インフィニティQ80インスピレーションの対抗はBMW6グランクーペ
インフィニティは新型コンセプトカー、Q80インスピレーションを10月4日より一般公開されたパリモーターショー2014で発表した。
Q80インスピレーションのボディサイズは全長5052mm×全幅2027mm×全高1350mm、ホイールベースは3103mmということでフルサイズの4ドアクーペモデルとなる。プラットフォームは提携関係にあるメルセデスベンツのFRモデルと共通化され、具体的にはCLSクラスか或いはその後継モデルを指していると想定される。
ライバルはこのCLSクラスの他にBMW6シリーズ グランクーペが挙げられる。そのボディサイズは全長5010mm×全幅1895mm×全高1390mmとインフィニティQ80インスピレーションと非常に近い。むしろ全長4940mmのCLSクラスではサイズで劣るため、インフィニティブランドでBMW6グランクーペに対抗できる新規クラスを設定したとも考えられる。
まずはV6 3.0Lのツインターボハイブリッドの市販化が先か
ただし今回の発表では、インフィニティQ80としての市販モデルよりも搭載されるエンジンについて意欲的なアナウンスがなされた。
そのエンジンはV6 3.0Lのツインターボハイブリッドとしている。新開発のハイブリッドパワートレインで、最高出力は550hpクラスになることが予告されており、4WDとFRの切り替えが可能としている。2016年までにインフィニティブランドで販売されるモデルへ搭載される計画となっており、日本国内向けとしてはシーマ、フーガといった日産ブランドの上位車種へ採用されることが期待される。