インプレッサ・ツーリングワゴンが発売予定、アドバンスドツアラーコンセプトがその正体
今から1年前の2011年にデビューしたインプレッサSPORT/G4に派生車種としてツーリングワゴンが追加される可能性が高まった。そして、そのエクステリデザインは東京モーターショー2011で公開されたアドバンスドツアラーコンセプトがベースになるということである。
アドバンスドツアラーコンセプト公開時のその仕様は全長4580mm×全幅1880mm×全高1430mmで、パワーユニットは1.6L 水平対向4気筒 直噴ターボエンジン+ハイブリッドとなっていた。市販モデルでは全幅は1740mm程度に縮められるはず。エンジンはG4あるいはXVで先行して搭載が始まるスバル初のハイブリッドエンジンを指しているだろう。
インプレッサツーリングワゴンはレガシィの大型化により生まれた
インプレッサシリーズの拡充の背景には、北米でレガシィが水平対向エンジン搭載のプレミアムブランドとして認知されつつあることが背景にある。レガシィをさらに大型化し、セグメントを上げることによって、レクサスやアウディなどと競合できるような車格に育てるあげるのがスバルの狙いだ。レガシィの次期モデルは質感も大幅に向上し、価格的にもボディサイズ的にも敷居が高くなってしまうのだが、特に日本国内における従来のレガシィファン向けには、インプレッサシリーズを拡充させることでその穴を埋めようというわけである。
(写真は現行インプレッサSPORT)
現行のインプレッサSPORTは、そもそもワゴン車ではないのかと思いきや意外とリアオーバーハングは短い。全長で見てもセダンのG4が4580mmなのに対して、ハッチバックのスポーツは4415mmと170mmも短縮されている。
計画されているインプレッサツーリングワゴンの全長は、G4やアドバンスドツアラーコンセプトと同じ4580mmと考えられる。それでもレガシィツーリングワゴンの4775mmよりは短いのだが、日本のファンに大き過ぎると言われ続けてきたレガシィを思えば、好感する声が多いのではと考える。
インプレッサ・ツーリングワゴンの正式名称、発売時期については現在のところ未定。今後も追って紹介していきたい。