フォルクスワーゲンがNEWティグアンをワールドプレミア、新型クロスオーバーSUV
フォルクスワーゲンがティグアンのフルモデルチェンジ発表をフランクフルトモーターショー2015で行った。
新型ティグアンのボディサイズは、全長4486mm×全幅1839mm×全高1632mmとなった。
先代モデルとの比較では、全長が+60mm、全幅が+30mm、全高が-33mmとなっており、コンパクトクロスオーバーSUVの範囲に収められながらも、より立派にスポーティーとなった印象である。
新型ティグアンのエクステリアデザイン、今更ながらイヴォーク調
新型ティグアンのエクステリアデザインはスクウェアで直線基調。特にフロントマスクは現行のフォルクスワーゲンらしい顔にまとめられており、ゴルフよりもパサートのようなすっきりとした表情となった。
気になるのは、偶然にもレンジローバーイヴォークのエクステリアとコンセプトが近いことである。イヴォークはプレミアムSUVとして2011年に発売されたモデル。当時斬新に感じたエクステリアデザインは、他社メーカー各社が挙ってクロスオーバーSUVモデルに取り入れ、トレンドとなった。ただし、2015年のタイミングでこのトレンドを後追いするには遅すぎる。新型ティグアンのエクステリアデザインが今一つインパクトに欠け、新鮮さを感じないのもそういったところにあるのかもしれない。
新型ティグアンの発売は2016年4月に本国ドイツでスタートされる見込み。日本市場に向けてのアナウンスはまだ無いが、来月10月の東京モーターショー2015での発表を期待したい。