【新着】ヴェゼルがフルモデルチェンジ発売へ、ハイブリッドの受注が好調

ヴェゼル

ホンダのコンパクトSUV、ヴェゼルがフルモデルチェンジを受けて2021年4月23日に正式な発売日を迎える。予約受付は既にスタートしており、以下の4つのグレードが用意された。

  • G
  • e:HEV X
  • e:HEV Z
  • e:HEV PLaY

エントリーグレードの「G」に限っては、1.5Lのコンベンショナルガソリンエンジンが採用された。これ以外は、1.5Lハイブリッドのe:HEVの採用となり、電動化率を向上させたいホンダの思惑が見える。

VEZEL HR-V ホンダ

新型ヴェゼル

従来型ヴェゼルにも1.5Lハイブリッドの設定はあるが、これはトランスミッションの7速DCTと、1つのモーターを組み合わせたシステムであった。モーターのみの駆動力を使ったEV走行も行われるが、基本的にはエンジン主体のシステムである。シンプルで高い伝達効率を持つトランスミッションに強みがあった。

ヴェゼル ハイブリッド

従来型ヴェゼル

一方でホンダでは、i-MMDと呼ばれるもう一つのハイブリッドシステムも実用化してきた。これは2.0Lエンジンと2モーターを組み合わせたシステムでアコード、ステップワゴンなどで採用実績がある。その後、i-MMDはe:HEVに名称を改め、1.5Lエンジン版が昨年フルモデルチェンジしたフィットで初採用された。新型ヴェゼルは新型フィットとハイブリッドシステムの基本部分が共用される。

e:HEVの特徴は、機械的な変速機を持たないことにある。フィットハイブリッドの諸元表によれば、トランスミッションの項目には電気式無段変速機とある。これは実際には、モーターの幅広いトルクレンジに頼り、発進から中高速までをギアやベルトを使った変速をせず、一つの動力伝達機構で行う。この間、バッテリー残量や駆動モーターでの消費電力に合わせて、ガソリンエンジンによる発電も行われる。中高速度域以下では日産のe-POWERと概念が同じシリーズ式ハイブリッドということになる。

VEZEL HR-V リアコンビネーションランプ

新型ヴェゼル

ただし、モーターだけによる走行は高速域で非効率になるという弱点があった。e:HEVでは、高速域で駆動モーターが切り離され、エンジントルクと駆動輪が機械的に繋がる。このあたりは、日産のe-POWERと大きく違う。

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フルモデルチェンジでヴェゼルの外装、内装はこうなる

2021年2月18日に先行公開された新型ヴェゼル市販型のエクステリア、インテリアの特徴を詳しく見ていく。

新型ヴェゼル、エクステリアの特徴

新型ヴェゼルは、全高が低く抑えられ、前後方向に伸びやかなスタイリングが印象的となった。

VEZEL HR-V 2021

シンプルなボディスタイルが故に、ヘッドランプユニットからリアコンビネーションランプまで続く、直線的なキャラクターラインが際立っている。そして、Aピラーが立たされたことによって生みだされた長いノーズが、エンジンルームを強調し、車格が上がったような錯覚を引き起こしている。全長が従来型から伸ばされたように感じるが、実際の寸法の差は、それほど変わらないとしている。詳細なボディサイズ(全長×全幅×全高)の数値は、現段階では明らかとされていない。

新型ヴェゼル

この伸びやかなスタイリングは、発表前から一部がリークされていた。やはり全長は拡大されるのでは、という予想もあったが、これは良い意味でハズレた。従来型ヴェゼルのオーナーも納得できる程度のコンパクト感に収まっているようである。

ボディが大きくなったのではと思わせるもう一つの理由は、後席サイドウィンドウの形状にもあるだろう。ガラス部分が前後方向にしっかりと伸ばされて、その面積を広く感じる。このようなルーフ高が低く抑えられたモデルは、後席乗客に閉塞感を与えがちになるが、横に幅を持たせたウィンドウによって開放感を出すことで打ち消された。

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フロントの造形はマツダ顔?

新型ヴェゼルのフロントデザイン、最初の印象はマツダのSUVを連想してしまった人も多いはず。

VEZEL

VEZEL

CX-5

CX-5

例えばCX-5と比較してみると、切れ長のヘッドランプユニットや、グリルの配置バランスは、やはりマツダのファミリーフェイスに似ていると感じさせる部分である。さらにヘッドランプ下の広い無装飾エリアは、バンパーパネルの曲面だけで表情が作られており、これもフォグランプをヘッドランプユニット内に収めるようになってからのマツダ車で見られる特徴に近い。

しかし、これらを除けば意外にも共通点は少ないのではないか。

ボディ同色のフロントグリルは、新型ヴェゼルならではの独特な雰囲気を醸し出している。

VEZEL HR-V バックドア

リアコンビネーションランプは、従来型の縦のシェイプから、新型では横のシェイプに変わった。近年では定番となった、一文字のテールランプとその中央にメーカーエンブレムが置かれるデザインは、新しいクルマであることを印象づける。

新型ヴェゼルの車両価格、フルモデルチェンジ当初は4グレード展開

新型ヴェゼルのグレード構成を詳しく見ていく。

  • G 1.5L コンベンショナルガソリンエンジン+CVT 想定価格 FF 約228万円 / 4WD 約250万円
  • e:HEV X 想定価格 FF 約266万円 / 4WD 約288万円
  • e:HEV Z(装備:シーケンシャルターンシグナル、ピアノブラック調フェンダー色、ハンズフリーリアゲート、後席エアコン&USB充電ポート、ほか) 想定価格 FF 約290万円 / 4WD 約313万円
  • e:HEV PLaY (装備:ルーフ別色、パノラマルーフ、ほか)想定価格 FF 約330万円 / 4WD 設定なし

低価格、1.5L ガソリン車の設定

電動化が叫ばれるこのご時世に、低価格なエントリーグレードとしてGが設定されたのは、ユーザーとしては有り難い。ただし、このGグレードが装備面を含めて納得できるものであるかどうかは、今後の発表を待つことになる。

ハイブリッドのe:HEVが販売の中心となりつつある

先行予約の状況からも販売の中心となってきそうなのは、e:HEVのハイブリッドモデルである。また、今からの予約では納期は7月以降となる見込み。

後追いでEV仕様の追加を期待させる

今回の新型ヴェゼルは、欧州でも新型HR-Vとして発表されており、同地域でも販売されることになる。そんななか、今後ヴェゼルに搭載されるパワートレインタイプとして期待されるのがEV仕様である。

前述した通り、寸法に関する数値は現在のところ明らかとなっていない。しかし、最低地上高については、おそらく従来型より数センチ上がっている印象がある。これについては、もちろん雪道などで走破性を高めるSUV本来の狙いもあるだろうが、将来のEVバッテリーの積載を目論んだものである可能性も考えてもいいのではないか。

前述の通り、フロントではグリルがボディ同色にペイントされているのが特徴的である。こういったフロントグリルの主張が抑えられたデザインは、EVで採用されがちである。これもEVが内々に用意されているのでは、と思わせる要因の一つとなっている。

欧州ではCAFE規制の厳格化により、EVラインアップの拡充が求められている。詳しくは、
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次期ヴェゼルのインテリア

VEZEL HR-V インテリア

VEZEL HR-V フロントシート

前席シート高は、先代型よりわずかに低く、少しセダン寄りとなった印象。立たされたAピラーにより、斜め前方の死角は減少し、総じて運転しやすくなっているはずだ。

Aピラー付け根にあるエアコン吹出口は、通常のドライバーに向けた送風と、窓とドライバー頭部の隙間を抜け後席にまで届くモードの切り替えが可能。

操作面では、電動パーキングブレーキが装備される。

VEZEL HR-V リアシート

リアシートはリクライニング機能無し、前後スライド無しのシンプルなものである。その代わりとして、クッションには厚みがある。ホンダが得意とするセンタータンクレイアウトの採用で、座面を跳ね上げるチップアップ機能が備わる。

後席は、従来型ヴェゼルと比較して、全体的に後ろ寄りに設置されている印象がある。後席ニースペースは広くなっているが、その分、5人乗車時のラゲッジスペースは犠牲になっている。ただし、分割可倒式の後席を倒したシートアレンジでは、ほぼフラットの荷室となり、このクラスの車種としては車中泊としても使いやすく感じる。

新型ヴェゼル、早くも純正アクセサリー装備車を公開

VEZEL 純正アクセサリー

新型ヴェゼルの特徴の一つであるボディ同色のフロントグリルは、ユーザーによっては拒否反応があるはず。これには、ホンダもある程度予想していたようで、ワールドプレミアと同時に発表されたのが、純正アクセサリー装備車である。一般的なSUVらしくブラックアウトされたフロントグリルも用意される。

VEZEL アーバンスタイル

VEZEL アーバンスタイル

VEZEL アーバンスタイル2

VEZEL アーバンスタイル

VEZEL カジュアルスタイル

VEZEL カジュアルスタイル

VEZEL カジュアルスタイル2

VEZEL カジュアルスタイル

ヴェゼルはフルモデルチェンジで新型プラットフォームを採用するのか

次期ヴェゼルについて現段階では、市販型の車体と一部の仕様、グレード構成の概略の公開に留まっており、詳細はところまでは伏せられている。全てが明らかとなる正式発表まで、まだ少し時間が必要である。

次期シャトルとプラットフォーム共用の可能性

従来型ヴェゼルは、先代フィットのホイールベース延長版という構造が基本になっていた。

フィット ハイブリッド

GK型 3代目フィット

次期ヴェゼルも新型フィットをベースにしたボディ骨格になるのか?これについては、新開発プラットフォームが採用されるという説もある。

また、ステーションワゴンのシャトル2021年秋頃のフルモデルチェンジが見込まれており、これは次期ヴェゼルとプラットフォーム共用されることが予想される。

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