ホンダは「N-VAN」をベースとした新型軽商用EVを2024年春に発売することを予告した。
航続距離としては、200kmが目標で、価格はガゾリン車と同等の100万円台となる見込み。
2022年の軽自動車セグメントでは、新型BEVとして「日産・SAKURA」と「三菱・eKクロス EV」が発売となり注目を集めた。BEVの商品化については、バッテリー容量と価格のバランスが重要となってくるが、新型N-VAN EV(仮称)は、先行する他社2モデルと同程度の性能を狙ってきた印象である。
また、ベースとなる「N-VAN」は、2018年7月発売で、助手席側センターピラーレスによる大開口ドアと、後席と助手席がフルフラットになる使い勝手の良さが特徴となっている。これまで、商用利用としてだけではなく、趣味やアウトドアでも広く活用されてきた。
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N-VAN EVの発売の後、パーソナル向けの軽EV、SUVタイプのEVの導入も計画されており、2030年までにグローバルで30機種のEVの展開と年間生産200万台超を計画している。さらに全固体電池の実証ラインにも着手し、約430億円を投じて、2024年春の立ち上げを予定している。
ホンダの軽自動車の電動化は計画通りに進捗
ホンダは、2021年4月の段階で行われた三部敏弘氏の社長就任時の会見でも、軽自動車の電動化について言及していた。その内容は、商用の軽自動車BEVを2024年に発売するというものであった。
今回の発表は、当時の計画に変わりがないことを示すもので、さらに、具体的な内容に踏み込んだものとなった。
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