ヤリスが2022年8月の一部改良で、ドライブレコーダー付インナーミラー設定
トヨタ・ヤリスが一部改良を受けて、2022年8月8日に発売される。代表的な改良のポイントは、ドライブレコーダー付自動防眩インナーミラーが全グレードにオプション設定されるというもの。今回はフェイスリフトなど大幅なエクステリア変更が含まれる改良は行われず、2023年以降の実施が予想されるマイナーチェンジに期待がかかる。
新型ヤリスの主な改良内容
- ドライブレコーダー付自動防眩インナーミラーを全グレードにオプション設定
- ステアリングヒーターをZグレードに標準装備
- シーケンシャルシフトマチックを1.5Lガソリン車(6MTを除く)に採用
ドライブレコーダー付自動防眩インナーミラー
インナーミラーにドライブレコーダーが搭載されることで、インテリアの質感がアップする。同装備は、SUV派生モデルのヤリスクロスにも採用される。
カメラは、インナーミラーに埋め込まれた前方だけでなく、後方にも設置されており、前後両方向が撮影される。撮影した映像はSDカードに保存される。
録画映像は、SDカードを取り出して別途端末で再生するほか、Wi-Fi接続でスマートフォンなどの端末から直接アクセスすることもできる。
新型ヤリスの価格
新型ヤリスの2022年8月の一部改良による価格設定は1,470,000円~2,548,000円となる。
ヤリスのマイナーチェンジは2023年以降が予想される
現行型ヤリスは2020年2月にフルモデルチェンジ発売されたモデル。トヨタのBセグメントハッチバックカーは概ね、グローバルでは「ヤリス」、国内では「ヴィッツ」のモデルネームが使われていたが、本モデルから「ヤリス」に統一されることになる。TNGA世代のGA-Bプラットフォームが採用され、商品力が大きく向上した。
ヤリスへの電動パーキングブレーキの装備は、これまでの一部改良で実現せず
2021年5月には、フルモデルチェンジから初回の一部改良を受けており、1.5L ハイブリッド車と、1.5L ガソリン CVT車では、レーダークルーズコントロールが全車速追従機能付となった。ただし、電動パーキングブレーキが、一部のGRヤリス車や欧州仕様車を除き装備されていないため、停車保持機能が備わらず、ライバルのフィットに対する弱点とされてきた。
2022年8月の2度目の一部改良では、電動パーキングブレーキの装備が期待されたわけだが、これは実現しなかった。
ヤリスのマイナーチェンジは2023年以降、中期型へのフェイスリフトを期待
先代型は2010年12月にフルモデルチェンジ発売されており、その後、二度のマイナーチェンジを2014年4月、2017年1月に受けている。
現行型ヤリスのモデルサイクルも9年前後に及ぶことが予想され、販売期間3年程度でフェイスリフト含めた一部改良、いわゆるマイナーチェンジの実施が予想される。
ヤリスの納期、2022年7月19日時点
ヤリスの納期について、トヨタから2022年7月19日時点の状況が発表されている。オーダーを受けてから工場を出荷するまでの時期として、4~5ヶ月程度としている。それでもハイブリッドは少し早く、3~4ヶ月程度となっている。通常ハイブリッド車の方が納期が遅くなることが多いが、ヤリスに関しては早くなるようだ。
SUVタイプのヤリスクロスが6ヶ月以上という納期となっており、これとの比較では、ヤリスの納期はまだ早いと言えそう。