ティグアンより一回り小さいSUVコンセプト、T-ROCがワールドプレミア
フォルクスワーゲンはジュネーブモーターショー2014にて、新開発コンパクトSUVの市場投入をほのめかすコンセプトカー、T-ROC(Tロック)を発表した。
T-ROCコンセプトはプラットフォームとして、ゴルフと同じMQBモジュラーアーキテクチャーが採用されている。ゴルフベースのSUVということで、ボディサイズは全長4179mm × 全幅1831mm 全高1501mm、ホイールベースは2595mm。ティグアンよりワンサイズ下のSUVとしての市販化が待望される。日産・ジュークを代表とする4.2mクラスのコンパクトクロスオーバーSUVらがライバルとなるだろう。
これまでフォルクスワーゲンはゴルフベースのSUVとしてクロスゴルフをラインアップすることもあったが、これはSUVティストの装飾パーツが装備される程度のモデルであった。今回のT-ROCコンセプトは、ゴルフと共通プラットフォームながらも、本格的なコンパクトクロスオーバーSUVとして専用設計されることになる。
T-ROCは単なるコンパクトSUVではなく、タルガトップ構造のカブリオレボディが採用されているところも興味深い。
T-ROCに搭載されるのは2.0Lのターボディーゼルエンジンと7速DCT
T-ROCに搭載されるパワートレインはゴルフGTDのものが流用される。最高出力184ps、最大トルク38.7kgmの直4 2.0Lの直噴ターボディーゼルのTDIで、組み合わさるトランスミッションは7速DCT。車体重量は1420kgとなる。
3ドアモデルとなっているところもT-ROCの特徴である。ただし、実用車としての利便性も求められるSUVカテゴリーのクルマであることを考えると、市販モデルでは5ドアボディとなることを期待したい。