メルセデスベンツからクロスオーバーSUVスタイルの4WD電気自動車を予告
今回のパリモーターショーは欧州自動車メーカー勢の次世代EVコンセプトの出展が目立った。メルセデスベンツにおいてもジェネレーションEQと名付けられたEVコンセプトをワールドプレミアさせている。
ジェネレーションEQは一見すると、クロスオーバーSUVのボディスタイルとなっていることからGLAあるいはGLCの次世代モデルのような雰囲気を持ち合わせている。ただし、フロント部分ではしっかりEVらしさをアピールしており、青く浮かび上がるグリルデザインとスリーポインテッドスターのエンブレムが印象的である。
サイドからのアングルでは、大口径タイヤがSUVらしく存在感を示す。EVコンセプトと言えば、コンパクトでいかにもエコなスタイルのモデルが示されることが多いが、このEQに限ってはそういった雰囲気は感じない。
メルセデスベンツのモンスターEV、ジェネレーションEQは2020年の市販化が目標
ジェネレーションEQのパワートレインはフロント1基、リア1基の2モーター式となり、その最高出力は300kW(408ps)、最大トルクは700Nm(71.4kgfm)となる。まさにモンスターEVと呼ぶに相応しい仕様だ。0-100km/h加速は5秒以内というパフォーマンスが与えられる。
搭載されるリチウムイオンバッテリーの容量も多く積まれ、航続距離は500kmが目標となっている。
また、コードレス充電システムが提案されているのも、ジェネレーションEQの特徴となっている。
インテリアではフロントシート裏に埋め込まれたディスプレイパネルが目立つ。
メルセデスベンツ・ジェネレーションEQの市販化計画は2020年頃が目標となっている。