ホンダ・ヴェゼル 来春FMC、日本市場に最適化される

ヴェゼル

現行ヴェゼルの販売期間7年経過、次期モデルが準備中

ホンダのコンパクトSUVヴェゼルが2021年春にフルモデルチェンジを迎える見込みとなっている。

ヴェゼル Modulo x

現行ヴェゼル Modulo X

HONDA SUV e:conceptが、ホンダの次世代SUVデザインの方向性を示す

次期ヴェゼルのエクステリアは、2020年9月の北京モーターショーで公開された、HONDA SUV e:conceptがヒントになる。これは中国市場にターゲットが絞られたEV専用モデルであり、特に次期ヴェゼルを想定したデザインスタディモデルというわけではない。ただし、ホンダが目指すSUVデザインの方向性は掴むことができる。

ヘッドランプは、現行型の目頭部分が太いタイプから変わり、目尻にかけて厚みを増していくデザインとなる。

honda-suv-e-concept

HONDA SUV e:concept

全高は低め、ステーションワゴン風

コンセプトカーらしい大径タイヤを除けば、SUVとしては全高が低く抑えられているように見える。これに伴い、後席ヘッドクリアランスを確保するためにもルーフライン後半の傾斜はあまり付けられていない。

ホンダに限らず近年のSUVのルーフライン後半は、なだらかに傾斜をつけたファストバック風にすることがトレンドであったわけだが、新型ヴェゼルでこの流れは変わるかもしれない。

トヨタではカローラクロスが日本発売される見込み。こちらもステーションワゴン風のルーフライン。詳しくは、
カローラクロスは日本発売する。SUV化が進むトヨタラインアップ

次期ヴェゼル、ボディサイズは拡大の可能性

フィット ハイブリッド

GK型 3代目フィット

現行ヴェゼルは、先代フィットのホイールベース延長版という構造が基本になっていた。次期ヴェゼルも新型フィットをベースにしたボディ骨格になるのか?これについては、新開発プラットフォームを採用するという説もある。

全長4.3mSUVのメインは欧州市場、日本で売るには中途半端

現行ヴェゼルのボディサイズは全長4.3m前後であるが、実はこの大きさのSUVは、欧州で売りやすく日本では売りにくいという経緯がある。例えば、日産・デュアリス(欧州名キャシュカイ)もこれに当てはまるが、日欧で売られたもののヒットしたのは欧州だけで、日本市場では早々に同シリーズの販売が終了した。

キャシュカイ デュアリス

日産キャシュカイ(デュアリス)

ホンダは欧州市場への積極介入をやめた

ホンダは英国、トルコにある四輪工場を2021年に閉鎖し、欧州生産から撤退する。そして、F1からも撤退することが発表された。特に欧州に向けたEVとして新型Honda eもあるぐらいだから、欧州市場から完全に手を引くわけではない。ただこれまでのように積極的に欧州市場に介入することも無いだろう。

Aston Martin Red Bull Racing RB16

Aston Martin Red Bull Racing RB16

特に英国スウィンドンではシビックが生産され、日本に輸入販売されてきた。詳しくは、
シビックタイプR後期型が発売、英国工場閉鎖後のシビックはどうなる?

次期ヴェゼルは日本市場で売りやすい中型SUV

次期ヴェゼルは、ユーザーの軸が日本に戻ってくるなかでの商品設計となる。目指すところは日本で売りやすい中型SUVで、全長で言えば4.4m前後のクラス。そうなれば、現行型からボディサイズは拡大ということになる。

新型CR-V

CR-V

またホンダにはCR-Vという立派な中型SUVもあるが、これはあくまで北米向け商品である。全長約4.6mと大きく、国内での価格も手に届きにくい設定でラインアップされている。そのため現行型CR-Vは日本ではあまり売れていない。

ヤリスクロス対抗のコンパクトSUVも開発中か?

ヴェゼルがボディサイズ拡大となると、ホンダのラインアップはコンパクトSUV不在ということになる。フィット クロスターはあるが、あくまでフィットのグレードの一つ。販売好調なトヨタ・ヤリスクロスと対抗できるようなモデルではないだろう。

フィット クロスター

フィット CROSSTAR

そんな中、ホンダも専用デザインのコンパクトクロスオーバーSUVを開発中、という話はあるが、まだ噂レベル。しかし出せば必ず売れるという背景を考慮すれば、実現性は高いと考える。全長は4.1mクラスあたりか。

ヤリスクロス

ヤリスクロス

次期ヴェゼルのエンジンは、新型フィットと同タイプの可能性

7速DCTの廃止

2013年発売の先代フィットに搭載された、1.5Lハイブリッド(i-DCD)は現行ヴェゼルにも採用されている。しかし、これと組み合わさるトランスミッションの7速DCTにおいて、特に故障、不具合が多く評判が悪かった。

スポーツハイブリッドi-DCD

スポーツハイブリッドi-DCD

フィットは、2020年のフルモデルチェンジで4代目 GR型に切り替わり、このタイミングで7速DCTのシステムから脱却している。2モーター式のi-MMDハイブリッドのシステムを継承した「e:HEV」を採用している。

この1.5L e:HEVは次期ヴェゼルでも搭載されることになるだろう。

タイトルとURLをコピーしました