コムス後継シティコミューターとしてi-Roadコンセプトを発表
トヨタは、i-Roadコンセプトと名付けられた新たな二人乗りシティコミューターを2013年3月5日より開催されるジュネーブモーターショーで発表する。これに先立ってトヨタは、その車体のティザー動画を公開した。1月31日に発表されていたボディ真上からの写真と合わせるとその姿が見えてきた。
ティザー動画からi-Roadコンセプトは三輪電気自動車であることが判断できる
まず、トヨタの説明によれば、i-Roadコンセプトは二人乗りであることが判明していた。さらに、都市部に向けたシティコミューターとしてエミッションフリーであることが強調されており、これが電気自動車である可能性が強くなった。公開された真上からの写真では、コムスのようなシティコミューターボディであることがわかる。コムスは一人乗りであったが、このi-Roadコンセプトはフロントとリアに一名ずつ乗車するスタイルであることが想像できる。また、フロントには比較的大きな口径のタイヤが二輪備わっていることが確認できる。
さらに今回公開されたi-Roadコンセプトのティザー動画で判明したのは、リアが一輪であることだ。恐らくこれが電気モーターを使った駆動輪になると考えられる。つまりトヨタが提案する新たなシティコミューターとは、二人乗りの三輪電気自動車ということになる。一見するとピザ屋の宅配バイクのような風貌で、カーブを車体を傾けて曲がる姿が動画から確認できる。
コムスのような車幅の小さいシティコミューターは、コーナリング時の安定性が課題であったが、i-Roadコンセプトではリアを一輪化し車体を傾けることで解決したというわけだ。