかった場合は、速度制限やカーブなどについての情報提供が無くなるため、ナビリンク機能が使えなくなるという機能制限が発生する。
プロパイロットの単独オプション化のメリットとしては、機能制限版ながらも低価格でプロパイロット装備が可能となり、より多くのユーザーがオプション設定できるようになるということ。また、半導体部品が多く使われている自動運転やナビゲーション周りの設定に柔軟性が与えられることで、納期が短縮化されるケースも考えられる。
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ノートのマイナーモデルチェンジいつ?2024年1月発売
日産の現行E13型ノートは2020年12月に発売された3代目モデル。マイナーモデルチェンジの発表があり、その発売日は2024年1月下旬が予告されている。
ノートシリーズの2021年の販売実績は90,177台となった。
歴代ノートシリーズがマイナーモデルチェンジまでに要した期間は、初代E11型が3年、二代目E12型が4年2ヶ月であった。現行ノートも同程度のタイミングになると仮定すれば、マイナーモデルチェンジは2023~2024年頃になることが予想されてきたが、まさにその通りとなった。
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ノートのカスタマイズモデル、東京オートサロン2022で出品
現行E13ノートには、2021年8月にはプレミアムイメージの「ノートオーラ」が追加されている。一方で、ライバルではトヨタ・ヤリスクロス、ホンダ・フィットクロスターといったSUVモデルの導入でラインアップ強化されている。こういったSUVのトレンドに応えて、発売されたのがノート オーテック クロスオーバーである。
東京オートサロン2022では、「ノート オーテック クロスオーバー カスタマイズド」、「ノート オーテック カスタマイズド」が出品された。
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ノート オーテック クロスオーバー カスタマイズド
AUTECHブランド初のコンパクトクロスオーバーをより上質かつアクティブなスタイルにカスタマイズされた。
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ノート オーテック カスタマイズド
AUTECHブランドならではの“プレミアムスポーティ”なデザインを更に昇華させたプログレッシブモデルとなる。
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ノート オーテッククロスオーバーが発売、最低地上高アップ&SUVテイスト、2021年10月
日産からノート「AUTECH CROSSOVER」が2021年10月7日に発売となった。
2020年にフルモデルチェンジされた新型ノートをベースに、「AUTECH」ブランドによって、プレミアムかつSUVテイストにカスタマイズされたモデルとなる。
ノート オーテック クロスオーバーの消費税込み車両本体価格は、2WD車が2,537,700円、4WD車が2,796,200円に設定された。
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新型ノートにSUVテイストのプレミアムエクステリア
エクステリアは、オーテックブランド車共通の表現であるドットパターンフロントグリル、AUTECH専用のブルーに輝くシグネチャーLED、メタル調フィニッシュのドアミラーなどが採用された。
さらに、専用デザインのサイドシルプロテクターやホイールアーチガーニッシュ、ルーフモール、CROSSOVER専用デザインのアルミホイールが装備された。
ボディカラーでは「AUTECH CROSSOVER」専用カラーとして、ルーフ別色の2トーンカラーが設定された。
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最低地上高2.5cmアップで、不整地や雪道での走行に対応
ノート オーテック クロスオーバーはSUVテイストの装飾パーツの装備に留まらず、専用サスペンションと大径タイヤの採用により、最低地上高は25mm拡大される。不整地や雪道といった日常的な悪路に対しての走破性が高められた。
車高はアップされているものの、オーテックブランドのイメージを損なわない乗り味が与えられた。スプリング、ショックアブソーバー、パワーステアリングに専用チューニングが施されることで、レベルの高い走行フィールが実現された。
専用デザインのインテリアも装備される
インテリアでも専用デザインが与えられた。シート地は、レザレットが採用されることで、柔らかな手触りと上質感が備わる。
インパネは、紫檀柄を採用し、高級感が出される。
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新型ノート オーテック クロスオーバーは、先代C-Gearを後継
ノート オーテック クロスオーバーは、あくまで通常ノートのバリエーションの一つとしてのラインアップとなった。先代型E12ノートにもSUVテイストのC-Gear(シーギア)が設定されてたが、これを後継するモデルとなる。
日産の現行ラインアップでは、小型SUVとしてキックスがある。キックスに搭載されるe-POWERは第一世代で、駆動方式もFFのみという、やや物足りない仕様であった。FFと4WDの両方が設定されるノート オーテック クロスオーバーに期待する声は大きい。
日産のシリーズ式ハイブリッド、e-POWERは新型ノートから第二世代型に進化し、特に4WDモデルにおいてはモーター出力が大幅に強化された。フロント85kW、リア50kWの本格的な仕様となっている。
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ノートとノートオーラの違い【比較】約261万円からの高級仕様が2021年8月発売
さて、2021年8月に発売されたノートオーラを見ていく。
新型ノートオーラは、本来であれば2021年春に発売されていたはずのモデルであったが、自動車向け半導体不足の影響によりスケジュールが延期となっていた。数ヶ月程度の遅れで、発売に漕ぎ着けることができた。
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ノートオーラは100kWモーターを採用、車両価格は約261万円から
新型ノートオーラは、日産が2020年末にフルモデルチェンジさせた主力コンパクトカー、ノートの高級仕様に相当する。
見た目だけでなくパワートレインも強化されており、通常ノートのフロントモーターの85kW(116PS)/ 280Nmは、新型ノートオーラでは100kW(136PS)/ 300Nmとなった。これは18%の向上である。
消費税込み車両価格はFFの「G」が2,610,300円、「G leather edition」が2,699,400円。各4WDモデルが2,868,800円、2,957,900円となる。
ちなみに通常ノートのエントリーモデルは約203万円、AUTECHグレードが約250万円に設定されている。
ノートオーラは全幅40mm拡大で3ナンバーサイズ
ボディサイズは全長が同じで、全高もほぼ変わらず。ただし、全幅はノートオーラが40mm拡大されており、3ナンバーサイズとなる。
- ノート:全長4045mm×全幅1695mm×全高1520mm
- ノートオーラ:全長4045mm×全幅1735mm×全高1525mm
ノートオーラのフロントデザインはワイド感が強調される
ノートオーラのエクステリアは、拡大された全幅を使い、ワイド感が強調された顔つきとなった。フロントグリルは、逆台形のVモーショングリルが採用されるが、ノートオーラではこれが横長となり、全幅1.7m枠に縛られない欧州コンパクトカーのようなゆとりのある表情となった。
またリップスポイラーは、通常ノートでは樹脂パーツ感が残されたままであったが、新型ノートオーラでは光沢のある塗装で仕上げられ高級感が与えられている。
ヘッドランプユニットの比較では、通常ノートでは4眼LEDと目頭にターンシグナルランプが置かれたデザインであった。ノートオーラではランプ高さが抑えられ、外形そのものがシャープになった。特にターンシグナルランプとデイタイムランニングライトについては、ヘッドランプユニットの外に移され、Vモーショングリルのフレームラインに置かれる。
全幅拡大の恩恵により、フェンダーアーチの膨らみが豊かとなり、デザイン性を高めている。さらにタイヤサイズも通常ノートの15~16インチから、新型ノートオーラでは17インチとなり、ホイールも専用デザイン。このあたりもノートオーラならではのプレミアム感が与えられた部分である。
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リア周りも専用デザインの外板をコストを掛けて採用
リアビューでは、通常ノートでは樹脂バンパーが採用されていた部分が、ボディ同色に塗装されたパネルに置き換わっている。
コンビネーションランプは、外形では通常ノートと違いが無いように見えるが、点灯パターンは変えられている。特に左右を連結する一文字のパターンは、近年の高級車のデザイントレンドを汲んだものだろう。リア周辺にも専用デザインの外板を採用することで、ワイドに見える工夫がされている。
ノートオーラのインパネは大画面化、北欧家具のようなインテリア
インテリアでは、ツイード生地と木目調パネルが多用され、モダンな仕上がりとなった。
インパネのモニタ類は、12.3インチの「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」と、9インチの「NissanConnectナビゲーションシステム」によって構成される。
フロントセンターアームレストには、腕を置いたまま、指先だけで楽に操作することが可能な電動シフトを配したことで、運転に余裕がもたらされる。
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ノートオーラの発売日は秋、日産の減産体制は続く
さて、発売中の通常ノートの5月の販売台数は5,962台で、これは月間計画の8,000台を大きく割り込む結果となった。この原因は、人気不振というよりも、半導体不足による生産調整によるものだろう。
追加発売されたノートオーラは月間2,000台の計画となっており、ノートシリーズ全体で月間10,000台を販売していく計画。ただし、日産はしばらくは減産を行う見通しで、計画達成は容易ではない。
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ノートオーラは高級イメージ、モーター出力アップ、プレミアムな内装、外装
ノート シリーズはプレミアム化される、日産のBセグメント戦略
現行型ノートシリーズはノートオーラを含め、全車e-POWERである。通常ノートもエントリー価格202万9500円と立派なプライスが付けられており、電動化とともにプレミアム化も進められてきた。
国内Bセグメントカーに求められるものは、近年の軽自動車シフトの影響もあり、変化してきた。ホンダ・フィットは居住性や使い勝手を追求したが、販売台数を伸ばせていない。一方で、トヨタ・ヤリスはスポーツ志向を強め2020年度の車名別販売台数で首位となった。
そんななか日産は、かつてのティーダのコンセプトである「プレミアム・コンパクト」を新型ノート オーラで再興させようとしている。
プレミアム車種ノート オーラ発売が望まれる理由は、ティアナの廃止にもある
また、日産は事業構造改革計画 NISSAN NEXTのなかで、現行の69車種から、2023年度までに55車種以下へラインアップを減らすことを発表している。既に2020年7月に中型FFセダンのティアナが廃止となっており、その国内ユーザーの受け皿として、コンパクトながらも上級の内外装を持つモデルが待望されていた。
なお中型のFFセダンそのものは、北米および中国では無くてはならない存在であり、これはアルティマに統合される形で継続される。
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ノートオーラの発売日が、自動車向け半導体不足の影響を直撃
ノートオーラだけじゃない、各社の新車投入スケジュール、フルモデルチェンジ計画に影響
自動車向け半導体不足の問題は根が深く、すぐには解決できそうにない。関係各国の2021年GDPをも揺るがす問題になりつつある。
まずコロナ禍の初期においては、自動車メーカーも減産体制を取らざるを得なくなった。これには半導体メーカーも追従し、供給量を下げた。その後、自動車メーカーは急速に増えた需要に対し生産を回復させようとしたが、半導体メーカーからの供給量は、以前のようには戻らなかった。
この間に半導体メーカーは、今後の市場の伸びが確実な、家庭用電子機器やコンピューター向けの新世代製品に向けた生産へのシフトを進めており、設備投資もしてきた。いまさら自動車メーカーから増産要求されても、残されたリソースは限られるというわけだ。
そもそも自動車向け半導体は、基本的には旧世代製品に相当する。旧世代製品向け設備は「お払い箱」となる日も近いわけで、新たに生産設備を増強することは難しい。さらに、ガソリン車からEVへのパワートレイン変革など、自動車分野では今後の予測が難しい部分が多く、資本と人員を積極的には割きたくはないだろう。半導体メーカーとしては、投資対象として自動車向け以外の新世代製品に注力したほうが手堅い状況にあるのだ。
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ノート オーラ発売を延期させた日産とは違う、一人勝ちのトヨタ
自動車向け半導体の供給不足は、日本のユーザーレベルでは、特にノートオーラに関する問題として表面化したが、実際にはもっと大きな次元の話である。EVブームで沸いているように見える欧米の自動車メーカーでも問題は深刻化している。
ただ、トヨタに関しては機会損失を比較的小さな範囲に留めてきた。実は、トヨタはサプライチェーンの弱点が半導体部品にあることを以前から見抜いており、在庫を余分に保有していた。
トヨタといえば、在庫をできるだけ持たない「ジャストインタイム」の本家本元であるが、他メーカーがその真似事を徹底し裏をかかれるなかで、トヨタは「改善版ジャストインタイム」の導入により、機会損失を小さく抑えることができていた。
ただし、あまりに長期化する半導体不足のため、トヨタも生産調整の実施を余儀なくされており、最近の新型車は、正確な発売日を発表しない方針のようだ。
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ノート モデルチェンジ まとめ
まとめ更新日: 2024/01/31
- 2020年12月フルモデルチェンジ発売、3代目(E13型)
- 2021年6月 発表 ノートオーラ
- 2022年秋 発売 一部仕様向上
- 2022年12月 発売 AUTECH CROSSOVER +Active
- 2023年5月 発売 価格改定 値上げ
- 2023年12月11日マイナーチェンジ発表、2024年1月発売、デジタルVモーショングリル採用
- 「ノート 90th Anniversary」2024年1月発売
新型ノート E13型 2020年12月
- e-POWER専用車
- 2WDと4WDの設定あり
- 上級のノートオーラは、専用エクステリアだけでなくモーター出力もアップ
- クロスオーバーテイストのAUTECH CROSSOVERなども設定