トゥアレグのフルモデルチェンジを予告、フォルクスワーゲンがティザー画像公開
北京モーターショー2016が4月25日より開催される予定となっている。そこでフォルクスワーゲンは、新型SUVコンセプトのワールドプレミアを計画しており、これは次期トゥアレグに相当するモデルではないかと推測される。
北京ショーでのワールドプレミアに先駆けて、フォルクスワーゲンはティザー画像4点を公開した。スクウェアと直線を多用したエクステリアデザインは、フォルクスワーゲンのSUVらしさを感じさせるもので、基本的には従来型からのキープコンセプトであることが想像できる。リアビューでは、90年代のカーオーディオを連想させるドット表示のテールランプが採用されておりアクセントとなっている。
次期トゥアレグの予告か?それとも新たなフラグシップSUVの設定か?
さて現行トゥアレグは2010年に発売されたモデルであった。販売期間を考えるとこのタイミングでの次期コンセプト発表は何ら疑問がない。そして大きなクルマが好まれる中国市場で発表されることも次期トゥアレグコンセプトと思わせる所以となっている。
ただし、この新型SUVがラグジュアリークラスであることが強調されている点はやや気になる。これまでは同じグループのアウディブランドにおいてクロスオーバーSUVのQシリーズを設定し、ここで比較的プレミアムなクラスが設定されてきた。フォルクスワーゲンブランドから出されるラグジュアリークラスということであれば、トゥアレグよりもワンランク上に設定される新たなフラグシップSUVである可能性も捨てきれない。
SUVコンセプトに設定されるパワートレインはプラグインハイブリッドとなっている。最高出力は376hp、最大トルクは516 lb-ft、最高速度は139mph(224km/h)、0→100km/h加速は6.0秒などと、目標となる仕様が発表されている。また、EVモードでの航続距離は50kmとしており、日常の近距離走行であればガソリンの消費はほとんどされないということになる。