スバル オブ アメリカは、新型WRX STIの生産を行わないことを米国時間の2022年3月11日に発表した。
先代型WRX STI(VA型)は、搭載されるEJ20型エンジンの生産終了とともに、2019年12月にオーダー受付を終了させていた。一方でスバルでは、2016年発売のインプレッサを皮切りに、SGP(スバルグローバルプラットフォーム)を採用するラインアップの一新を進めてきた。昨年2021年11月には、WRX(日本名:WRX S4)が、SGP採用のフルモデルチェンジを果たしており、残すは高性能スポーツモデルのWRX STIのみという段階であった。
その新型WRX STIの発表時期としては、2022年春頃が期待されていたが、ここに来て状況は一変している。
日本向け新型WRX STIは、発売の可能性が残されるが
まず、現段階で確定しているのは、内燃機関を搭載する新型WRXをベースとした、新型WRX STIの米国仕様は発売されないということ。日本など他市場向けは発売される可能性が残されているが、主力の米国仕様無しにWRX STIを発売させるのは容易ではないだろう。
また、米国向けWRX STIの生産を断念するに至った理由として、温室効果ガス(GHG)規制、CAFE規制、ゼロエミッション車(ZEV)の要求が挙げられている。さらに、自動車市場が電動化に向かうなかで市場のニーズが変化しているとも述べられており、内燃機関搭載のWRX STIでは、高性能スポーツカーのジャンルでは戦えないという判断も含まれていそうだ。つまりWRX STIを後継するモデルが将来リリースされるとするなら、それはBEVである可能性が高い。ただし、その具体的な内容については、言及されておらず、実現したとしてもかなり先となりそう。
WRX S4は400.4~477.4万円、日本仕様発売中


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