新型EVコンセプトのティザー画像を公開、フォルクスワーゲンの次世代EV
フォルクスワーゲンは10月1日からの一般公開が予定されているパリモーターショー2016で新型EVコンセプトを発表する。これを予告するティザー画像3点が公開されている。
公開された画像は新型EVの全体像をつかむにはまだ足りないが、ハッチバックスタイルの近未来的コンセプトカーであることがわかる。
新型EVコンセプトはフォルクスワーゲン次世代EVのMEB共通プラットフォームを採用
フォルクスワーゲンが最近発表したEVコンセプトとしてはBUDD-eがあった。
こちらはワーゲンバスを連想させるコンパクトミニバンのボディタイプであったが、今回発表される新型EVはそれよりかはルーフが低く設定されているように見え、ボディサイズ的にはゴルフに近いCセグメント近辺になると予想される。ヘッドランプデザインは現行ラインアップにありそうな形状が採用されており、コンセプトカーでありながらも比較的市販型に近い完成度であることが期待される。
今回の新型EVコンセプトは、EVプラットフォームのMEBがBUDD-eと同じく採用される。床面にバッテリーパックを敷き詰めたMEBは、今後のフォルクスワーゲンから出されるEVの基本構造となる。
フォルクスワーゲンはディーゼル排出ガスの不正問題以降、EVの新規投入に力を入れてきている。2025年までに30車種にもおよぶEVを新規投入する計画が発表されており、その根幹となるのが共通EVプラットフォームのMEBというわけだ。BUDD-eコンセプトあるいは今回の新EVコンセプトが市販化される日もそう遠くはないだろう。